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    2025.05.24

    「サバティカル/ルピネL」を買った!耐水性、サイズ感、美しさなどコスパの高さが決め手

    「サバティカル/ルピネL」を買った!耐水性、サイズ感、美しさなどコスパの高さが決め手
    しばらく使っていたタープの撥水性がなくなった。そこでテントクリーニングの業者に送り、状態を確認してもらった。すると「撥水処理をしても購入当初のような効果は期待できません。日除け用としてお使いください」という診断だった。見積金額も2万円程度と安くなかったので、それならばと新しいタープを買うことにした。

    広々とした自然を感じられるオープンタープが好き

    MOSSのパラウイングから始まり、長い間、キャンプといえばウイングタープやヘキサタープなど、2本のポールで張るオープンタープを使ってきた。理由は、設営の簡単さ、収納サイズのコンパクトさ、張ったときの美しさ、そして、なんといっても周囲の自然をたっぷりと感じられる吹き抜け感が好きだから。

    ルピネL
    張ったときのカーブが美しいサバティカル/ルピネL。

    最近の主流であるシェルター型は、周囲の視線をカットできたり、横風や豪雨のなかでも快適なことはわかっている。しかし、周囲を閉鎖された感じが苦手で、大雨や強風で濡れても、やはりオープンタープ以外を使う気にはならない。

    4つのポイントに注目して選んだ

    そんな理由で、今回も迷わずオープンタープを買うことにした。選択時に注目したポイントは、「価格」「耐水性」「サイズ」「張ったときの美しさ」の4点。

    これまでいくつものタープを使い続けてきて、何度か使えば撥水性は必ず落ちるものと理解した。だから、高価なものより、ある程度、買いやすい価格のものを定期的に買い替えた方が得策だと思う。

    設営風景
    サイズは大きくても、設営は簡単。

    直近で使っていたタープは、ニーモ/シャドウキャスター165。デザインも、張りやすさも満足していたが、少々、手狭な気がしていた。そこで、今回はもうひと周り大きなサイズのタープを探すことにした。

    いくつかの候補をピックアップしてスペックを比較。そのなかで必要な条件をすべて満たしたのが、サバティカルのルピネLだった。

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    ↑参考まで、こちらのキャンプ旅で使っていたのがシャドウキャスター165。

    必要なパーツすべてが同梱されている

    価格は、41,800円。タープ本体のほかに、2本のポール(270cm)、ペグ、ロープまで必要なパーツがオールインワンになっている。さらに、便利なハンガーテープまで付属する。設営時のサイズは、500×570cm。ゆとりのサイズ感だ。

    付属のケースに収納したところ
    スタイリッシュなキャリーバッグも付属。収納サイズは、幅22×高さ17×長さ71cm。

    気になる本体は、210Dポリエステルオックス製で、撥水、UV加工が施されている。そして、耐水圧は3,000mmを誇る。5×5m以上のサイズがあり、耐水圧はこのクラスでほぼ上限。しかも5万円以内でオールインワン。もちろんデザイン性も申し分ない。条件通りのスペックだった。

    付属するパーツ
    必要なものはすべてセットされている。キャリーバッグのほかに、ペグ・ロープ用とポール用のケースも付属。

    耐水性もバッチリ!

    僕は、タープ下で焚き火をすることがないのでTC素材は条件外とした。念のため、購入直前にもう一度、ほかのタープを調べてみたが、比較する必要もなくこれに決めた。

    水をはじくタープ
    最初のキャンプで豪雨に見舞われたが、まったく問題なし。

    購入後、最初に出かけたキャンプ場は、昔ながらの区画でかなり狭かった。テントサイトにルピネLを張ったら、区画内の駐車スペース以外をすべて覆ってしまうほど。

    タープ下にドーム型テントの4分の3ほどを入れ、ダイニングテーブルとキッチンテーブルなどをセット。焚き火台は外に置いたが、タープの下の広さに驚かされた。2泊目の夜に大雨に見舞われたが、もちろん撥水もバッチリ。やや撥水性能が落ちたテントもほぼタープ下に入れてあったので、雨によるダメージはなかった。

