【BE-PAL×CAMP HACK連携企画 ママキャンパーに聞け!】第2回 時短キャンプ料理 | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • キャンプのコツ

    2017.11.09

    【BE-PAL×CAMP HACK連携企画 ママキャンパーに聞け!】第2回 時短キャンプ料理

    ママキャンプの達人に教わるお役立ち情報満載の、BE-PAL×CAMP HACK連携企画。

    第2回目のテーマは「ママキャンパー直伝! 時短キャンプ料理」です。前回に引き続き、2人のママさんに教えてもらいました。料理にかける時間を減らし、いかにして家族と過ごす時間を増やすかは、ファミリーキャンプの課題のひとつともいえますよね。ママさんたちの、料理に費やす時間の上手な使い方、ぜひ、参考にしてくださいね。

    【菅谷由理子さんファミリー】

    キャンプ歴15年以上。静かに過ごせる秋冬キャンプが好きというベテラン。一家そろって焚き火が大好きで、今回は豪快な焚き火料理も披露!

    【飯田みどりさんファミリー】

    2年ほど前からみどりさん主導でファミリー・キャンプデビュー。小さな子供のいる家庭ならではのアイデアがいっぱい。

    菅谷家では焚き火料理が定番!

    夜のメイン料理は焚火で焼く、豪快シェラスコ!

    焚き火台を囲むようにダイニングスペースをレイアウトしている菅谷家での定番は、やっぱり焚き火料理。今回の夕食のメイン料理は新兵器? を使った「シェラスコ」を披露。

    塩、コショウ、ニンニク肉の塊にすりつけて、ラップにくるんで1時間寝かせたら、専用の道具に肉をさし、焚き火台の上でひたすら焼くだけ。木製のハンドルがくるくると回るので作業がラク。簡単においしいシェラスコが作れますよ~。

    • シェラスコ用ローストスタンド:TSBBQ/ローストスタンド

    強火の遠火で1面ずつ焼き、表面がカリッとしてきたら、削ぎながら食べる。1/3くらいの大きさになると、肉がローストビーフ状態になっているので、スライスしてワサビ醤油で食べたり、サンドイッチの具にしたりするそう。みんなで焚き火を囲み、おしゃべりをしながら食べたり飲んだり……。いいですよね~。

    豆腐とピータン、特製ニラ醤油(自家製)を合わせるだけの「ピータン豆腐」も時短メニューとしてオススメ。その他、「トマトのサラダ」や「もやしのスープ」も登場。いずれもシェラスコを焼きながらでも、簡単に作れる。ちなみにトマトのサラダは娘のえみりちゃんの担当。小さいころからキャンプに親しんでいるだけあって、手際もバッチリだった。

    【菅谷家特製ニラ醤油の作り方】

    <材料>

    • 400cc前後のビン(フタ付きの密閉容器)
    • ニラ 1束
    • しょう油 250cc(適宜調整)
    • すりおろしニンニク 大さじ1(お好みで調整)
    • 七味 小さじ1(お好みで調整)

     <作り方>

    1. ニラをみじん切りにする。
    2. すべての材料をビンにつめる(醤油はニラが浸るくらいに調整してください)。
    3. フタをして軽くふり、冷蔵庫で1晩寝かせて完成。

    冷奴や納豆のタレ、厚焼き玉子(溶き卵に混ぜて焼くだけ)、炒め物の味付けとしても使えるそう。ぜひ、お試しください!

    朝食は夜の残りのスープを活用♡

    もやしのスープは多めに作り、翌朝は市販の餃子を投入して朝ごはんにするのが定番。もちろん麺やごはんを入れてもOK。おいしくて体も温まり、しかも簡単。ナイスアイデア!

    今回は、翌朝の餃子スープのことを考慮し、中華スープ(鶏がらスープの素)を使用。鍋で湯を沸かし、モヤシ、たまねぎ、きのこ類を入れて火が通ったらスープの素を投入し、塩コショウで微調整。仕上げにゴマ油を一振りすると風味が増す。
    コンソメを使う場合は、キャベツやベーコン、ソーセージを入れてボリュームをアップ。
    残りはゆでたパスタでスープパスタに転用しているそう。トマト缶を混ぜれば一気にイタリアンになるので、ぜひ、お試しを~。

    飯田家では家で下準備をして時短を実現!

