ブッシュクラフト入門。初心者もわかるナイフの選び方とフェザースティックの作り方 | BE-PAL

ブッシュクラフト入門。初心者もわかるナイフの選び方とフェザースティックの作り方

2021.04.04

私が書きました!
アウトドアライター
とむ
ナダ在住、キャンプやトレッキング、スノーボードが好きな30歳。キャンプギアは徹底的に調べ上げて、後悔のないようにポチります。“好きなことを仕事に”をモットーにフリーランスライターとして活動中

今回は、ブッシュクラフトのテクニックの一つ、フェザースティックの作り方をご紹介します。

ブッシュクラフトに興味があるけど、何から始めたらいいか分からない、という方に知っていただきたい内容になっています。

フェザースティック作りに適したナイフの選び方も合わせてご紹介しますので、ブッシュクラフト初心者の方はぜひ参考にしていただければと思います。

フェザースティックとは?

フェザースティックは、ブッシュクラフトのテクニックのひとつで、薪や木の枝をナイフで薄く削ったものです。

焚き火の火おこしなどに使用することができます。

削った木が、ばらばらにならず、元の木とひとつに繋がっているのが特徴。

木の先端に、薄く削った木が羽根のように毛羽立つので、フェザースティックと呼ばれています。

販売されている着火剤を使用するよりも、作るのに手間も時間もかかってしまいます。

しかし、自分の手で作ったフェザースティックから火をつけた焚き火は、いつもより何倍も楽しめるでしょう。

フェザースティック作りに適したナイフ

僕は、ガーバー社のスパインというナイフを愛用しています。写真は著者私物です。

まず、フェザースティック作りに適したナイフはどのようなものか説明していきます。

フェザースティック作りに適したナイフには、ふたつの条件があります。

ひとつ目の条件は、シースナイフであること。

シースナイフとは、折り畳まずにシース(ナイフのケース)に入れるタイプのナイフのことです。

木を削る際にナイフに強い力が加わり、ナイフが破損してしまうこともあるので、折りたたみナイフは避けた方が安心です。

ふたつ目の条件は、グリップが手にフィットすること。

具体的には、ナイフを握ったとき柄が手のひらにちょうどおさまるものがおすすめです。

小さいナイフや、細いナイフは、力がかけにくいことがあります。

ナイフを使用しているときに、手から抜けてしまうと、非常に危険なので、しっかりと握れるものを選ぶと良いでしょう。

ナイフを使用する際の注意点

ナイフを使用する際は、安全のために手袋を着用してください。

滑り止めのついていない手袋は滑りやすく、ナイフが手から抜けてしまう可能性があります。

必ず、滑り止めがしっかりついている手袋を着用するようにしてください。

また、ナイフが届く範囲に人がいない、ものがないことも確認してから行なうようにましょう。

フェザースティックの作り方

今回は、キャンプ場などで販売している薪を想定し、それを使ったフェザースティックの作り方を解説いたします。

フェザースティックの材料には、杉などの柔らかい木材がおすすめです。

1.薪を細割にする

細割にした薪。

販売されている薪は、そのままの状態では太すぎて、フェザースティックを作成できません。

まずは、斧や鉈、ナイフなどを使用し、幅1cmから2cmほどの細い薪を作ります。

細くしすぎてしまうと、作業途中で折れやすくなるので、作業に慣れるまでは太めでもOKです。

2.木製の作業台を用意する

ナイフが地面についてしまうと、刃を痛めてしまうので、必ず木の上で作業を行なってください。

僕の場合は、薪の中から、地面において安定するものを選び、作業台として利用しています。

良い形の薪がなければ、薪を割るときに、平たくなるように割っておき、それを作業台として使用すると良いでしょう。

3.木を削る

木の角から削っていきます。

木の角を削るイメージで、木を回しながら少しずつ削ります。

最初のうちは、太く削ってしまったり、削り取ってしまったりすることが多いと思いますが、利き手でナイフをしっかり固定し、腕全体で押すように削ると、安定します。

削る角度を調整する時は、ナイフの角度を変えるのではなく、木の角度を調節するのがコツ。

木の下1cmほどの高さでナイフを止めると、削った木がバラバラにならず、1本の束にまとまりやすくなります。

細かい木くずは良い焚き付けになります。

バラバラになってしまっても、焚き付けとして利用できるので、気にせずにガンガン削りましょう!

4.完成!

楽しくて、夢中になってしまいます。

木を回しながら、満足のいくまで削れば完成です。

どこまで削るという決まりはありません。

薄い部分と太い部分を、適度に混ぜながら完成させると、火がつきやすく長く燃える、最高のフェザースティックが完成します。

ライターから一瞬で着火します。

細かく毛羽だったフェザースティックは、ライターなどで簡単に火をつけることができます。

フェザースティックを数本用意しておけば、薪への着火も簡単に行なえます。

削るときのコツ

初めのうちは、思うように削るのは難しいと思います。

ですが、たくさんのフェザースティックを作るうちに、力の入れ方が身につくはずです。

イメージ通りにフェザースティックを作るコツとして、以下の方法がおすすめです。

太めに削りたいとき

ナイフの根本で、力強く地面に向かって押し込むように。

木の角度を少し寝かせると、太めに削ることができます。

このときに、力を加えすぎてしまうと、木が折れてしまいます。

怪我をしないように、お気をつけください。

薄く削りたいとき

ナイフの真ん中あたりから、ナイフの根元にかけ、少しスライドさせながら削ると、薄く削ることができます。

木の角度は、地面に対して立たせるようにすると、力を加えやすくなります。

サイズの大きなフェザースティックを作りたいとき

大きなフェザースティックを作りたいときは、削る長さを長くしましょう。

1本1本が大きく広がり、写真映えするフェザースティックを作ることができます。

ブッシュクラフトは不便を楽しむ贅沢

着火剤を使えば、一瞬で火をつけられる現代に、あえて時間をかけて焚き火を「育てる」のがブッシュクラフトの楽しみ方のひとつです。

僕は、普段は着火剤などを使用してしまいますが、時間に余裕があるときは、ブッシュクラフトで火おこしをするようにしています。

皆さんも時間に余裕があるときは、自然の中で不便を楽しむ贅沢を味わってみてください。

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