BE-PAL考案「キャンプ入門ナイフこれIPPON」は1本3役の万能ナイフ!いろいろ切ってみた | 刃物・マルチツール 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.08.14

    BE-PAL考案「キャンプ入門ナイフこれIPPON」は1本3役の万能ナイフ!いろいろ切ってみた

    ケースとナイフ

    初心者でも安心して使えるナイフの実力は…。

    「キャンプ入門ナイフこれIPPON」って一体なんだ!?

    本誌『BE-PAL』と高知県の鍛冶工房トヨクニは、これまで数多くのナイフを共同開発してきた。

    今回は「キャンプ初心者が最初に買う1本」をテーマに極上のナイフを作ったので、さっそくご紹介したい。

    その名も「キャンプ入門ナイフこれIPPON」。ネーミングセンスも抜群のナイフだ。

    料理・焚き火・ブッシュクラフトOK!“これIPPON”で何でも使える

    キャンプでのナイフの用途といえば、まず第一が料理。第二が焚き火のときの焚き付け作りと薪割り。あとは今流行りのブッシュクラフト(現地にある枝などの素材で工作すること)をやってみたい人も多いだろう。

    薪を割る

    薪割りは、刃を食い込ませた状態で硬い石に薪をコンコンと叩きつけると割れていく。

    木を削る

    カッターや小刀で鉛筆を削る要領で木を削ることができる。

    これらのシーンで過不足なく使うために、本誌とトヨクニは以下のような仕様を考えた。

    ・全長24.5cm、刃長12cm、重さ150gの軽量コンパクト。家族みんなで使える(力の弱い女性や子どもでも扱いやすい)サイズ。

    ・刃厚は0.4cm。細い薪を小割りにするのに耐えられる厚さであると同時に、食材を切るときに切りにくくない(厚すぎない)厚さ。

    背を俯瞰で

    刃厚は、いちばん厚い峰の部分で0.4cm。

    ・ツバを大きくして指を保護。

    柄を握る

    指を保護する長めのツバ。刃の表面はシックな 槌目仕上げ。

    ・刃の素材は、トヨクニ定番の「土佐オリジナル白鋼」。リーズナブルな鋼だが、切れ味は良好。ステンレスよりは錆びやすいが、ステンレスより研ぎやすく、自分で研いで切れ味を復活させることができる。

    ・ハンドルは握り心地のよい木製。末端が太くなっているので、薪割りのときなどにナイフがすっぽ抜けにくい。

    ・ケース(鞘)は、刃をしっかり保護してくれる木製。革のストラップで腰のベルトに下げられる。

    鍛冶師の手作りがなんと税込み8,800円

    初心者は、買うものが多いからナイフにばかりお金をかけられないはず。

    というわけで価格は8,800円におさえた。日本の鍛冶師が鋼を鍛えて作ったナイフがこの値段というのはお得だ。

    ぶっちゃけどう?実際に食材をカットしてみた

    肉の引き切りは刃先のカーブを利用してスムーズにできる。

    肉を切る

    塊肉は引き切りでスムーズに切ることができる。

    野菜の押し切りはできるが、もうすこし刃長がほしいところ。とうもろこしの輪切りは力が入るかと思いきや幅が足らず峰を押せないので、力を入れにくい。刃厚が厚いので粒がつぶれてしまう。

    続いて、アジをさばいてみた。ゼイゴの削ぎ切り。すっと刃が入る。頭を落とすのはお手のもの。腹を裂く。三枚におろす。これもスムーズ。ただ、刃を横にするときに大きなツバが多少邪魔になる。

    腹骨の削ぎ切りもスムーズ。皮を下にしてナイフの峰で身をこそげとる。最後に斜めに切って刺身のできあがり。

    青ネギの押し切りはむずかしいので、少ない束の引き切りでうまくいく。ミニトマトの皮はつっぱらずに切れるぞ。

    刺身

    アジをさばいてみた。ゼイゴの削ぎ切りはスムーズに刃が入り、切れ味を実感。頭を落とすという力の必要な作業はお手のもの。腹を裂く、三枚におろすという作業もスムーズ。腹骨のそぎ切りという細かい作業もOK。皮と身の分離は、皮を下にして峰で身をこそいでいく感じでうまくいく。

    ※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。

    キャンプ入門ナイフこれIPPON/BE-PAL OUTDOOR PRODUCTS 8,800円(税込み)
    https://www.pal-shop.jp/item/A55309003.html

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