- Text
パタゴニアが地球を株主としたのは2022年9月。
2025年までにリサイクル素材(再生ポリエステルなど)や、第三者機関の認証を受けた自然素材(オーガニック・コットンやレスポンシブル・ダウン・スタンダードなど)といった“望ましい素材”100%を目指していたそうですがあと一歩およばず。

現在は残りの約15%となるコーティングや副資材、金属部材について、アウトドア活動に役立つ性能・耐久性の高い素材特定のために奔走しているとのこと。
今シーズンも全力で株主(地球)を納得させようと奔走しているパタゴニアの新作とは? 素材と機能にこだわる新作が、春夏のアウトドア、暮らしをどんな風に変えてくれるのか?
エアコンいらずのシャツがゆったりシルエットに

肌離れがよく、蒸し暑い夏でも心地よく過ごせると評判のA/Cシャツ。襟付きなので日常着として重宝するし、乾きやすく、手入れが楽なので旅行やキャンプにもぴったり。
今期は丈はそのまま、ややゆったりさせることでより蒸れを低減してくれるようになった。

オーガニックコットンをざっくりと縮織りのように織ることで風通し良好でもある。

ウィメンズモデルはオーガニックコットンに少量のヘンプを混ぜ、リネンのような肌触りのA/Cシャツを用意している。こちらは昨年モデルよりも袖が長めで厳しい日差しをカバーする範囲を広げた。
繊維そのものが紫外線をカット! 洗濯後もパタゴニア最強UPF40+をキープ

夏のアクティビティに欠かせないキャプリーン・クールシリーズに紫外線防止効果の高いキャプリーン・クール・サンと、速乾性が高く防臭性もあるキャプリーン・クール・ウルトラが仲間入り。

二酸化チタンを練り込んだ糸で作られた生地を用いることで、薄くて軽いのにUPF40+を実現。生地にあとから紫外線防止加工を施しているわけではないので、洗濯を繰り返しても紫外線防止効果が落ちない。
一方、フードの襟元のボタンをとめれば首もとをしっかりカバーできる。袖は長めでサムホール付き。照り返しの強いウォーターアクティビティでも安心だ。
フードはゆったりめで、キャップの上からすっぽりかぶれる構造。
メンズに付属している胸ポケットは、耐食性の高いファスナーが付いているので海での使用にも適している。

ちなみにフライフィッシング用シャツの名作、リバー・ランブラー・ハイブリッド・サン・フーディも、今期は肩と袖にキャプリーン・クール・サンと同じ素材でUPF40+を確保している。

通気性を促進するハニカム構造の超軽量シャツ。スイスのハイキュー社と共同開発した、ミントオイルをベースにした繊維技術でさわやかな香りと着用感をキープする。銀塩由来の防臭から植物由来の防臭へと切り換えているパタゴニアらしいテクニカルTだ。
お守り代わりに持ち歩きたい軽量防風シェル

リサイクル・ポリエステル100%素材を用いた防風シェル。
2025年より、すべての製品でPFASを意図的に添加しない製造へ移行したパタゴニアらしく、本製品もPFASを意図的に添加していない耐久撥水加工を採用している。胸ポケットにまとめられるポケッタブルで、お守り代わりに用意しておけば思いも寄らない肌寒さや小雨から守ってくれる。ハイキングやカヌーなど日帰りのアクティビティに役立ちそう。
R1シリーズに超軽量モデルが仲間入り

薄くてもあたたかく、通気性と伸縮性をも兼ね備えたR1シリーズに新しく加わったR1 ウルトラライト・フーディ。クライミングシーンを想定した設計で、耐摩耗性を備え、ハーネスの下でももたつかない丈、ヘルメット対応のフード、そして衣服内の温度管理しやすくヘルメットを被ったまま脱げる長めのフロントファスナーを装備している。

グリッド構造ではないのに通気性良好。表面は滑らかでシェルを着ても動きやすい。
軽さと耐久性を両立したクライマー待望のダウンジャケット

耐摩耗性にすぐれたワークウェア、スティール・フォージ・パフ・ジャケットの表地を軽量化し、アンバサダー待望の、岩との摩擦による破損を防ぐビレイ用ジャケットが登場。
コールドスポットを抑える縫製パターン、肩の動きを妨げない絶妙なロフトなど長丁場となるマルチピッチ・クライミングをサポートするアイデアが満載だ。

フロントにダブルファスナーを備え、裾のスナップボタンで留めてデバイスと干渉しないようにできる。
淡水も海水もどちらもガシガシ歩ける釣り用ブーツが進化

ビブラム社製のメガグリップを採用したソールを備え、川から海までオールラウンドに使用が可能なウェーディング・ブーツがアップデート。
アッパーは防水フルグレインレザーから、速乾性と耐摩耗性備えたコーデュラ・ナイロン・メッシュのアッパーとなり従来モデルよりも487g軽量化に成功。1日中歩いたときの疲労度が抑えられる。また、靴紐はトグルで素早く引き締められるレーシングシステムで、調整後はタンのポケットにいれておけるのでひっかかる心配もない。

新しいパターンとなったメガ・グリップのソール。濡れた岩もボートのデッキでも滑らない。
まだまだ積雪情報に一喜一憂する日々が続くが、パタゴニアの公式オンラインショップには早くも春夏モデルが続々発売されている。パタゴニアの製品は耐久性が高く、何シーズンも使えるものばかり。本格的に暑くなってから慌てて買うよりも、自分のスタイルにあったものを今からじっくり探すのが正解だ。
【問】パタゴニア








