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  • 【夢のログハウス】旅の途中で出会ったログハウス

    2015.12.26

    自慢のログハウスを拝見、どんなライフスタイルを送っているかをレポートする第2弾。

     

    今回は、アウトドアツアーカンパニー「トリッパー」代表・太田圭司さん(44歳)。

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    冬のやわらかい陽を受けながら、デッキでコーヒーをいただく。左手には昔なじみという向山、右手には長良随一の清流・板い た取ど り川が わが流れている。今年はカメムシが多くて」そういいながら嬉しそうに笑う太田圭司さん。

    薪ストーブの燃料となる間伐材集め、家やデッキのワックス塗り、5日に1度は行なうという芝刈り、そんな山暮らしの苦労を笑い飛ばしては聞かせてくれる。その間にもドラム缶風呂の火力を調節し、お湯の温度を確かめては薪を無駄にすることなく、隣の竈へと移して夕食に備える。考えるより先に手が動くのだろう。その背中が、ここに暮らす喜びを雄弁に物語っている。

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    太田さんは20歳での単車日本一周を皮切りに、オーストラリアやネパール、モンゴルなどを旅してきた。放浪のさなかに奥様と出会い、結婚。いったん帰国したものの、ふたたび夫婦で1年の旅に出た。

    手作りの大テーブルとハンモックが据えられたリビング。 仕切りが少なく、開放感あふれる太田家の憩いの場。

    手作りの大テーブルとハンモックが据えられたリビング。
    仕切りが少なく、開放感あふれる太田家の憩いの場。

    ふたりの子供に恵まれたあとも、ラフティングガイドとして一家でニュージーランドへと赴いた。帰国後、故郷・板取川のほとり(岐阜県)にこのログハウスを建て、自身のツアーカンパニーを設立している。一見、野外人生の王道を歩いているようだけど、バックパックひとつの放浪と、家を建て定住することは大きく異なるのではないか。「そうだけど、ログでの暮らしや仕事自体がキャンプみたいなものなんですよね」と太田さん。

    リビングはそのままデッキへ、丹精した芝の庭へ、そして周囲の自然へと展開してゆく。人は、終つ いの棲家を求めて旅しているのだろうか。「でも、ぼくは一生旅人でいたいと思っているんです」。

    15-1ドラム缶風呂に肩までお湯に浸かり、心地良さそうに伸びをする。
    つぶやく声は虫の音、背後の沢音へと溶けてゆく。

    自作のゲストルーム。

    自作のゲストルーム。

    太田圭司さん 44歳 アウトドアガイド
    流丘(るく)くん 12歳 小学6年生
    太田さんファミリーはカヌーやキャンプを楽しむアウトドア一家。
    奥様と長女の美里ちゃん(14歳)は残念ながらお留守でした。14-3 - コピー14-4 - コピー

    所在地:岐阜県 
    築年:2007年
    平米数:113.2㎡ 
    間取り:3LDK
    世帯数:4人

    太田さんが主催するツアーカンパニー「トリッパー」。
    長良川でのラフティングやケイビングが大人気! 
    http://www.tripper-jp.com

    構成/麻生弘毅 写真/小倉雄一郎(本誌) 協力/BESS

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