ロードバイクに乗るなら使ってみたい「ビンディングペダル」。普通のペダルとどう違う? | 自転車・MTB 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.01.21

    ロードバイクに乗るなら使ってみたい「ビンディングペダル」。普通のペダルとどう違う?

    自転車において、タイヤを回転させるきっかけとなる道具が、ペダルです。
    ペダルは、人間が生み出すエネルギーを自転車へ伝えるために必要不可欠なものです。
    自転車の種類や、乗り手の好みによって多種多様なモデルが展開されているペダルですが、シューズをペダルに固定するという「ビンディングペダル」は、その中でも革命的と言えるモデルです。
    今回は、ビンディングペダルの特長についてご紹介します。

    ビンディングペダルとは?

    ビンディングペダル

    ユーザーの多いSPD-SLタイプのビンディングペダル。

    ビンディングペダルとは、先ほども述べた通り、シューズをペダルに固定するタイプのペダルです。シューズをペダルに固定することで、最適な足の位置でペダルに力を伝えることができます。

    ビンディングペダルは、1984年にLOOK(ルック)というブランドが開発したペダルが原点と言われており、特にレースやロングライドで真価を発揮します。速く、そして長距離を楽に移動できるといった特長を持っています。

    現在は多彩なモデルが沢山のメーカーから展開されていて、本格的に自転車に乗る人にとっては必須のアイテムとして知られています。

    ビンディングペダルの特長

    最適なポジションが取れる

    クリート

    クリートは最適な位置に調整できる。

    ビンディングペダルのペダルは、特殊な形状をしています。このペダルに、クリートと呼ばれるアイテムが取り付けられたシューズをくっつけることでシューズをペダルに固定します。

    あらかじめ決められた最適な足の位置でシューズが常に固定されるため、乗り手のエネルギーを最大限タイヤに伝えることが可能に。

    最適なポジションが常に保てることの恩恵は大きく、長距離移動や速度を出すのが非常に楽になります。

    シューズとペダルを固定するという、シンプルに見えて非常に大きな効果を生み出すビンディングペダルは、レースやロングライドイベントに参加する自転車乗りには必須のアイテムです。

    使用には専用のシューズが必要!スニーカーはNG

    ビンディングシューズ

    クリートを装着できるビンディングシューズ。

    ビンディングペダルは、クリートによってシューズを固定することができるようになりますが、一般的なスニーカーなどにクリートを付けることはできないので、クリートに対応した専用のシューズを使用することになります。

    ちなみに、私が使用しているビンディングペダルは、自転車部品大手のメーカーであるシマノの「SPD-SL」。

    このモデルも、通常のビンディングペダルと同様でシューズの下にクリートを取り付けるタイプです。

    クリートが大きいモデルなので、ペダルとシューズの固定される接触面が大きいです。さらに、ペダル自体も大きいため乗り手のパワーを効率良く伝えることができます。結果、疲れにくく効率の良いペダリングを可能にしてくれ、レースからイベントまで幅広く使えるおすすめのモデルとなっています。

    一方で、このモデルはクリート付きのシューズで普通に歩行すると「カツカツ」と音を立てて、つま先立ちの様に歩くことになります。そのため先述の通り、レースやイベント、または自転車走行がメインの日にのみ使用するのがおすすめとなります。

    筆者が使用しているシマノのSPD-SLのようなタイプだけではなく、歩行が一般のシューズと遜色なく可能になるようなクリートに対応したペダルもあります。

    自身のスタイルに合わせて、どのようなペダルが良いのか選ぶと良いでしょう。

    装着には少し練習が必要

    ビンディングペダル

    カチッとハマる装着音を聞くとモチベーションが上がる。

    ビンディングペダルにクリートをはめる方法は、モデルによって異なります。

    ただ、基本的にはビンディングペダルにクリートをはめる際にちょっとしたコツが必要で、慣れるまでは少し苦労します。私も初めてビンディングペダルを入手した時は、自宅周辺で練習しました。

    装着と同様に外し方にもコツが必要で「このまま外れないのでは……」と、不安になることがあるかもしれません。

    かかと側をスライドさせると「パン」と外れてくれたりと、練習すれば簡単に外せるようになります。あらかじめ練習が必要だということを、頭に入れておきましょう。

    人と自転車が一体になる感覚

    ヤビツ峠ヒルクライム

    ヤビツ峠までツーリング。

    使い始めてすぐに「これがビンディングペダルか!」と実感することはあまりないかと思いますが、走り続けているうちにビンディングペダルの効果は実感できるようになります。

    なかでも「引き足」と呼ばれる動作を実感すると、ビンディングペダルの良さが分かります。

    引き足とは、足を引き上げることで無駄なくペダルを回すことができる動作。ビンディングペダルに乗り続けていくことで、上手くその引き足を使えるようになり、一般的なペダルでは得られない効率的なペダリングが可能になります。

    また、それに加えてビンディングペダルの最大の魅力は「人と自転車が一体になる感覚」です。

    自転車が体に吸い付き、まるで自分の体の一部のようになるのは、ビンディングペダルが与えてくれる感覚。乗れば乗るほど、もっと自転車が楽しくなる。それがビンディングペダルの一番の魅力です。

    ビンディングペダルで自転車の新しい世界を体感しよう!

    ヤビツ峠ヒルクライム

    ヤビツ峠ヒルクライムを終えて一休み。

    ビンディングペダルは、ペダルをシューズに固定する画期的なアイテムで、レースからイベントまで幅広く使えるアイテムです。

    シューズが固定されることで、まるで自転車と自分がひとつになったような感覚を味わえるのもビンディングペダルの大きな魅力。

    自転車が単なる移動手段のためのもの、というだけでなく、人生を豊かにしてくれる乗り物であることを、ビンディングペダルを通して再認識しました。

    ビンディングペダルを使うと、もっと自転車に夢中になれますよ。

    筆者プロフィール
    私が書きました!
    アウトドアライター
    北村一樹
    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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