本記事では、アウトドア情報誌『BE-PAL』(2023年5月~2025年10月号まで)に掲載された記事から、エクスペドの人気マットを紹介する。保温力抜群のダウン入りタイプほか、優れたクッション性で寝心地が最高のモデルなど、エクスペドならではの快眠マットをチェックしよう。
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エクスペドってどんなブランド?
アウトドアでの快適な睡眠を支えるブランド「エクスペド」の誕生秘話や特徴をチェック。
(BE-PAL 2024年2月号より)
快適な眠りを実現するダウンマットを製品化

1981年ブラン夫妻は新婚旅行に出かけ、-40度Cの中を8mmの薄さのクローズドセルマットで10日間過ごす。快適とは言い難い夜だった。その経験が、"最小限の手段で最大限のアウトドア体験を"というブランドのステートメントに。’97年に発売したテントを皮切りに独自のギアを製造。2001年にはダウン入りの革命的なマットを世に送り出した。
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マットを選ぶポイント
暖かさやサイズ感など、マットを選ぶ際に注目したいポイントをおさらいしておこう。
暖かさはR値(熱抵抗値)をチェック
マットの断熱性は、R値(熱抵抗値)で表される。R値が高いほど断熱性が高いことを意味するため、R値が高いほど、地面からの冷気を感じにくくなる。
春~秋であれば1.0~2.1程度、冬に使うのであれば3.3以上を目安にしよう。ただ、標高や個人の体質によって寒さの感じ方は変わるため、心配であればR値が高いものを選ぶのがおすすめだ。
自分の体形や用途に合ったサイズを選ぶ
サイズについては、あお向けになったときに両肩が収まる横幅が望ましいとされている(目安は50cm)。 長さは全身が収まるサイズが理想だが、軽さにこだわるウルトラライト派や上級者の中には、軽量化のために半身サイズを選ぶ人もいる。
持ち運びがしやすい大きさがどうかも、マット選びに重要なポイントだ。移動のときに邪魔にならないよう、寝心地とサイズのバランスをしっかりとチェックしよう。
▼参考記事
ゴクラクな寝心地のクッション性「メガマット」
BE-PALスタッフの間でも大好評なモデルを紹介。クッション性や肌触りなど、寝心地に優れたマットだ。
(BE-PAL 2025年10月号より)
EXPED(エクスペド) メガマット
コシのあるクッション性でとにかく寝心地がいいマット。長辺側が開いて出し入れしやすい収納袋も印象的だ。R値8.1。手動ポンプ付属。(画像上)
●サイズ:65×183×10cm
●重量:2.07kg

表面のトリコットポリエステルはリサイクル素材。柔らかく、肌触りの良さが抜群!
撮影/永易量行
▼参考記事
700FPのダウンを内蔵「Ultra 7R」
ダウンを封入したモデルもピックアップ。とにかく暖かく、セッティングも簡単だ。
(BE-PAL 2025年10月号より)
EXPED(エクスペド) Ultra 7R(マミーM)
断熱材としてダウンが採用され、体熱をダウンが増強するのでとにかく暖かい。タテ並びのチャンバーで、寝転ぶと自然と体が中央に包まれるようになる。R値7.1。
●サイズ:52×183×9cm
●重量:500g

2~3回のポンピングでスピーディーにセットできる、大容量で機能的なポンプサック付き。
撮影/永易量行
▼参考記事
空気が素早く抜ける「Dura 6R」
空気を早く抜くことができる人気マットをBE-PALスタッフがテスト。こちらもダウンを使用し、保温性にも優れている。
(BE-PAL 2023年5月号より)
EXPED(エクスペド) Dura 6R
軽量&コンパクト、ずば抜けて空気が早く抜けると話題のマット。700フィルパワーのダウンを封入し、空気の層とダウンで体熱が外へ放出せず、暖かさをキープする仕組み。R値も5.8とかなり高く、冷気をシャットアウトする断熱力抜群。リサイクルポリエステル使用。
●サイズ:約183×52cm、厚み7cm(M)
●収納時サイズ:直径約14.5cm×23cm(M)
●総重量:約850g(M)
過酷な環境にも対応できる耐久性と保温性に優れたマット。優れた断熱材を使用し、どんな寒い環境下でも体を暖かく保ってくれる。耐久性のある厚さ7cmのエアクッションが体全体をしっかりとホールド。

付属ポンプで素早く膨らませられるので、呼気で内部が湿りづらく劣化を防げる。

寝転がっているとジンワリ温かくなるのを体感。体を揺らすと少々滑りやすい。

IN、OUTと2か所にバルブがあるため、素早く膨らみ、撤収の早さもピカイチでストレスフリー。
撮影/山本 智
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