キャンプ場でライブ隆盛か!? | キャンプ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.07.17

    キャンプ場でライブ隆盛か!?

    親和性が高い「キャンプ場」と「音楽ライブ」

    じっとりと絡みつくような湿気に、時折吹き抜ける風が一服の清涼剤となってくれる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
    さてコロナ禍の副産物とでも言うべきでしょうか…ここ数年、屋外、特にキャンプ場でのライブってのがぐっと増えたような気がします、なんとなくね。

    フェスというほど大げさでない音楽イベントなどでも、キャンプ場を会場にというケースがかなり増えたように思います。

    そして昨今のキャンプブームにのっとった新しいキャンプ場の誕生や、休眠状態にあったキャンプ場のリバイバルなどもまたその追い風となっているのでしょう。
    かく言う僕も、ならすと月に一回はどこかのキャンプ場でライブしてますものねほんと。ライブ会場がキャンプ場だと、アーティストもお客さんもそのままその場所にとどまり宿泊できちゃうところが良いですね。

    その場合「楽屋用意しておきました」つってテントやバンガローを一つ与えられる事がよくありますが、あれってなんとなくテンション上がります。

    僕らも含めキャンプインの方は安心してお酒を楽しめますし、何よりも自然の中なので、開放感に存分に浸れます。必ずやいい感じになるのが、キャンプ場ライブなのです。

    僕の場合アンプなどの自前の機材の持ち込みをすれば100人くらいの規模まではカバーできますので、特別な音響設備がなくても一人野外フェス的なノリと演出でライブ演奏を楽しませてもらっています。

    言うなれば「一人移動式自己完結型ライブキャンパー」とでも申しましょうか。

    主催はミュージシャン!? ライブはいろんな形で開催

    ここでいくつかのパターンをご紹介しましょう。

    まずはミュージシャン主催で、ライブ会場としてキャンプ場を貸し切るパターン。
    一つ目のこのパターンは、まさに昨年秋、僕が言い出しっぺで行ったイベントがそれでした。湘南在住の友人、CARAVANを我が地元熊本に迎えて、甲佐町というところにあります「COMMON」というキャンプ場を貸切にしてね、ダブルネームでライブイベントを開催しました。

    夜のライブ風景

    東田トモヒロも主催として行ったCommonでのライブ

    割とコンパクトなキャンプ場ですが、グランピングのテントやインフラ設備などが充実していますので、二棟貸切にして、アーティスト用の楽屋兼宿泊施設として使用しましたが、これが実に快適で素晴らしかった。シャワーもありますので演奏の後、汗を流して気持ちよく休めましたし。

    会場の責任者の方がかつてレコード店で働かれていたがために音楽イベントへの理解度の高さが半端なく、企画から会場の設営まで至極協力的だったのが何よりも有り難かった。

    お互いに連携して出店者に声かけなどをして、フェスさながらの賑わいで当日を迎えることができました。とてもいいライブになりましたね、おかげさまで。川と森をバックに、タープと焚き火の明かりで拵えられたステージは、夜の闇の中に光とともに浮かびあがり、とても幻想的でしたよ。またいつかやりたいです。

    二つ目は、キャンプ用品の販売店が主催するキャンプ場でのライブ。
    WOODSという熊本にあるキャンプ用品を販売するお店が、定期的にキャンプ場で行なっているイベントにゲスト出演という形で演奏しました。

    芝生のうえのステージ

    ドラゴンキャンプ場ではドラムもありのフルバンドセット

    大きなダムの脇にある「ドラゴンキャンプ場」は、フラットな地形でとても開放的です。広々としていてブラインドになる部分が少ないので、小さなお子さんがいらっしゃるファミリーに特に人気が高いようです。こちらはカフェなどで演奏する用の自前の機材でライブを行いました。大音量は出ませんがシュチュエーションによってはそれぐらいがちょうど良かったりもします。

    夕暮れ時、音を出していると自然と人が集まって来て、最後は一緒に歌ったり思い思いに体を揺らしたり。

    音楽の自由さと素晴らしさを改めて感じさせれれました。なんとなくの感触として、自然の中に身を置いている人って、音楽的なアプローチによる解放感へのリーチの速度が速いような気がします。キャンプと音楽、相性抜群ですねやはり。

    会場はキャンプ用品店のお客さんが多かったので、一回りもすれば、設営されているそれぞれのテントのデコレーションや、各々使っていらっしゃるご自慢の道具なんかも披露されていてなかなか見応えがあります。魅せるキャンプもまた面白い世界ですね。道具好きとしては決して嫌いではありません。

    より深い一体感を感じるキャンプ場でのライブ

    そしてキャンプ場が主催によるライブイベントもまた味わい深かった。
    ここでは二か所ご紹介します。

    まずは山梨県は山中湖に半島のように突き出したエリアにある「みさきキャンプ場」でのライブイベントのことを。

    運営に携わっていらっしゃる方がよく僕のライブに足を運んでくださいますが、その方を中心にキャンプ場ライブを企画してくださいました。

    その方の身近なお仲間や、僕のファンクラブの方々に声をかけて、ほぼ貸切といった趣のライブは和気藹々とした雰囲気で、かなり盛り上がりましたね。いやーよかった。この時はパーカッショニストとベーシストで3ピースのバンドセットでライブに臨みました。

