ルーフトップテント付きの車をレンタルできる「オーバーランドキャンピング」、その魅力とは!?

2020.12.06

車中泊やキャンピングカーの流れが続いている中、最近は車の上にテントを設置して、車上で泊まる「ルーフトップテント」が話題を呼んでいる。しかし、値段はいずれも20万円を超えるものが多く、設置する人はまだ多くはない。

そんな中、オーストラリア人のルーク・ブリジフォードさんが運営するOverland Campers Japan(オーバーランド キャンパーズジャパン、以下オーバーランド)は、そんなルーフトップテントを搭載した車をレンタルする事業を運営しており、若者を中心に人気を集めているのだとか。実際にお会いする機会があったので、どんな車なのか拝見してきた。

今までになかったルーフトップテント付きの車のレンタル

今では生産終了になったトヨタ・FJクルーザー(公式Instagramより)。

ルークさんはオーストラリア人。若い頃からアウトドアと旅が趣味で、休みを作っては中東やヨーロッパなどを放浪していたそうだ。普段は外資系企業で働いているが、ある時に大都会で職場と家を行き来する日々が続き、将来に不安を感じていたとのこと。

日本に初めて訪れたのは21年前の1999年。バラエティ豊かな料理と四季で異なる風景、そして小さい島国ながらも緑が豊かであることに感銘を受け、12年前の2008年に日本に住むことを決めた。今では別の事業を兼業しながらこのオーバーランドを運営している。

いまだに人気が衰えないスズキ・新型ジムニー(公式Instagramより)。

オーバーランドのビジネスは、トヨタ・FJクルーザーとスズキ・新型ジムニーの2台を所有し、それにルーフトップテントを搭載してレンタルするといういたってシンプルなもの。ホームページのコンタクトフォームから申し込みをし、あとは個別に連絡をとって借りるだけ。

価格は1日18,000円+税と、そのほかに諸経費がかかる(詳細は最後に紹介)。ホームページは日本語だけでなく英語でも掲載されていることもあり、利用者は2030代の外国人の若者が多いとのこと。またルーフトップテントの収容人数が2人ということもあり、ソロもしくはカップルでの利用が多いそうだ。 

実際にルーフトップテントを載せた車を見せてもらった

ご友人とともにキャンプをしていたルークさん。

偶然にも、筆者がとあるキャンプイベントを取材したときにルークさんとお会いすることができたので、どんな車なのか拝見させていただいた。FJクルーザーはすでに生産終了している車だが、おもちゃを想起させる可愛らしいフォルムと4WD仕様で、今でもキャンパーから根強い人気がある。

簡単に設営・撤収できるシェル型のルーフトップテント。

車の上に載っているルーフトップテントは、イタリア製の「Autohome®︎(オートホーム)」というブランドのコロンブス。ベースとフタは軽量かつ高い耐久性のあるFRPを使用しており、汚れは中性洗剤を薄めて、やわらかいスポンジで擦るだけ。外装の洗浄は、カーシャンプーやワックスを使用できて手軽に扱えるのが特徴。

子供でも簡単に登れるアルミ製ラダー。

ドアにはビニールのバイザーがあり雨の侵入を防ぐ。

真夏でも熱がこもりにくい生地を採用。

「このシェル型はフタの金具を開ければすぐにセットアップできるので、使ったことがない人でも60秒で立てられるのがいいですね」

とルークさん。サイズは130×210cmで、高身長の外国人でも脚を伸ばしてゆったり寝られるサイズとのこと。 

天井には大きいメッシュポケットがあり、ライトや本、そのほか中で過ごすのに必要な小物を収納ができる。生地はドイツの化学薬品メーカー・バイエル社が製造するDralon®️(ドラロン)という繊維を使用した生地を採用。防水・撥水性だけでなく、呼吸や湿気による結露も防ぐことができ、通年とおして快適に過ごせる。

2名が寝泊まりしたときの写真(公式Instagramより)。

取材時は中に友人の私物などがあったため、中は撮影できなかったが、以前にルークさんが寝た時に撮った写真をお借りした。2名が横になっても問題なく寝られる広さだ。

スマホやパーソナルライトを収納できるポケット付き。

天井にはLEDライトを搭載。タッチパネルで簡単に操作できる。

車の上から眺める風景が一番の魅力

パネルをすべて閉じた状態。

このルーフトップテントの特徴は、大きく開くパネル。ここを全開にして外の風景を見るのがルークさんのオススメ。またテントが高い位置にあるため、心地よい風が通るのもいいのだとか。

