登りごたえあり、疾走感もあり!ツーリングの醍醐味が詰まった「ヤビツ峠~宮ケ瀬」自転車旅 | 自転車・MTB 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.09.06

    登りごたえあり、疾走感もあり!ツーリングの醍醐味が詰まった「ヤビツ峠~宮ケ瀬」自転車旅

    ヤビツ峠

    ヤビツ峠標識と。

    海岸線から峠まで、数多のツーリングスポットを有する神奈川県。

    中でも、県内北西部に位置する宮ヶ瀬は豊かな自然を有しており、ヤビツ峠から宮ヶ瀬にアプローチするコースは、自転車ならではの疾走感と共に自然の壮大さを肌で体感できるコースとしてサイクリストに親しまれています。

    ヒルクライムからダウンヒル、そしてのんびりと自然の中のツーリングを楽しみたい方におすすめです。

    表ヤビツから宮ケ瀬へ!サイクリングコースの全容

    宮ヶ瀬湖

    宮ヶ瀬湖を望めるやまびこ大橋。

    今回紹介するコースでは、前半は小田急線秦野駅をスタートして峠道を登り、ヤビツ峠を目指します。

    そして中盤でヤビツ峠を越えて宮ヶ瀬まで下り、終盤では宮ヶ瀬から終点の小田急線本厚木駅まで走り抜けるという、約50kmのコースです。

    このコースは緩急があり、かつ自然の中を駆け抜ける疾走感を味わえるのが魅力。

    “表ヤビツ”と呼ばれる、秦野側からヤビツ峠にかけてのコースは、神奈川県を代表するヒルクライムの名所です。また、ここを越えて宮ケ瀬へ抜ける“裏ヤビツ”と呼ばれる峠道では、街の喧騒を離れて自然の中へ吸い込まれていく感覚が醍醐味のダウンヒルが待っています。

    裏ヤビツを一気に宮ヶ瀬まで下れば、そこには見渡す限りの自然に囲まれた山々と宮ヶ瀬のダイナミックな景色が広がります。

    このように、約50kmの道程にヒルクライムとダウンヒルの要素が詰まったヤビツ峠〜宮ヶ瀬ツーリングは、心地良い疲労感と自然に癒やされるおすすめコースなのです。

    ヤビツ峠から宮ヶ瀬まで実際に自転車で走ってみた

    ここからは、筆者が実際にツーリングを行った様子を紹介していきます。

    休憩・補給・トイレスポットを事前にチェック

    本コースは随所に休憩・補給・トイレスポットがあるため、安心してツーリングが楽しめます。

    ヤビツ峠ヒルクライムの入口である名古木交差点のコンビニから始まり、途中には休憩スポットの菜の花台、またヤビツ峠にはトイレがあります。

    また、裏ヤビツを抜けて宮ケ瀬まで下ると観光施設があり、その先の半原まで行けばコンビニも点在しています。

    ツーリングにおいて重要である休憩や補給スポットが豊富にあるので、余裕を持って走ることができます。

    秦野駅からいざ出発!

