美味しく食べて、心身のご機嫌をとる。日々の幸せ度を底上げするサービス『整えごはん』 | ナチュラルライフ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2019.11.30 今日からできるエシカル生活

    私が書きました!
    編集者・ライター
    ニイミユカ
    兵庫県出身、浅草在住。よく食べよく動く、編集者・ライター。衣食住など生活にまつわる地に足のついた企画をメインに、雑誌や書籍、WEBメディアなどで編集・執筆しています。instagram @yuknote

    キャンプやハイキングなど、外遊びを楽しむうえで、これからも地球には気持ちよくあってほしいもの。そのためにも“エシカル生活”を始めてみませんか? 「エシカル」とは、自然と人と動物がちょうどよい塩梅で共存できる世界を目指すこと。日本人が古くから持ってきた「おかげさま」「足るを知る」といった考え方を実践することが、“エシカル生活”につながると考えられています。ここでは、日々に楽しみながら取り入れられる、エシカルな物事を紹介していきます!

    第4回:身近な旬を“食べて整える”、アーユルヴェーダを日常に。

    今回ご紹介するのは、「アーユルヴェーダ」という、インド・スリランカ発祥の伝統医療にまつわるサービス『整えごはん』。

    アーユルヴェーダは、5000年もの歴史をもつ、インド・スリランカでは一般的なものです。その治療方法は、ハーブなどを用いた食事療法や、オイルマッサージ、呼吸法、ヨガなど。生活に取り入れられる手段で、病気を予防。健やかな心身を保つことを目的としています。鍵は、「ドーシャ」と呼ばれる3つの要素(「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」)。この3つのバランスによって、一人ひとりの体質を決定、治療していきます。ただ、バランスは人によって違うため、対処方法も人ごと。だからまずは、自分のドーシャを知ることが大切になるんです。

    ……なんて聞くと、難しそう! と思うかもしれません。かくいう記者も、そうでした。でも、アーユルヴェーダは、自分の体質と基本的な理論さえ知れば、スーパーで手に入る食材やシンプルな方法で日々の生活に活用できるんです。

    そんな方法を、日本で紹介しているのが『整えごはん』。今回は、主宰の三野村なつめさんに、そのサービスやアーユルヴェーダのおもしろさについて伺いました。

    『整えごはん』主宰の三野村なつめさん。普段は、アーユルヴェーダを活かしたコスメ『ARYRUVIST(アーユルヴィスト)』を立ち上げ、運営している。

    季節の変わり目でイマイチな体を引きずりながら、三野村さんの元を訪れた記者。取材前に出してくださったのが、冒頭の一杯です。

    「温かいうちに、どうぞ」

    ーー(漂う湯気)わ、スパイスの香りに、少し食欲が湧いてきました。これは一体なんですか?

    「キッチャリーという豆粥です。お米とイエロームング豆を煮て、コリアンシード・ターメリック・クミンシードといった、数種類のスパイスを仕上げに使っています。イエロームング豆は、消化するときに腸でガスを発生しづらいんです。だから、消化に良くて、『食べながら浄化できる唯一の豆粥』と表現されるほど。インドでは、僧侶の断食修行明けにも用いられているんですよ。私たちの生活に置き換えるなら、風邪をひいたときにもいいですね」

    ーーありがとうございます。早速ですが、アーユルヴェーダって、どこか難しいイメージがあります……。

    「そもそも、3つの要素に体質を分類するっていうところから、ハテナが浮かびますよね(笑)。オイルマッサージの印象も強いからか、エステ、女性のものといったイメージをもつ方も多いです。

    さまざまな方法や治療が用いられますが、基本的には、美味しく食べて、生活して、心身のご機嫌をとる。それがアーユルヴェーダです」

    冒頭で出していただいたお粥のキット。『キッチャリークレンズ』(1,100円)。

    ーー美味しく食べて、生活して、心身のご機嫌をとる。基本的なことですけど、現代社会では難しいことでもあるような。

    「そうですよね。私もそうで、アーユルヴェーダに足を踏み入れたのも、できていなかったことがきっかけ(笑)。

    数年前まで、16年くらい専業でコピーライターをしていたんですけど、昼夜問わず激務。休みもない日々が続いて、難聴気味になってしまったんです。そうしたら、友人のアーユルヴェーダ医が『白いごま油で耳をマッサージして、これとこれを摂って』と教えてくれた。どれも、スーパーで売ってるようなものばかり。当時の私は『そんな、おまじないみたいなことで解決するなんて!』と半信半疑でした。

