3人のアウトドア達人が語り尽くす!これまでに出合った「絶景キャンプ場」はどこ? | キャンプ場 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.04.24

    3人のアウトドア達人が語り尽くす!これまでに出合った「絶景キャンプ場」はどこ?

    座談会の様子

    絶景キャンプ場の「絶景」ってどんな景色?これまでのキャンプで見た最高の絶景は?日本全国津々浦々のキャンプ場を泊まり倒した3人が絶景キャンプ場を語りつくします。富士山だけが絶景ではないのだ!?

    写真上・右:アウトドアプロデューサー 田中 翔さん

    北軽井沢・高知・熊本でキャンプ場を運営・プロデュースするほか、アウトドアイベントの企画運営も行なう。

    同・中:漫画家 こいしゆうかさん

    「女子キャンプ」を提唱するキャンプコーディネイター。人気テント「テンマクデザイン パンダ」を手がける。

    同・左:BE-PAL編集長 沢木拓也

    大学時代はワンダーフォーゲル部に所属し、年間100日以上(!)キャンプをしながら山を歩いていた。

    体験する絶景、五感で味わう絶景

    田中:今日はひとつだけ決めてきたことがあるんです。

    こいし・沢木:?

    田中:富士山の話は絶対しないぞと(笑)。

    沢木:たしかに「景色が良かったキャンプ場」のアンケートを取ると富士山周辺が上位を独占します。富士山については、いわずもがなという感じですよね。

    こいし:それに、絶景は、「富士山ドーン!」だけじゃないですよ。

    沢木:では、以降、富士山抜きで(笑)。おふたりはキャンプ場のどんな景色が好きですか?

    田中:日本には四季があるし自然も多様なので絶景ポイント、絶景キャンプ場はいくらでもあります。その中で僕がチョイスするのは、見るだけじゃない楽しさのあるところです。絶景を見ながらコーヒーを淹れて飲むのはたしかに気持ちいいです。でも、それって絵を見ているのとあまり変わらないと思うんですよね。僕は絶景の中に飛び込みたいし、絶景を体験したい。

    沢木:絶景は、見るだけではもったいない?

    田中:山でも川でも湖でも、絶景の中に入って遊べるところのほうが好きですね。たとえば、大好きなのは「オンネトー国設野営場」(北海道足寄町)。明け方、真っ白な靄の中をカナディアンカヌーでひとり漕ぎ出すと湖上は貸し切りで、やがて日が昇るにつれ靄が晴れてきてキャンプ場が見えてくる。本当に素敵な景色を体感できます。

    田中 翔さん

    熱く語ってくれた田中 翔さん。

    オンネトー

    神秘の湖と賞されるオンネトー。湖畔の野営場は北海道に行くと必ず泊まっていたという。

    こいし:私が好きなのはキャンプでしか得られない一瞬の風景。朝露、朝日・夕日のタイミング、雨に靄っている静かな森、風が吹き抜ける林……。そういった時間の経過で動く景色も絶景だと思うんです。

    田中:普通、絶景というとスケールの大きい景色をイメージしちゃうけど、それだけじゃないんですよね。

    こいし:見るだけじゃなくて、香り、小鳥の声、川の音、太陽のぬくもりなどを五感で味わえるのも絶景。結局、自然が豊かなキャンプ場が絶景キャンプ場ってことになるのかな。

    沢木編集長

    編集長・沢木の考える絶景とは?

    きさらづCAMP ORGANIC FIELD in みたて

    きさらづCAMP ORGANIC FIELD in みたて。対岸の東京から三浦半島までの夜景に感動。

    沢木:そういった自然のディテールが心に響くか響かないか。感じ取る能力も大事になってきますね。一方で、この間泊まった「きさらづCAMP ORGANIC FIELD in みたて」(千葉県)は、東京湾アクアラインの橋のたもと近くにあって、東京から三浦半島までの夜景がすごかった。人工物だけど、これはこれで絶景だなと思いました。

    こいし:「ほったらかしキャンプ場」(山梨県)とか、夜景が見えるキャンプ場も人気ですよね。

    沢木:人工物が近くにあると興ざめだけど、遠くに感じられるぐらいの夜景だといいのかもしれません。

    ストーリーが絶景を生み出す

    こいしゆうかさん

    こいしゆうかさんは島での体験を語ってくれた。

    image

    トカラ列島小宝島の海岸でキャンプ。離島をひとり旅したからこそ、絶景と出会えた。

    沢木:いままでキャンプをしてきた中で、とくに記憶に残っているのはどんな絶景ですか?

    こいし:鹿児島県のトカラ列島の小宝島でキャンプしたときの景色かな。小宝島にはキャンプ場がなくて、役場に聞いたら、「そこらへんでやっていいよ」というので、海岸にテントを張ってキャンプをしたんです。島は人口50人ぐらいで、商店ひとつありません。その旅自体ずっと孤独でつらかったのですが、ひとりで無人島に冒険に来ちゃったなと怖さを感じるぐらいでした。

    そのテントサイトで、流木で焚き火をしていたときに見た夕暮れの光景が忘れられません。私だけの旅をしているという自分の行動への感動、空と海のスケール感、流れていく雲とそれを赤く染める夕日。言葉にうまくできないけれど、ひと言でいえばエモかったんです(※1)。あの時間と空間、音、潮の香り、焚き火の温もり……五感で感じた絶景がいまも鮮明に記憶に残っています。

    沢木:そこにいたるまでのストーリーがあったからこそ、絶景となったんですね。

    田中:それそれ! ストーリーがあると絶景になるんですよ。「体験する」と「ストーリーがある」が、絶景のキーワードだと僕は思うな。天竜川の支流に気田川という清流があります。僕は幼いころから毎年ゴールデンウィークになると、家族や父の友達家族と気田川にキャンプに行きました。みんなでカナディアンカヌーで川下りして、たまにひっくり返ったりして、キャンプサイトに戻って、「あれはやばかったね」とか笑い合いながら夕ご飯を食べました。

    その光景・空間が僕の記憶の中の一番の絶景ですね。見る絶景ももちろん心に残るけれど、一緒に遊んだ家族や仲間と自然の中で体験したことを美味しいご飯を食べ美味しいお酒を飲みながら語り合う――そんな時間・空間のほうが絶景としてより心に残っています。

    沢木:話を聞いているだけで、その絶景が目に浮かんでくる気がします。自然を体験しに入る絶景、五感で感じ取る絶景、ストーリーを紡ぐと現われる絶景……。僕の中の絶景観がとても広がりました。

    田中:絶景は見るだけのものではない!

    こいし:「ドーン!」という絶景だけでなく、自然の中に何かしら絶景は発見できる!

    沢木:つまり、どのキャンプ場でもそれぞれの絶景が楽しめるってことですね!

    ※1 エモーショナルが由来で、感動的な様。

    協力/カンセキ WILD-1事業部 028-688-7597、オンウェー TEL:03-3234-9981

    構成/鍋田吉郎 撮影/小倉雄一郎  

    (BE-PAL 2024年5月号より)

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