冬キャンプをフル堪能!リニューアルした北海道上川町「層雲峡オートキャンプ場」で宿泊体験 | キャンプ場 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.02.11

    冬キャンプをフル堪能!リニューアルした北海道上川町「層雲峡オートキャンプ場」で宿泊体験

    今年は11月初旬に積雪を観測した北海道。1月中旬で63cm以上も雪が積もり、すっかり冬一色に染まっている。

    そんな北海道の中で、アウトドアにぴったりな場所がホットスポットとしてあがっている。それが上川町。旭川市近郊の町で、面積は約1049平方キロメートル。180ほどある道内の市町村の中で12番目に広い(2018年時点)。

    緑が生い茂る層雲峡の夏。

    町の特徴として、層雲峡と呼ばれる峡谷があり、ここには県内有数の温泉街がある。また、ここで毎年行われるイベント・層雲峡温泉 氷瀑まつりは道内の三大雪祭りに数えられるほど人気で、幻想的な雪のオブジェが並んだり、1週間に渡って花火が打ち上げられたりと街を上げて盛り上がる2021年は130日~314日)

    2021年にリニューアルした温泉街にあるオートキャンプ場

    高価な白樺の薪を購入できるのはレア!

    そんな上川町に、リニューアル中の「層雲峡オートキャンプ場」がある。2021年の秋にはリニューアルがすべて完了し、通年型のキャンプ場として生まれ変わる予定。旭川空港からクルマで1時間ほど、温泉街からクルマで10分程度に位置する。

    施設の全体収容人数は600人で、ログ式のバンガローは17棟(夏季限定)、通年型のバンガローが5棟(さらに5棟増設予定)、週末移住コテージは15室ある。車中泊ができるカーサイトは12台(普通車9台、キャンピングカーなどの大型車3台・夏季限定)を有し、そのほかにも野球場やテニスコートなどスポーツができる場所も持つ広大なキャンプ場である。

    2021年から新たに導入した施設が多数ある。ここからは、実際に施設の詳細を泊まってみた感想と合わせてチェックしよう!

    施設1:雪中キャンプで極上のふかふかな雪を堪能

    レンタルして冬キャンプを楽しむ。タープも要望があれば設置可能。

    北海道の雪はパウダースノーと呼ばれ、世界的に見ても上質な雪質と言われている。同施設では、そんな雪の上でキャンプできる贅沢体験が特徴だ!

    キャンプ道具は持ち込みもレンタルもでき、道具を持ち込まない手ぶらキャンプもOK。レンタルできるテントや焚き火台、ファニチャーなどのほとんどはスノーピークなので、初心者でも安心して利用できる。スリーピングバッグはダウン入りのもので保温性も抜群。

    焼きマシュマロ体験も可能(有料)。

    料金はテント持ち込み料として1張1泊500円と非常にお得! 日帰りは入村料として1人350円。除雪はしないため、利用する前に自分たちで作業する必要はあるが、エリア内であれば広さ問わず自由に使用できる。ゆったりとキャンプをしたい人におすすめだ。

    施設2:週末移住コテージで家族旅行もワーケーションも可能

    家族4人でも十分に泊まれる広さ。

    2021年から新しくオープンした木造の宿泊施設。収容人数は2〜4名で、就寝スペースは2名ずつ並んで寝られる広い2段ベッドがある。暖房機器のほかに冷蔵庫、テーブルチェアがあり、コンセントが3箇所。断熱設備も充実しており、暖房もかけ続けることができるので快適に寝ることができた。

    土間に設けられたテーブルチェアで仕事もサクサク。

    木を基調とした空間と外の雪景色を堪能しながら働けて、非日常的な環境で新しい発想が生まれることだろう。費用は1棟1泊7,500円(冬期間は暖房料500円が別途必要)。一般的なコテージだと1万円以上はするので、テントサイトと同じくこちらもお得!

    施設3:トイレやシャワー室、共有キッチンがある炊事棟

    週末移住コテージ利用者のみ使える共有キッチン。

    週末移住コテージには台所がない。その代わりに、共有で利用できる共有キッチンがある。ここには2グループが別々で利用できるキッチンスペースと、食事や仕事ができるダイニングスペースが用意されている。

    牛肉をたっぷり使ったハンバーグをスキレットで調理。

    スペアリブと地元の野菜を使った極上のメニュー!

