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皮ふを健やかに保つ重要性
そもそも「皮ふ(肌)」も臓器の一部であることを知っていますか?
皮ふは「内臓の鏡」ともいわれ、全身状態を表すのだとか。また、体温調節や皮脂の分泌、血液や体液が失われないようにするなど、体を正常に保つためにとても重要な役割を担っています。
だから皮ふを健やかに保っておくことはとても大事なのです。
ただ、紫外線にさらされたり、手洗いや炊事で何度も水に触れたり、寒さなどで乾燥したり、お風呂に入れない場合もあったり……。外遊びはさまざまな外的要因もあり、肌トラブルが起きがちです。
健やかな肌づくり「基本の3ステップ」
そんな刺激に揺らぎにくい、健やかな肌を保つコツとは?
『ユースキン製薬』企画部 コミュニケーショングループの五嶋(ごとう)文乃さんが「健やかな肌のために大切」と教えてくださったのは、〝洗う・うるおいを与える・守る〟の3ステップです。

◆Step.1 清潔に保つ「洗う」
まずは肌の汚れや余分な皮脂を落とし、清潔に保つことが基本です。
「健やかな肌」とは、肌のバリア機能が整った状態です。そのためにも肌の表面は清潔にしておくこと。
「肌は表皮・真皮・皮下組織の3つから成り立っており、表皮には角層という0.02mmほどの層があります。この角層が外部刺激から体を守るのですが、ごく薄いので、掻いたりこすったりとちょっとしたことで乱れやすいんです。乱れていると、汗や花粉など、あらゆるものが刺激となります。だからこそ、まずは肌を清潔にし、土台を整えましょう」(五嶋さん)
<洗い方>
・洗う時は、ゴシゴシこすらない。
・洗顔料や石けんは泡立ちのよいものを選び、泡で顔や体を包むようにやさしく洗う。
・すすぐ際は、人肌程度のぬるま湯で、すすぎ残しがないように。お湯は皮脂を奪いすぎてしまう。
・タオルで拭く時も、こすらずやさしく押し当てるようにして水分を拭き取る。
◆Step.2 保湿クリームなどで「うるおいを与える」
乾燥も、角層が乱れる要因の一つです。洗うなどして清潔にしたら、次は化粧水や乳液、保湿クリームなどでうるおいを与えます。
「保湿ケアで目指すのは、肌本来のバリア昨日が正常に働くよう、環境を整えてあげることです」(五嶋さん)
◆Step.3 日やけ止めで「守る」
最後に、さまざまな肌トラブルの原因になる紫外線から肌を守るため、日やけ止めを塗ります。
「日やけ止めは真夏だけのものではありません。春先でも、曇りの日でも、紫外線は降り注ぎます。室内でも窓ガラスを通して入り込みますので、夏場以外でも紫外線対策が大切です。お肌に合うものを、ムラなく、一年中塗りましょう」(五嶋さん)
まず一つ取り入れるなら?「ハンドクリームを携帯しよう」
肌のために、保湿の重要性や、日やけ止めを塗ったほうがいいことは百も承知。でも、急にいろいろなケアを取り入れるのはハードルが高いよ〜!という方もいるでしょう。
キャンプが大好きという『ユースキン製薬』企画部の髙嶋俊継さんは、「ハンドクリームを携帯するだけでもいい」と続けます。

「例えば、キャンプで片付け終わった後の手は、水仕事や土、灰などに触れて荒れていることがあります。そういう時に、ハンドクリームを携帯していればサッと塗れますし、乾燥などの肌トラブルも軽減されます。
大事なことは、携帯していることです。持っていないと『乾燥したな』と感じても対処することができません。つねに携帯してこまめに塗る習慣をつけておくだけでも、ずいぶんちがいますよ」(髙嶋さん)

また、ハンドクリームを携帯することは防災にもつながるそうです。
「避難所生活では十分にお風呂に入れません。また、アルコール消毒や手を洗った後など、そのままにしていると手肌ががさがさに荒れ、つらい状態になってしまいます。でもハンドクリームを携帯していれば、非常時でもいつものようにケアすることができます。手肌を健やかに保つことは避難生活の心身を助けてくれるでしょう」(髙嶋さん)

