• ホーム
  • イベント
  • 話題のワーケーションを体験!温泉地で名高い栃木・板室でやってみた感想は?

話題のワーケーションを体験!温泉地で名高い栃木・板室でやってみた感想は?

2020.12.04

栃木県那須塩原市にある板室は、下野の薬湯と呼ばれる温泉の効能を求めて、全国からこの地へ多くの人が訪れていた。

また日光国立公園内に位置することから自然が豊富で、標高1200mの沼ッ原湿原や一級河川の那珂川など、四季折々の花や木々が見られる景勝地としても有名である。

そんな板室では、温泉と自然に恵まれた環境に癒されながら働いてもらおうと、ワーケーションの取り組みを進めているそうだ。今回は、黒磯観光協会が開催するワーケーションツアーに参加し、板室で過ごすことの魅力を探ってみた。

なぜ板室でワーケーションをするのか

仕事スペースが設けられている旅館の1室。

ワーケーションとは、仕事をしながら休みを取る新しい過ごし方の造語。リモートワークやテレワークを採用する企業が増えたことで、どこでも仕事ができるスタイルが浸透してきたことで生まれた。

黒磯観光協会 会長の荻原正寿さん。

ところで、なぜ板室でワーケーションツアーが開催されたのか。実は、ワーケーションという言葉が生まれる前から、この地には数日間過ごしながら仕事をしていた人は多くいたと、黒磯観光協会の会長・荻原正寿さんは話す。

「文筆家や芸術家といった方々は、家や職場にこもらずに外で仕事ができていました。四季の景色を肌で感じたり、温泉や食で疲れを癒しながらリフレッシュしたりと、自由な形で過ごしていたそうです」

469年創業の老舗旅館・板室温泉 大黒屋。

板室でワーケーションをすることの魅力を荻原さんに教えてもらった。

「板室は、手が届くところに昔から変わらない自然が残っています。それゆえ、癒されるだけでなく自然の中でのアクティビティも豊富。宿に泊まるだけでもいいですが、休んだり遊んだりと好きなことで過ごしてもらいたいです」

仕事場となる宿を拝見

交差点の角地にあるONSEN RYOKAN 山喜。

板室温泉には有名な旅館がいくつかあるが、今回は2008年にリニューアルしたONSEN RYOKAN 山喜(やまき)にて宿泊。確かな“素”を提供することをコンセプトに、温泉から料理、環境、接客まで細かいところに素の良さが味わえる旅館である。

受付横のエントランスには薪ストーブを設置。

部屋数は8室と少なくしてゆったりと過ごしやすいようになっており、内装はすべて異なる設計になっているのが特徴。

身体で季節を感じられるインナーバルコニー付きの部屋、板室の景色が堪能できる部屋、温泉を独り占めしたい人向けのビューバス付きの部屋など、どれも個性のある仕上がりである。

今回泊まった梅・桃の部屋。

安定したフリーWi-Fiで仕事がはかどる。

この時期はGO TO キャンペーンの恩恵を受け、平日にもかかわらず満室という人気ぶり。スタッフに聞いたところ、11月はすべて部屋が埋まっているとのことだった! 筆者が泊まった梅・桃の部屋は、ロータイプのベッドが2つ横並びになったタイプ。

薪ストーブの近くでする仕事は、手が暖かくなり快適!

階段下にマッサージチェアがあり、誰でも利用可能。

中庭でくつろぐことも可能。Wi-Fiも利用できる。

部屋で仕事ができるのはもちろん、施設内にはどこでも仕事ができるように配慮がなされている。中庭、マッサージチェア、薪ストーブのあるエントランスなど、気分を変えながらできる。

立ち湯の名残が残った温泉。

気になる温泉を拝見。隅には天井から綱が吊るされているところがある。これは「立ち湯」と呼ばれ、一部深くなっている場所で綱を持ってお湯に浸かることで、水圧で血液循環が良くなると言われている。板室温泉で独自に生まれた入浴法とのこと。

ただ、山喜は安全面を考慮して水深は120cmと他より浅めになっており、代わりに底にかくばった石を敷き詰めることで足ツボを刺激する工夫を凝らしている。また、ぬるま湯はのぼせにくく、じっくりと浸かることができて身体の芯から温まることができる。

夕食は全15種類にもわたるフルコース料理。

山喜と酒造メーカーのコラボ日本酒も販売。飲み比べも可能。

料理は身体にいい食材をテーマに、近くの山で採れる山菜や近くで収穫した野菜を中心に提供。和食がメインで、こってりとした料理は少なく胃にも優しい印象。

仕事と遊びで疲れた身体を、これで補給することができた。朝食も和食で統一されており、朝の活動の活力になること間違いなしだ。

好みに合った枕を選べるフィッティングルーム。

夕方以降にオープンするオーナーこだわりのバー。

そのほかにも、好みの枕を自分好みに選べたり、夜にはスタッフもしくはオーナーと話しながらお酒が飲めるバーがあったりなど、仕事スペースだけでなく休憩時間も十二分に楽しめるスペースがあり、仕事と遊びを両立できそうであると感じた。