    付属のハンガーテープにちょい足しして、もっと使いやすく

    実際に使ってみて便利だったのは、2本のポールの間に吊り下げるハンガーテープだ。6個のリングが付いていて、そこにカラビナや小型LEDライトなどを吊るせる。リングだけだと少々不便だったので、キャンプ2日目に町に降りて100均でカラビナを購入。それを介することで吊り下げが簡単になった。

    カラビナ
    100均で買ったカラビナ。
    ハンガーテープ
    付属のハンガーテープには、リングが6個付いている。ここに自分で買ったカラビナをセット。

    僕は、クルマの鍵を置き忘れしやすいので、ここを定位置とした。複数人でキャンプするときにも、いちいち「鍵を貸して」なんて聞く必要もないので、これは便利だ。

    ハンガーテープの使用例
    クルマのカギなどを吊るすのに便利なハンガーテープ。

    付属するパーツをチェック

    設営は、ホームページ上にアップされている「取扱説明書」をダウンロードしておけば、電波が届かないサイトでも、それを見ながらできる。

    オープンタイプのタープは、ひとりでも簡単に設営できるが、取説にはロープの角度など、風に強く、見た目も美しいセット方法が記されているので、初めてでも安心して作業できるだろう。

    ポールはアルミ製で、1本を5分割して収納するタイプ。収納袋も付属する。組み立て時の長さは余裕の約270cm。直径が32mmもあるのでかなり丈夫そうだ。

    また、5分割したポールのうちの1本だけが短いので、風の強い日には、この1本を外して立てることで、30cmほど低い 約240cmにセットして風の抵抗を軽減することにも期待できる。

    ポールの接続
    1本だけ短いポールがあるので、これを外すことで高さの調整もできる。
    ポールにプリントされたロゴ
    ポールにもサバティカルのロゴがプリントされている。いい感じだ!

    シンプルだけど、しっかり使えるスチールペグ

    付属のペグは、スチール製で長さは約25cm。付属のペグにありがちな、アルミやプラスチックでできた見るからにチープなものではなく、太さも十分でいかにも丈夫そうだ。

    実際に、芝生のサイトで付属のペグを使って設営してみたが、まったく問題なかった。柔らかい地質のサイトに張るときや、見た目を気にする人は、市販のペグを用意すればいい。

    ペグ
    付属のペグ。シンプルだけど、スチール製で太さもあり、かなり丈夫そうだ。僕は昔からペグハンマーを使わず、重いハンマーで容赦なくたたいている。このスタイルでもまったく問題なかった。
    自在金具
    自在金具にもロゴを発見。

    このタープ、ほんと買ってよかった

    カラーは、自然のなかに馴染みやすいナチュラルなサンドストーン。ロゴも必要以上に大きすぎない。張ったときのカーブの美しさも悪くない。5万円以内の予算で、買ってすぐに使えるオールインワンのタープ。

    サイズにも余裕があり、小ワザもきいていて、なにより耐水性が高い。実に満足度の高い買い物だった。

    サバティカルのロゴ
    サバティカルは、エイ アンド エフのオリジナルブランド。

    ■商品情報

    サバティカル/ルピネL

    • 価格:41,800円
    • カラー:サンドストーン
    • 素材:(本体)210Dポリエステルオックス、(ポール)アルミ、(ペグ)スチール、(ロープ)ポリプロピレン
    • 総重量:6.1kg
    • 収納サイズ:幅22×高さ17×長さ71cm
    • 付属品:本体×1、ポール×2、ペグ×8、2又ロープ(9m)×2、ロープ(3.5m)×4、ハンガーテープ/ローダウンテープ×各2、キャリーバッグ×1、ポールケース×1、ペグ・ロープケース×1
    • 発売元:エイ アンド エフ https://sabbatical.jp/product/category/tarp/89201004
    タープを張ったところ
    広々としたルピネLの下で、どんな時間を過ごそうかな?

    山本修二

    ライター

    東京生まれ、名古屋在住。自転車好きライターとして本誌を中心に東京で活動し、2015年に名古屋へ移住。東海エリアの食とアウトドア環境を満喫中。肩の力を抜いてユルく自転車に乗りたい人のためにまとめた著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)、好評発売中。

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