    でも、あまりに忙しくて病院にすらいけないから、試してみたんです。すると、驚くほどに改善されて……。心身のピュアさに驚くと同時に、自分をおざなりにしていたことに気がつきました」

    ーーああ〜。忙しいとつい、適当にごはんをすませたり、睡眠不足になったり、肌荒れしたり……。自分は後回しになりますよね。

    「その結果、原因不明の不調や大きな病気に繋がったら悲しいですよね。

    私は、アーユルヴェーダのシンプルな方法で不調が改善されたことに感激したことで、インド・スリランカに通ってアーユルヴェーダを体験したり、学校で学んだりしました。そして、もっと広く知ってもらおう。たくさんの人に自分を大切にしてもらおうと始めたのが、『整えごはん』です」

    ーーなるほど。では、そんな『整えごはん』について、詳しく聞かせてください。

    「はい。体の内外からアプローチするアーユルヴェーダの、内側。つまり、食事に注目したサービスです。現在は、その基本知識と具体的な取り入れ方を、キットにのせて紹介しています。

    例えば、“便秘解消”を特集したスープの冊子と、特集に合わせた体質別おすすめのスパイスと食材のキット。他には、スパイスセットや、お茶セットもありますよ。それぞれ、“食べて浄化するアーユルヴェーダ粥”とか、“眠れない夜のカモミール・チャイ”とか、“HOT”“COOL”など、さまざまなテーマを設けて」

    心身のリラックスにおすすめのカモミールたっぷり『眠れない夜のカモミール・チャイ』(1,300円)。「角煮を煮るときにこれを入れたら、抜群の味に仕上がります」。スパイスをマスターすれば、このキットもアレンジもできる。

    ーーいずれも、身近な不調や悩みに寄り添う内容ですね。

    「はい、そうなんです」

    ーーテーマにされている便秘や不眠などって、いわゆる「未病」と呼ばれるもの?

    「そう。それこそアーユルヴェーダの出番ですね。病気を治すこともしますけど、まずは心身の調子を整えて、健やかに美しく保つ。

    元気な人って、肌や髪の毛はつやつや。声にもハリがあって、なんだか輝いて見えません? そういう健やかな状態は美しい。アーユルヴェーダがエステに活用されるのは、心身の状態を底上げするものだからかもしれませんね」

    ーー「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」。そんなことわざを思い出しました。

    「まさにそうですよ」

    身近な食材や旬で、私たちはご機嫌になれる

    スパイスや食材と一緒に届く冊子。写真や言葉も魅力的で、台所に常備して、事あるごとに読み返したくなる。

    ーーアーユルヴェーダって、スパイスのイメージも強いです。

    「インド・スリランカの食生活が影響しているのかもしれません。『整えごはん』では、体質別におすすめのスパイスも、体調やシーンごとで紹介していますよ」

    ーーそれは嬉しい! 私たち編集部や読者の中からも、キャンプなどでスパイスを買い込んで、消費しきれない、アレンジ方法がわからないという声も聞こえてきます。

    「そうおっしゃる方、多いです。

    アーユルヴェーダでいえば、例えばブラックペッパーは、体を温め、新陳代謝をアップ。他にも、消化力を高めたり、鎮痛、便にもいいといわれています。あと、ターメリックは、抗酸化作用・消炎作用・解毒作用などがあって、すべての体質にマッチするんですよ。フェンネルシードも、どなたにもおすすめ。消化を促進してくれて、下痢や腹痛にもいい」

    三野村さんが日々活用しているスパイス。

    ーースパイスをどんどん使いたくなってきました。では、スパイス以外で、どの体質の人でも生活に取り入れられる方法があれば、教えていただけませんか。

    「じゃあ、緊張してドキドキするプレゼンの前。鮭おにぎりを一つ食べてみてください」

    ーーコンビニのおにぎりでも?

