
そんな見落とされがちなポイントに着目し、フェスラバーたちのリアルな声を反映して誕生したのが、「KiU」のポータブルウェアシリーズです。どのように快適なのか試してみました。
新感覚パックウェア「ポータブルウェア」シリーズとは

「KiU(キウ)」は、どんな天気でもその場を楽しむことをモットーとするアウトドアアクティビティブランドです。「一歩外に出ればアウトドア」をキーワードに、雨の日も晴れの日も、暑い日も寒い日も楽しめるようにと、高機能スペックを備え、デザイン性も高いアイテムがそろっています。しかも、手に取りやすい価格帯というのもうれしいところ。
そんな「KiU」から、今春新登場したのが、ポータブルウェアシリーズです。キャンプなどに出かけるときにインナーやアンダーウェアが持ち運びづらいという見落とされがちなポイントに着目し、全アイテムが約B5サイズのコンパクトに収納できるウェアのシリーズです。
抗菌・防臭・吸水速乾などの機能性に優れたポリエステルコットン素材を採用して、さらりとした着心地です。それぞれのアイテムを収納できる付属のオリジナルメッシュパッケージは、そのまま洗濯ネットとして使用できます。バッグインバッグとしても使えるため、そのまま旅行バッグに入れることができます。
一般的には、Tシャツやインナーなど、それぞれ袋を準備してつめ、バッグに収納すると思いますが、こちらは、そのままバッグに入れることができ、ひと手間減らすことができます。
「持ち運ぶための袋をネットにすることで、それを洗濯ネットとして使用できますし、コインランドリーなどで、ネットに入っていることでコンパクトに洗えます。」(ワールドパーティーKiU事業本部マーケティング部 岩本怜王さん)
コインランドリーを使用する場合、インナーなどの目隠しにもなりますね。「KiU」は、レインウェアをはじめ、ギアブランドであることから、最初は、ブランドのファンが購入していたそうですが、発売以来、出張需要もあるようで、想像以上の売れ行きだそうです。
1つの袋に1アイテムで、中身が一目でわかる仕様に

ポータブルウェアシリーズは、「KiU PACK T-SHIRTS」「KiU PACK LONG T-SHIRTS」「KiU PACK DRY BOXER PANTS」「KiU PACK SOCKS」の4種類です。
収納袋には、それぞれ入っているアイテムの名前やサイズが記されています。また、名前を書く欄が設けられていて、誰のものかすぐにわかるのも便利です。インナーなどは、袋に入っていることで、うっかり忘れたときも、中を見られなくて安心です。

「KiU PACK T-SHIRTS」は、ユニセックスで吸水速乾・抗菌防臭など、アウトドアにぴったりの仕様です。インナーが響きにくい生地でシンプルなデザインのため、コーデやレイヤードもしやすそうです。

収納袋のサイズが、Tシャツの場合、かなりコンパクトに感じました。肩幅部分を袋の幅に合わせて、たたむのがよさそうです。袋から出したばかりだと、かなりぴったり収納されていることもあり、シワが気になりましたが、しばらくハンガーにかけておくと気にならなくなりました。
キャンプなどに出かける際にバッグに収納することを考えると、収納袋が付属していない従来の場合と同じくらいの印象です。

「KiU PACK LONG T-SHIRTS」も、生地の素材は同じです。収納袋も同じサイズのため、きちんとたたまないと入らないこともありそう。このまま洗濯しても大丈夫なのかなと聞いてみると、
「そのまま洗濯もできますが、Tシャツは、袋から出して洗濯した方がやはりきれいにはなります。収納袋のサイズについては、1つの袋にいくつか入れたいという意見もいただいていて、今後検討予定です。」(岩本さん)

「KiU PACK DRY BOXER PANTS」は、ジェンダーフリーに使えるシンプルデザインです。持ち運びできる替えの下着が欲しいというフェスファンの声をもとに商品化したとのこと。

さらさらの手触りで心地よく、収納袋にも余裕があることもあり、袋についているループを活用し、洗濯後、そのまま干しても乾きそうでした。もちろん、袋から出して乾かした方がすっきり早く乾くとは思いますが。

「KiU PACK SOCKS」は、1980年代のスケーターソックスをイメージした厚手タイプです。足底がパイル地で絨毯の上を歩いているようなクッション性があり、疲れにくい工夫がされていました。ワンポイントカラーで、バックにロゴが入っています。
追加でバッグに入れたいときも洗濯するときもそのままインするだけ

収納袋があることで、バッグに収納しやすいだけでなく、もう1着追加したいと思ったときに、そのままバッグに入れられるのが、筆者にとってはとてもありがたいポイントです。
特に、インナーについては、専用の袋にまとめて入れることが多いため、1枚追加のために、バッグの中身をすべて出して入れなおすという作業を行なっていたからです。

帰宅後は、そのまま洗濯機に入れて洗うことができます。汚れが気になる場合は、Tシャツは袋から出して洗ってもいいと思いますが、収納袋のままのほうが型崩れの心配がなさそう。そのときの汚れ具合に合わせて使い分けたいですね。
収納袋が洗濯ネットとしても活用できることが、今まで当たり前と思っていたひと手間から解放してくれます。登場以来、人気になっているのがよくわかるポータブルウェア。デビューしたばかりですが、今後アイテムが増えることを今から期待してしまいます。
KiU(キウ)
https://kiu-online.jp/