寝る時や寒い時は、パネルをすべて閉じれば中は快適。

パネルを1枚開けて窓を開ければ、雨でも外の風景が見られる。

すべて開放した時の風景。

FJクルーザーの全高は約180cmで、その上にルーフトップテントを載せているので、高い位置で外の風景を見られます。よく海外で車の上にのってキレイな風景を見る写真がありますが、まさにそれが日本でもできます」

とルークさんは語る。実際にパネルを全開にして風景を見てみたら、紅葉した葉っぱが目の前に広がり、普段とは違った開放感ある風景を見られた。

そのほかに搭載された機能を拝見

ルークさんが国内でのディストリビューターを始めるアルカブ。

コロンブスのルーフトップテント以外にどんなものを搭載しているのか見てみた。ピックアップトラック向けのアクセサリーを展開する韓国初のAlu-Cab(アルカブ)というブランドの270°シャドウオーニングを搭載していた。

車のドアに干渉せず開け閉めもできる。

こちらは3本のフレームを回転させて開脚する構造で、車の横だけでなく後ろもシェードが伸びる。フレームの先端にはそれぞれ脚が折りたたまれているが、それがなくても安定し、周辺にテーブル・チェアを広げても干渉しないのが魅力。

「雨天や風が強い時は脚を伸ばしたほうがいいのですが、晴れた日はシェードをサッと広げて使えるのがいいですね。ルーフトップテントと同じく、設営・撤収が簡単にできるのも便利です。レンタルしたらぜひ使ってもらいたいですね」

イスラエル料理・シャクシューカを作るルークさん。

シャドウオーニングの他に、バックドアの内側に調理ができるカスタムキッチンを設置。これは職人の友人が特別仕様で作ってくれたそうで、立ちながら手軽に調理できるのもポイント。

「わざわざ調理のためだけにテーブルを組み立てるとなると、手間も時間もかかって面倒ですよね。これならドアを開いてすぐに調理に取りかかれるので設置しました。その他に、冷蔵庫やスマホも充電できるバッテリーやひと通りのキャンプ用品も完備しています」

ルーフトップテントからシャドウオーニング、カスタムキッチンまで、徹底して手軽さ・利便性を追求する姿勢が、気軽に外遊びを楽しんでもらいたいというルークさんの熱い想いが詰まっていた。

最後にルークさんに、オーバーランドへの想いを教えてもらった。

「日本には四季折々の風景が見られるだけでなく、全国に魅力に詰まった豊かな自然があります。オーバーランドキャンピングは、キャンプより手軽に、キャンピングカーより便利に使えるちょうどいいサービスだと自負しています。ぜひオーバーランドの車を使って、日本全国を手軽に旅してほしいです」

オーバーランドキャンピングは新しい旅の方法を提供するサービス

レンタカーと宿を兼ねた便利なオーバーランドキャンピング。しかも自然の中で寝泊まりもできるため、キャンプをしたことがない人でも簡単にキャンプを始められるのも魅力。ルーフトップテントに興味がある人も、オーバーランドの車を試してみてはいかがだろうか。 

サービス詳細

料金:1日18,000円+税(クリーニング代5,000円+税)
その他諸経費:損害保証金のデポジットとして現金50,000円が必要。
※車両が安全に返却されると返金されます。

付帯サービス:車両レンタル、保険保証(返金可・現金での保証デポジット)、走行距離制限なし、ルーフトップのテントと寝具(大人2名、子供1名)、電気冷蔵庫、コーヒーセット、1500Wのポータブル電源、ガス、BBQ、調理器具及びクリーニング用品、調味料(塩・胡椒、食用油など)、テーブル&チェア、Bluetoothスピーカー、充電器、ゲーム、その他
※追加オプションでウッドスタイルBBQ、プロジェクター&スクリーン、ETCカードレンタルなどもあり。

オーバーランドの公式ページ(英語・日本語対応)
https://overlandjapan.com/?lang=ja

公式Instagram
https://www.instagram.com/overlandjapan/

問い合わせ先
bookings@overlandjapan.com

文・撮影/小川迪裕

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