    「OK。まずは、取り入れられるもので大丈夫です。鮭に含まれる良質な油分と、お腹に程よくたまる糖質のごはんのペアが、心を鎮めてくれますよ。

    あとは、イライラしたら甘いものを少し。よくストレス解消に甘いものを食べるっていう方がいますけど、あれは正しい反応なんですよ(笑)。ただこのとき、ケーキやクッキーもいいけど、非加熱のはちみつをティースプーン一杯舐めるだけでも十分。甘いものは気持ちを丸く、穏やかにしてくれます」

    三野村さんの本棚。アーユルヴェーダは気になるという方は多いけど、いざ知識を入れようとすると挫折してしまう人も。忙しい現代人に、これらの知識をわかりやすく伝えてくれる三野村さんの言葉やレシピが、ありがたい。

    ーーどちらも、どこかおばあちゃんの知恵袋みたいですね。

    「ふふ(笑)。確かに、近いものがありますね。突飛なようで、突飛でないというか。

    アーユルヴェーダは仏教とも密接なんですが、仏教の教えの一つにある『身土不二』という言葉をご存知ですか? 人間の身体と土地は切り離せない、という意味で、身近な旬の食材や土地の伝統食は身体に良いという教えです。

    なにも、ヘルシーフードやスーパーフードを手に入れなくていい。自分の住む地域の、旬のものを食べていれば、自ずとその時期に心地良く過ごせる心身になっていくように、私たちはできているんです。

    これは、地球環境の面から考えても、理にかなってるんですよね。その土地のものを食べれば車や飛行機などで運ぶ必要はないし、農薬や肥料に頼らなくてもすくすく育つ。余計なエネルギーがいらないから、あえてエコロジーとかエシカルとかを意識しなくていい。

    『整えごはん』は、そんなマインドや生活にシフトしていくお手伝いができればと、思うんです」

    美味しい食卓が、最高の薬

    毎日の食事を充実させることは、何よりの薬と三野村さん(写真=『整えごはん』HPより)。

    「『今夜、なに食べよう?』って思い浮かべることって、嬉しくないですか。『今日は寒いから、生姜たっぷりのスープにしよう』とか、『お腹の調子がいまいち』だから、整腸作用のあるミントを取り入れてみたり。

    自分や家族の体調や好みと、旬のものをイメージして、ごはんをつくる。そして、それによって心身が整い、ご機嫌に毎日が過ごせる。とっても幸せです。

    なにも、ストイックにならなくていい。私自身、お酒が大好きで、二日酔いになる日だってあります(笑)。でも、健やかな日々は、美味しい食卓がつくってくれるんですよ」

    ーー『整えごはん』は、そのサポートをしてくれる。

    「はい、そういう存在になったり、そうできればいいなと思っています。

    私たちのお伝えすることが、ノリで買っちゃったスパイスが消費しきれない! の対処法でもいい。まずはアーユルヴェーダの世界を、ちょっと体験していただけたら。それで、いい香りがしたり、食欲が増したり、さらには体調が上向いたら最高じゃないですか」

    ーーはい。しかし改めて、食べることは、生きることの基本ですね。今日は、大切だけど忘れがちなことを教えていただきました。ありがとうございました!

     

    『整えごはん』代表 三野村なつめさん
    アーユルヴェーダ・アドバイザー、コピーライター。南インドやスリランカを数度訪れた後、アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド『ARYURIVST』やレシピとスパイスがセットになった『整えごはん』を立ち上げる。
    YAECOと共同開発したカカオスパイスティーが、 2019年10月25日より全国の『Biople by Cosme Kitchen』にて先行発売中。また、この11月には肉料理にやスイーツにも相性抜群のミックススパイス『COOL』と『HOT』(各1,180円)も発売(すべて送料無料)。

    <『整えごはん』概要>
    WEB:https://totonoegohan.theshop.jp/

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