    企画してくださった方々もバンド活動をなさっているので、本格的な音響を用意してくださってね。まあまあな爆音でも、ほとんど苦情のようなものが来ないのが、キャンプ場ライブのナイスなアドバンテージでもあります。

    ここはなんせ富士山のたもとですから、絶景を堪能しつつ贅沢に過ごさせてもらいました。
    もともと存在したキャンプ場でしたが、オーナーが変わりリニューアルしましたのでホスピタリティーも現代的に進化していてすこぶる快適です。富士山を眺めつつ湖面ではSUPも体験できたりして最高ですよ、ほんと。

    そしてもう一ヶ所はつい先日訪れたのですが、同じく山梨にある「7inch」と言うキャンプ場です。かつては釣り堀だったという荒れ果てた施設というかエリアを、ほとんどオーナーの手作業だけでキャンプ場として使えるまでに復活させたという「北の国から」バリの熱い物語を秘めたキャンプ場です。

    星空のキャンプ場

    キャンプ場7inchは知る人ぞ知るレアスポット

    オーナーのトシくんが、以前僕が小淵沢でライブをやった時に見に来てくれて、ぜひ自分のキャンプ場でやってほしいとスカウトしてくれたのがきっかけでした。

    ライブ当日は水曜日にも関わらずたくさんの方に来ていただいてね、こちらもまたとても楽しいひと時でした。

    7inchは牧丘町の結構山深いところにあるのですが、中央道を走れば都心からわずか2時間。ちょいと麓に降りれば調子のいい温泉が何軒もあります。あまり人の多いところは苦手だという方にぜひオススメしたいのが、知る人ぞ知るここ7inchキャンプ場です。

    僕もどちらかと言えば知る人ぞ知る系のミュージシャンなのでね、相性良かったっぽいです、はい。

    ライブ風景

    弾き語りをする東田さん

    エリアを増設しながらの営業で、まだまだ完成には道半ばらしいのですが、そんなオーナーが自力で開拓していく様を、常連のキャンパー達もかなり楽しんでいるようです。
    ライブ用の特設のステージもタープやランタン、ろうそくの明かりなどでデコレーションしてくれてね、素晴らしいライブになりました、おかげさまで。

    このようにキャンプ場と音楽は、日毎親密になって来ていると思います。もしも僕があなたのお好きなキャンプ場に楽器を持って現れたなら、ぜひぜひ一緒にライブを楽しみましょうね。

    集合写真

    ハッピー極まりない集合写真も、キャンプ場ならでは

    今回のおすすめアウトドアミュージック
    Richy Mitch & The Coal Miners の「Sage」
    このバンドのゆるさはキャンプ場にぴったりです、マジで。

    東田トモヒロNEWS

    東田トモヒロ 20周年Rough Morning リリースツアー各地で開催中!

    【”なつ旅” 東田トモヒロ&328Movie show】

    ■日程:2023.7.22(SAT)
    ■会場 :興部 CLCプライベートキャンプ場
    ■時間:OPEN 15:00/LiveSTART 19:00
    ■Entrance 前売り3,500円 当日4,000円キャンプサイトあり(別途料金)
    ■ご予約・お問い合わせ: https://www.instagram.com/city_lights_coop_okp/

    デヴュー20周年記念ニューーアルバム「Rough Morning」リリース

    東田トモヒロデヴュー20周年を記念し3年ぶりにフルアルバムをリリース!
    7曲入りのコンパクトなサイズながら、旅感満載のビンテージサウンドは健在。
    バンドサウンドのみならず、サンプリングの Lo-Fi ビートを駆使して作り上げられた音の世界は 聴く人を未のサーフトリップへと誘う。
    オーガニックロックの新たな名盤がここに誕生!
    『 Rough Morning 』は6月7日(水)より各配信サイトでの
    ダウンロード・配信がスタートしますのでぜひご注目ください。

    「Rough Morning」
    発売:2023年6月7日(水)
    価格:CD 2,200円(税込)
    仕様:CD / デジタル

    配信URL
    https://linkco.re/1ucVpDVr


    サブスクリプションコミュニティTSC(Tomo Surf Club)
    シンガーソングライター東田トモヒロとつくる、持続可能な音楽のコミュニティです。
    月額制のサブスクリプションで、独自の配信ライブや、インターネットラジオ配信等いくつかのオリジナルコンテンツを用意して、みなさんとコミュニケーションを図っています。ぜひご参加ください。
    https://community.camp-fire.jp/projects/view/338326

    私が書きました!
    シンガーソングライター
    東田トモヒロ
    1972年生まれ熊本市在住。ニューヨークでのレコーディングを経て2003年にメジャーデビュー。旅とサーフィン、スノーボーディングをこよなく愛し、そのオーガニックなサウンドを通して「LOVE&FREEDOM」を発信し続けるシンガーソングライター。

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