お悩み別 ケアとポイント
続いて、アウトドアシーンで多いお悩み別の、ケアとポイントを聞きました。
◆日やけ
まずは日やけです。「いやいや、アウトドアを楽しむ人間が日やけを気にしてちゃ格好悪いだろう!」なんて思わないで。過度な日やけは、ヒリヒリするだけでなく、シミ・しわ・たるみの原因になったり、肌がガサガサしたり、敏感肌の原因になったりと、さまざまな肌ダメージを引き起こす可能性が高まります。肌やライフスタイルに合った日やけ止めを適正に使うことが大事です。
・予防方法
一にも二にも「日やけ止めを塗る」こと。ただし、塗ればOK!というわけではありません。ポイントはムラなく塗ること。首の後ろや耳も、忘れずに。
<日やけ止めの塗り方>
●顔 頬(2箇所)・おでこ・鼻・顎の5点に適量置き、伸ばす。
●腕や脚 すーっと線を描くようにのせ、くるくると螺旋を描くように塗り広げる。


・日やけ止めの選び方
日やけ止めにもさまざまあり、SPFもいろいろ。SPFとは、肌を赤くする紫外線B波(UVB)を防ぐ効果の指標です。1〜50+(50以上)で表示され、数値が大きいほど効果が高いといわれますが、高いからよいというわけもないのだとか。
「SPFが高いものは、紫外線防止効果が高いぶん、肌負担が高いともされるんです。日常生活では、20〜30程度で十分。また、お子さんや敏感肌の方は、SPFが低い、肌にやさしい日やけ止めを選ぶことをおすすめします。2〜3時間ごとなど、こまめに塗り直せば意味はありますよ」(五嶋さん)

うるおい成分シソの葉エキス配合で、すーっとのびる日やけ止めミルク。顔・からだ両方に使える。無香料・無着色・紫外線吸収剤フリー・アルコールフリー、低刺激性。石けんで落とせる。お子さんにもおすすめ。SPF38、PA+++。

・日やけのアフターケア
もし日にやけてしまったら、軽いやけどのようになっているのでまずは冷やし、次に保湿を。
「冷たいタオルをあて、肌の火照りを落ち着かせます。そして、日やけで乱れた角層のバリア機能を整えるため、しっかりと保湿しましょう。
保湿はこまめなほどよいですが、全身を何度も塗り直すのはむずかしいですよね。おすすめは、お風呂上がりのタイミングです。お風呂では必要な油分も流れ、乾燥がすすみます。お風呂上がり5〜10分以内に保湿クリームを全身に塗ってください」(五嶋さん)

日やけ後の敏感になった肌にも使いやすい、10日間お試しセット。保湿ローションと保湿クリームは、低刺激でベタつかず、全身に塗りやすい。キャンプや銭湯などの携帯用に使っても。
◆乾燥
寒さや日やけ、水仕事など、アウトドアシーンには乾燥がつきもの。また、手肌だけでなく唇もがさがさになります。
・予防方法
「夏場は汗でうるおっているように錯覚しがちですが、保湿は年中していただきたいです。季節を問わず保湿クリームを塗りましょう」(五嶋さん)
使うクリームや塗る場所で適量は異なりますが、「ユースキン」の場合、適量の目安は以下の通り。お洋服で隠れがちなところも塗りましょう。
●手 通常は人差し指の指先〜第一関節分、荒れがひどい時は第二関節分
●かかと 片足あたり、人差し指の第一関節分
●ひざ下 片脚あたり、人差し指の第二関節分

4つの有効成分が「ひび・あかぎれ・しもやけ」を治す保湿クリーム(指定医薬部外品)。クリームの黄色は、水溶性ビタミンのひとつ「ビタミンB2」の色。スッとする独特の香りは、有効成分「dl-カンフル」によるもの。水仕事のあとや就寝前などに塗るのがおすすめ。スルンとするまで塗るのがコツ。「お肌に合えば全身にお使いいただけますよ」(五嶋さん)。
また、唇は皮脂腺がほとんどないため乾燥しやすいそうです。
「腕や脚などの皮ふに比べ、唇は角層が薄くてちょっとした乾燥で乾きます。こまめにリップクリームを塗りましょう。また、お子さんは乾燥が気になって舐めてしまうというケースも。唇は舐めると水分が蒸発して余計に乾燥がすすむので、お子さんもリップクリームを塗ったり舐めないようにしたりしてくださいね」(五嶋さん)
◆虫さされ
虫よけスプレーや蚊取り線香、長袖長ズボンなどで対策をしていても、いつの間にか刺されていることも少なくありません。「たかが虫さされと軽く見ないで。虫によっては、かゆみが酷くなったり症状が長引いたりしますよ」と、キャンプ経験豊富な髙嶋さん。
・予防方法
まずは、できる限りの虫除け対策を。また、刺された場合に備え、かゆみ止めを用意しておくこともポイントです。

