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    2020.04.29 セルフビルダー和田の自作で楽しむアウトドアライフ

    私が書きました!
    自然派ライター/セルフビルダー
    和田義弥
    1973年生まれ。旅、アウトドア、DIY、田舎暮らし、家庭菜園などのジャンルで活躍するフリーライター。これまで延べ3年3カ月かけてオートバイで世界一周したほか、自転車ではアラスカ、フィリピンを野宿ツーリング。2011年から茨城県筑波山麓の農村で田舎暮らし。自宅のセルフビルドや野菜づくりなど、できることは何でも手づくりの生活を実践中。著書に「キャンプの基本がすべてわかる本」(枻出版社)、「野菜づくりを基礎から学ぶ 庭先菜園12ヵ月」(実業之日本社)、「ニワトリと暮らす」(地球丸)、「菜園DIY入門」(地球丸)など多数。 http://www.wadayoshi.com

    いい季節になりました。裏山は新緑に萌え、小川の土手はタンポポの黄色い花で明るく飾られている。田んぼに水が張られ、夜はカエルの大合唱。その声量は半端ない。住宅街なら苦情がきそうな騒音レベル。都会から我が家に泊まりに来る友達がいると、何事やとみんな戸惑う。でも、車のエンジン音や街の喧騒と違ってカエルの声は心が和む。

    田舎暮らしの楽しさ

    田舎暮らしはとにかく家の雑事がたくさんある。しかも、それが結構楽しい。

    我が家では、セルフビルドした住まいにただいま玄関兼作業場を増築中。2間×2間(4坪)の、ささやかな大きさだけどもう半年以上かけてちまちま作っている。自分で家を建てるってそんなもの。3間×6間(18坪)の母屋は住めるようになるまでに4年近くかかった。玄関ができても、それで家が完成するわけじゃないし、セルフビルドってきっと終わりのないDIY。

    この春、小学校に入学した長女の机も作りたいし、冬の間、フル稼働していた薪ストーブの掃除もしなくちゃいけない。今シーズンの薪をこしらえるのも今だ。庭には冬の間に入手した大量の丸太が山になっていて、それをこれから割るのかと考えるとちょっとめげるけど。

    休みの日は家で家庭菜園

    それから、何と言ってもこの時期は畑ですよ、畑。天気のいい日に長靴を履いて土の上にいる時間のなんて気持ちのいいことか。これも立派なアウトドアライフ。

    3月に植えつけたジャガイモは出芽し、アスパラガスも芽を出した。秋にタネをまいたエンドウは白い花を咲かせてつぎつぎにサヤを膨らませている。

    冬の間、作物のなかった菜園は4月の始めに堆肥をすきこんで、6馬力のカルチベーター(耕うん機)で耕した。学校の25mプールほどの広さがある菜園で、開墾から5年ほどは鍬とスコップで体力勝負していたけれど、エンジン式のカルチベーターを一度使ったら戻れなくなった。鍬とスコップでやれるのはがんばって10坪までですね。我が家の菜園は、その10倍。土を耕すのは薪割り以上にくたびれる。

    で、菜園家にとって春から初夏は農繁期。なぜなら、夏野菜の植えつけを一斉にしなくてはならないからである。苗は早く植えても寒さでやられてしまうし、遅すぎてもうまく育たたない。関東の平野部であれば、夏野菜の植えつけ適期というのはだいたい4月下旬から5月中旬だ。

    トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、トウモロコシ、エダマメ、サトイモ、サツマイモ、オクラ、ショウガなど、この2~3週間の間に一気に植えなくてはいけない。トマトだけでも10種類は作りたいし、トウモロコシやエダマメはそれぞれ100株くらいほしい。種をまいたり、苗を植えつけたりする前には、栽培スペースとなる畝を整えたり、ツルや枝を誘引する支柱を用意したりと、とにかくやることがたくさんあるのだ。だから家庭菜園をやっていると、5月の休日はもうそれで時間が過ぎてしまうのである。

    トマトを育てるならミニか中玉

    みなさんも休みの日は家で家庭菜園どうですか? 何も100坪なんて広さは必要ない。1㎡でも3~4種類の野菜を育てられるし、庭がなければベランダにプランターを置いてもいい。

    で、家庭菜園をはじめるにあたって、みんなが何を育てるかといったらやっぱりトマトが1番人気なんですね。そのまま食べておいしいし、たくさん採れたらソースにしても使い勝手がいい。うまく育てれば7月から10月まで採り続けることだってできる。

    そんな有機無農薬でおいしいトマトの作り方を紹介しましょう。

    まず、重要なのは品種選び。トマトは大きく分けてミニ、中玉、大玉の3サイズがあるけれど、大玉は圧倒的に難しい。初めて育てるならミニか中玉がおすすめだ。トマトは湿気が苦手なので、畑は水はけがよく日当りのいい場所を選び、苗を植えつける前に1㎡あたり3㎏の堆肥と有機質肥料100~150gを入れてよく耕しておくこと。

    苗は本葉7~8枚で1番花が咲き始めるころが植えつけ適期。植えつけの時期と合わせてこの苗の成長段階がとても重要。苗半作という言葉もあるくらいで、野菜がうまくできるかどうかの半分は、苗の良し悪しで決まるのです。

    2株以上植えつける場合の株間は50㎝。根鉢にたっぷり水をやってから植えつけ、その後は葉がしおれるようなことがない限り水やりはしない。

    植えつけたら風で倒れたりしないように支柱を立てて紐で結ぶ。

    生長すると葉のつけ根からわき芽が伸びてくるので、それは小さいうちにすべて取る。放っておくと繁茂して収集がつかなくなる。主枝1本を伸ばすのが基本である。

    我が家では追肥はしない。長年、上質な堆肥をたっぷり鋤き込み続けているおかげで、土がしっかりできているから、あまり肥料を入れなくても野菜がよく育つ。一般的には実をつけ始めると養分をたくさん使い株疲れしやすいので、3段目の実がついた頃に1㎡あたり50g程度の追肥をするとよい。あとはわき芽欠きさえきちんとやっておけば、放任でどんどん実をつける。ヘタのそばまで真っ赤に熟したら収穫。5段目まで採れれば上出来だ。

    畑をやっていると暮らしに安心感が埋まれる。食べ物を自分で作れるんだからね。スーパーに行っても野菜コーナーはいつも素通り。ほぼ自給できているし、絶対、有機無農薬のうちの野菜のほうがおいしいもの。

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