施設情報

ONSEN RYOKAN 山喜

栃木県那須塩原市板室844
TEL0287-69-0011
チェックイン:15:00~、チェックアウト:11:00
料金:¥18,700
http://yamaki-onsen.com/ 

豊富な自然で気分もリフレッシュ

渓流釣り体験ができる那須フィッシュランド。

宿で仕事をするだけなら意味がない。外に出て頭も心もスッキリすることだってワーケーションには必要不可欠! ということで、板室ではどんな体験ができるのか、実際に行ってみた。

まずは釣り体験。板室には原生林が数多く残っており、それを残しながら遊べる場所が多いのが特徴。この那須フィッシュランドでは、初心者向けの釣り体験が豊富に用意されている。

場所ごとに区切られており、初心者には直前に放流した魚が釣れる。

釣り経験が少ない筆者も挑戦!

エサを投げて数秒で釣ることができ、3匹を釣れた。

同施設は、魚を釣った数だけ料金がかかるプランと、時間を区切って釣り放題のプランの2つを用意。釣る楽しみを満喫したい人は前者、たくさん釣って併設した食堂で食べたい人は後者など、その日の気分に合わせて選べるのは嬉しい。

プランについて説明してくれた加藤さん。

「まったく釣りをしたことがない人もいらっしゃいますし、何年も釣りをする人もいらっしゃいます」とお話しするのは、同施設の専務取締役・加藤高太郎さん。施設内は犬連れOKなので、キャンパーさんの来場も増えているとのこと。

筆者が宿泊した山喜から車で10分もしない距離なので、手軽に行けるのも特徴。加藤さんにワーケーションをする人へコメントをいただいた。

「同施設は、ほぼ手付かずの状態を維持して運営しています。夏はホタルが見られますし、秋は紅葉が見られるので、来るだけでも癒されると思います。気分転換にぜひお越しください」

施設情報 

那須フィッシュランド 

栃木県那須塩原市板室46
TEL0287-69-0009(問い合わせ時間 9:0017:00
営業時間:8:0017:00(季節により変動あり)
休日:不定休
https://nasufish.com/

300点ほどの作品が展示された館内。

山喜から徒歩5分ほどの場所には、現代美術家・菅木志雄氏の作品を展示した倉庫美術館がある。倉庫のようにたくさんの作品を保管、展示したいという菅氏の思いと、国内外の方々にまとめて氏の作品を観ることができるスペースを作りたいという板室温泉 大黒屋の代表・室井俊二さんのもと運営されている。

同館を運営・管理する室井さん。

室井さんは笑顔でこう話していた。

「菅さんは一度お会いしたときから、この人は才能があると感じていました。まだ菅さんが現在ほどの知名度をもつ以前から彼の作品を購入して宿に飾っていました。時には周りから不満が出ることもありましたが、発信し続けて有名になることで全員が納得するようになったんです。

作品が先行してタイトルが付いてくるのではなく、タイトルが先行して作品が出来上がるという他とは反対の発想は、彼ならでは。同館には、作品の裏にタイトルが載っているので、板室にぜひ観に来てください」

なお、この倉庫美術館は大黒屋にて事前に予約し、500円で毎朝10時にツアーが開催される。芸術関連が好きな人は、気分転換に訪れてみてはいかがだろうか。

施設情報

板室温泉 大黒屋

栃木県那須塩原市板室856
TEL0287-69-0226
チェックイン:14:00~、チェックアウト:10:30
料金:¥20,000
http://www.itamuro-daikokuya.com/

板室ダム湖で行なわれるSUP体験。

那珂川沿いの林道を走るグラベルライド。

そのほかにも、板室ダム湖を周回するカヌーツアーや那珂川でのリバーウォーキング、那須高原でのパラグライダー体験、冬はマウントジーンズ那須スキー場でスノーシューツアーなど、外でのアクティビティも充実。

外遊びをして身体を思いきり使いたい人は、板室温泉旅館組合の公式ページを見て申し込みをしてもらいたい。

板室温泉でのワーケーションは行ってみる価値あり!

大黒屋の前で行なわれた星空観察会。

板室は、温泉街として1000年もの歴史を持つ地域で、自然も多く都会の謙遜から離れて過ごすにはピッタリ。身体を休めたり気分をリフレッシュしたりしながら、Wi-Fi環境の整った場所で仕事をするのは、きっと仕事がはかどるはず。

今後は、JTBやじゃらんといった旅行サイトにてワーケーションツアー&プランの予約を開設するとのことなので、試しに利用してみてはいかがだろうか。

板室温泉旅館組合の公式ページ
https://www.itamuro.com/

じゃらん
https://s.jalan.net/36uV7Zf
楽天トラベル
https://bit.ly/3lxcr47

文・撮影/小川迪裕

この記事をシェアしよう!
  • ホーム
  • イベント
  • 話題のワーケーションを体験!温泉地で名高い栃木・板室でやってみた感想は?

関連記事

『 イベント 』新着ユーザー投稿記事

『 イベント 』新着ユーザー投稿写真

『 イベント 』新着編集部記事

おすすめ記事