【第2類医薬品】効能:かゆみ・皮ふ炎・しっしん
有効成分がかゆみをすばやく止める、スースーしすぎない痒み止め。サラッとしてベタつかず、伸びが良いので広い範囲にも塗りやすい。白残りしにくいのもポイント。ステロイドは配合していない。外遊びに行く時は、バッグに常備しておこう。
「虫刺されでよくないのが、かきむしってしまうことです。肌を傷つけてバリア機能が乱れ、さらにかゆくなります。また、爪から細菌感染を起こしてしまう可能性があるのも怖いですね。万が一の備えとして、外遊びにはかゆみ止めを持っていくこと。そして、爪を短く切り、刺された場合に肌をなるべく傷つけないようにするのも対策の一つです」(五嶋さん)

◆虫さされのアフターケア
さされた場合、また掻いてしまった場合は、幹部を冷やしましょう。
「かゆみ止めがない場合や、かいてかゆみがひどくなった時に、患部を冷やすのも有効です。手拭いなどを巻いた保冷剤でも冷たいタオルでも、なんでもかまいません。火照りを冷やします」(五嶋さん)
その後、乱れた角層を整えるため、入念に保湿を。保湿クリームはどんなものでも大丈夫です。
◆汗
夏場はもちろん、冬場も活発に動き回ると汗をかきますよね。汗をかくことは人間にとって大切な一方で、汗をかいたままにしていることも肌にとってはよくないのだとか。
「大量にかいた汗を放置すると、肌にある汗腺がつまって炎症をおこし、あせもの原因になります。また、肌のバリア機能が乱れた状態で汗をかくと、汗に含まれるアンモニアが刺激になってかゆみが生じる〝汗あれ〟という症状もあるんですよ」(五嶋さん)
◆予防方法
あせもや汗あれにならないためには、やはり清潔にすることがいちばん。
「濡れたタオルや保湿もしてくれる汗拭きシートでやさしく拭き取るでもよいです。汗をかいたまま放置しないことがポイントです」(五嶋さん)
汗をかいたままにしないために、通気性がよい衣類もおすすめ。
「汗ムレを逃してくれる機能性素材は、かいた汗を衣類の外に放出してくれます。とくに素肌に触れるところが重要なので、下着にも気をつけてみるとよいかもしれません」(髙嶋さん)
・汗のアフターケア
あせもになった場合も、虫さされ同様、清潔にしてかかないことが大事です。かき壊さないよう、かゆみ止めを塗ったり、爪を切るなど工夫しましょう。

【医薬部外品】 効能:あせもを防ぐ
右:ユースキン リカAソフト」32g(ともに税込858円/希望小売価格)
【第3類医薬品】効能:あせも・かぶれ・しっしん
「ユースキン リカAソフト 薬用ジェルa」は、肌にうるおいを与え、あせも・汗あれを予防。さっぱりとしたつけ心地だ。「ユースキン リカAソフト」は、あせも・かぶれを治す、ふわっとのびの良いクリーム。
小さな頃や日頃から、スキンケアに親しみましょう

こうして改めて教えていただくと、スキンケアは、誰にでも、今日から取り入れられそうです。
「スキンケアは、誰もが健康に暮らす上で、とても大事なことです。ただ、学校では学ばないんですよ。手洗い・うがい・歯磨きと同じように、子どもたちも小さな頃からその方法を知り、習慣化できるといいですね。そうすれば、お子さんの肌トラブルはもっと減り、大人になってからもスキンケアが当たり前で、より健やかな肌が保てるはず。
そのためにもスキンケアを楽しむことです。毎日続けられるよう、自分の好きなものを使うとか、お気に入りのポーチで持ち歩くとか、親子でゲーム感覚で取り組んでみるとか、どうぞ楽しんでください」(髙嶋さん)
何もケアしていないという方は、まずは保湿クリームを携帯するところからでOK。健やかな素肌で、フィールドへ飛び出して、今年もたくさん笑いましょう!