    小さなお子さんのいる飯田家では子供たちから目を離せないので、キャンプ場で調理するときには家で下準備しておき、現場での作業は焼くだけ、混ぜるだけにしておくとか。また、「今日は徹底的に遊ぶ」と決めたときには、割り切って冷凍食品を活用することもあるそう。

    夕食は子供たちが大好きなチーズハンバーガー+ジャーサラダ

    ハンバーガーのタネは自宅で作っておき、現場では焼くだけにしておく。ちなみにバンズはホームベーカリーで作った手作りだ。ジャーサラダはふたつきジャーの中に重い素材から重ねるように入れていく。まず、ドレッシングを入れ、コーン、ニンジンの細切り……、葉野菜は一番上にのせる。家で仕込んでおけば、お皿に盛りつけるだけでOK。

    デザートはフルーツポンチ。こちらもジャーサラダのように、ふた付きの瓶に入れて持っていき、現地で容器に移すだけ。ミカン、パイナップルは缶詰、キウイやリンゴはクッキーの型抜きで星形やハート型にすると楽しい。星形の容器に入れれば、見た目もさらにアップ。「おいしそう~」と、子供たちも大喜だった♡

    意外とカンタン! 朝食の定番は炊き立てピラフ

    【朝ピラフの作り方】

    〈材料〉

    • オリーブオイル  適宜
    • ニンニク 1かけ
    • ミックスベジタブル(ニンジンやたまねぎなど、好みの野菜でもOK)  適宜
    • エビ、ウィンナーなど好みの具材
    • コンソメスープ(白米を炊くときと同じ分量)

     〈作り方〉

    1. お米を洗って水を切っておく。
    2. 鍋を温めてオリーブオイル、ニンニクを炒める。香りが出たら米を加えて軽く炒め、ミックスベジタブル、エビ、ウィンナーを加えて混ぜ合わせる。
    3. コンソメスープを加え、12分ほど炊く。10~15分蒸らして出来上がり。

    ピラフを蒸らしている間に、おかずのソーセージ&ベーコンを調理。

    自然の中、食後においしいコーヒーを飲むのもキャンプの楽しみ。豆も現場で挽いている。コーヒー豆は100均の店で買った透明ボトルに。

     

    40分ほどで朝食が完成! ピラフがこんなに短時間でできるなんて、目からウロコでした。

     

     簡単なのにゴージャスで見た目もバッチリの時短レシピの夕食、さすがですよね~。
    あったかいスープ餃子か、炊き立てのピラフか⁉ 寒い時期にもぴったりの朝食メニュー、ぜひ、作ってみてくださいネ。

     

    BE-PAL×CAMP HACK連携企画・第3回は、冬キャンプに欠かせない“焚き火の楽しみ方”を紹介します。乞うご期待♪

    取材協力/キャンピカ富士ぐりんぱ https://www.pica-resort.jp/campica-fuji/

    文=松村由美子  撮影=はぎひさこ

    NEW ARTICLES

    『 キャンプのコツ 』新着編集部記事

    自在金具の使い方を種類別に解説!キャンプでの必需品を使いこなすには?

    2024.04.06

    キャンプのレイアウトを考えよう!参考になるものを状況やグッズなどとあわせて紹介

    2024.03.27

    雪中キャンプ、北欧ではどう楽しんでいる?テントの選び方ほかスウェーデンのアウトドアガールが解説

    2024.02.29

    柱へのロープの結び方8選!キャンプで活躍するスキルを身に付けよう

    2024.02.20

    南京結びって知ってる?トラック荷台の結び方だけどキャンプでも便利だぞ!

    2024.02.06

    冬キャンプで失敗しないために必携の持ち物とは?経験者が明かす三大失敗談も

    2024.01.30

    スノーキャンプの魅力と持ち物を解説。女子キャンプで挑戦した冬遊びや防寒具も!

    2024.01.15

    アウトドアこたつで寒さを吹き飛ばせ! 夜の長い冬キャンは星空観察に絶好だ

    2024.01.05