    備え付けのコンロや調理器具の使用は自由なので、途中のスーパーで買った食材をここで調理できる。ワーケーションとして利用することもでき、仕事や休憩に利用してみてはいかがだろうか。

    誰でも利用できる洗面台、洗濯機(1回200円)、乾燥機(1回200円)。

    温泉に行くのが億劫な人ならシャワー室(5分200円)もおすすめ。

    さらに、共有キッチンの隣にはトイレと洗濯乾燥機、シャワー室を用意。誰でも利用できるので、長期間の滞在で衣類を洗ったり、ささっと体を洗ったりとして使うのもいいだろう。

    施設4:個性あふれる通年型コテージでミニマムに素泊まり

    まるでドラム缶を横にしたようなシルエットは、日本ではあまり見かけない珍しい形。

    スノーピークの寝袋とマットは有料でレンタルが可能。

    こちらも新たに設置された宿泊施設。全部で5棟あり、収容人数は各2名まで。室内には暖房機器が投入されているので、冬でも宿泊できる。内側は木材をふんだんに使った室内で、一般的なコテージにはない特別感を味わえる。

    晴れている日は外で簡単バーベキューもあり。

    外にはコンクリートでできたベンチと炊事場があり、部屋を出たらすぐにバーベキューや焚き火ができる。食事の持ち込みもでき、焚き火だけを楽しむこともOK。費用は1泊6,500円(冬期間は暖房料500円が別途必要)。普段とは違ったちょっと特別な空間を味わいたい人におすすめだ!

    施設5:グランピングで非日常的な冬キャンプ

    スノーキャンドルで思ったより明るい印象。

    極め付けはグランピング。事前に予約すると利用でき、貸切制となっており、日帰り利用も加納。利用人数は最大8人までで、調理器具やファニチャー類はすべて備え付けている。テントは大型のベルテントタイプで、中には石油ストーブが用意されているので冬でも温かい。

    ランチはバーベキューやダッチオーブン料理も作ってみよう。

    貸切料金は10,000円〜で、食材や飲み物の持ち込みが可能。地元の食材をふんだんに使ったバーベキューセットをオプションで注文することもできる。

    炭起こしなどができない場合はスタッフが手伝ってくれるので、北海道でちょっとだけ贅沢なキャンプ気分を味わいたい人はぜひ体験していただきたい。 

    層雲峡オートキャンプ場でできる雪遊び体験

    ふかふかなパウダースノーで子供も大はしゃぎ!

    同施設はリニューアル前まで6月中旬から9月末までの営業だったが、冬の北海道を肌で感じてもらいたい思いから、2021年からはウィンターシーズンとして1月〜3月の金・土・日・祝のみ営業することになった。ここからは、そんな限定シーズンで遊べることを紹介しよう!

    レンタルできるスノーシュー。

    まずはアクティビティから。冬季は閉鎖しているバンガローやカーサイトの場所を活用して、スノーシューを履いて雪道を走ったり、大量の雪で作った滑り台を滑ったりと、雪を全身で感じられる遊びができる。

    雪を詰めて簡単に作れるスノーキャンドル。

    また、親子で遊べるスラックラインができたり、バケツにびっしりと雪を詰め込んでスノーキャンドルを作ったりと、身近なものでできる遊びも充実。

    3月にアウトドア体験ができるイベントを開催!

    ちなみに、3月6日(土)〜7日(日)の2日間、新たな冬のアウトドア体験を提案するスノーキャンプフェスティバル「ゆきんこCAMP FES」を開催。地元アーティストによる音楽ライブのほか、マルシェや体験型アクティビティなど、アウトドアビギナーが「一歩踏み出す」きっかけになるようなイベントが開催される。

    内容が決まり次第、公式ページで発表されるので、気になる人はぜひチェックしよう。

    層雲峡オートキャンプ場 公式ページ
    https://activitykamikawa.jp/

    北海道のキャンプは層雲峡オートキャンプ場で決まり

    普段では行けない北海道で、観光だけでなくキャンプもできれば旅行の充実度もアップすること間違いなし! 宿泊方法の一つとして、層雲峡オートキャンプ場を検討してみてはいかがだろうか。

    層雲峡オートキャンプ場 施設情報

    北海道上川郡上川町清川
    TEL.01658-5-3368(キャンプ場管理棟)
    営業期間:サマーシーズン/6月〜9月、ウィンターシーズン/1月〜3月
    お問い合わせ:info@activitykamikawa.jp

    層雲峡観光協会 公式ページ
    https://sounkyo.net

    撮影/大塚友記憲 文/小川迪裕

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