    秦野駅北口

    コースの起点、秦野駅北口。

    まずは秦野駅北口で準備を整え、ヤビツ峠ヒルクライムの入口である名古木交差点を目指します。

    名古木までの道

    川沿いを進んで名古木交差点を目指す。

    川沿いを走り、大通りに出たら国道246号線に向かいます。

    名古木交差点

    ヤビツ峠登り口の名古木交差点。

    246号線にある名古木交差点。ここがヤビツ峠への入口です。

    交差点にはコンビニがあるので、ここで補給食を入手しておくといいでしょう。

    県道70号線

    ヤビツ峠へ向けてヒルクライムスタート。

    準備を終えたら、いよいよヤビツ峠に向かいます。

    ヤビツ峠までの序盤、蓑毛(みのげ)と呼ばれる場所までは平坦路がありながらも、急勾配のポイントもあり、登りごたえ十分です。

    蓑毛が近づく

    一直線の登り。

    先は長いので、軽めのギアで脚を使わないように努めます。

    蓑毛バス停

    表ヤビツは休憩スポットが豊富。

    蓑毛に到着。ここにはトイレや自販機があります。

    ヤビツ峠へ続く道

    峠道に入るとモチベーションが上がる。

    蓑毛を過ぎると、本格的な峠道に突入します。

    ここの勾配は緩やか。樹林帯を通る峠の、ヒルクライムならではの癒やしの道が続きます。

    県道70号線

    遠くに大山方面を望む。

    標高が上がると、時折景色が見られるようになります。

    菜の花台で休憩

    菜の花台

    菜の花台は最後の休憩スポット。

    菜の花台に到着です。

    ここは広々とした場所で、眼下に街並みが望める展望地です。

    県道70号線

    ヤビツ峠までもう一踏ん張り。

    菜の花台を過ぎると表ヤビツ終盤です。

    ヤビツ峠に到着

    ヤビツ峠

    前半の難所であるヤビツ峠をクリア。

    ヤビツ峠に到着です。ここで麓のコンビニで入手した補給食を摂っておくのがおすすめです。

    裏ヤビツは宮ケ瀬まで一気に駆け下りるので、しっかり休憩を取っておきましょう。

    裏ヤビツから宮ケ瀬へ

    県道70号線

    裏ヤビツ区間に入る。

    十分脚を休めたら、裏ヤビツを通って宮ヶ瀬を目指します。

    裏ヤビツ

    ブラインドコーナーが連続する。

    裏ヤビツは先の見えないコーナーが連続します。下りは速度も出やすいので、対向車に備えコーナー手前はしっかり減速しましょう。

    幅が狭まるところもあるので、そのようなところは速度を落として進んでください。

    裏ヤビツ

    自然を間近に感じる癒やしの空間。

    表ヤビツと同じ樹林帯を通りますが、どんどん山の奥深くへと吸い込まれるように下っていきます。この感覚が堪りません。

    横には沢が流れ、街から180度変わった世界に癒やされます。

    裏ヤビツ

    タイムスリップしたようなトンネル。

    途中には風情あるトンネルがあります。

    裏ヤビツ

    宮ヶ瀬が近づく。

    車線が広がると、宮ヶ瀬までもうすぐです。

    宮ヶ瀬湖

    視界が開けて気持ち良い。

    いよいよ宮ヶ瀬湖が見えました。ヤビツ峠区間を終え、開放感あるコースに。

    宮ヶ瀬

    愛車とパシャリ。

    宮ヶ瀬湖に着きました。自分の脚でここまでたどり着いたんだと思うと、達成感に満たされます。

    宮ケ瀬から本厚木駅へ

    宮ヶ瀬

    ツーリングは終盤に突入。

    一休みしたら、半原方面を通って終点の本厚木駅を目指します。

    橋の交差点を左へ進みましょう。右折すると清川村を通って本厚木方面へ向かうことになります。

    宮ヶ瀬

    無理せずペダルを回していく。

    トンネルが連続するので、ライトの点灯をお忘れなく。

    国道412号線

    国道412号線に合流。

    412号線まで下ると、交差点にコンビニがあります。ここで最後の補給です。

    国道412号線

    最後まで癒やされる景色。

    風の心地良さを感じながら終着地までペダルを回します。

    国道412号線

    見通しが良い道はテンションが上がる。

    一直線かつ、少し下り勾配で加速しやすいため、疲労した脚には助かります。

    国道129号線

    本厚木駅へは交差点を直進。

    街に戻ってきました。国道129号線の交差点。ここを本厚木市街方向へと進みます。

    本厚木駅へ

    旅の終わりが近づいてきた。

    標識に従っていけば、本厚木駅まで間もなくです。

    本厚木駅

    お疲れさまでした。

    本厚木駅に到着です。

    さっきまで360度自然の世界にいたのに、景色がガラッと変わり、夢でも見ていたかのような気分になります。

    心地良い疲労感に満たされて、帰路につきます。

    大自然に囲まれた場所で最高の自転車旅を!

    宮ヶ瀬湖

    何度でも走りたい宮ケ瀬ツーリング。

    今回ご紹介したヤビツ峠から宮ケ瀬へ抜けるコースは、登りごたえあり、疾走感あり、自然の癒やしありと、ツーリングの醍醐味が詰まったおすすめのコースです。

    筆者は秦野駅を起点にしましたが、本厚木駅を起点にした逆コースも面白く、沢沿いを徐々に標高を上げて走る高揚感と、菜の花台で見る眺望が魅力です。

    紹介したコースの他にも、宮ケ瀬へのツーリングには多彩なコースがあります。何度も足を運んで、神奈川が魅せる自然をぜひ堪能してください。

    著者プロフィール画像
    私が書きました!
    アウトドアライター
    北村一樹
    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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