子どもとトレッキングを楽しむコツって?役立つグッズも紹介 | 子育て 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.06.25

    子どもとトレッキングを楽しむコツって?役立つグッズも紹介

    「子どもと一緒にトレッキングを楽しみたい!」

    今回は、そんな思いを抱いている方のために、家族で無理なくトレッキングを楽しむためのコツと役立つグッズをまとめました。

    ある程度長い距離を歩けるようになる、小学校低学年~高学年の子どもと一緒に登山を楽しみたい、という方はぜひ参考にしてもらえればと思います!

    子どもとトレッキングを楽しむコツって?

    子どもがベンチに座っている様子。

    子どもと一緒に登山に出かけたら、こまめな休憩を心がけましょう。

    まずは、子どもと一緒にトレッキングを楽しむためのコツや注意点を紹介します。

    1.無理のないプランニングをする

    子どもとトレッキングに出かけるときは、事故防止の観点から、大人だけで出かけるよりもプランニングが重要になります。

    プランニングのコツは以下のとおりです。

    子どもの体力を知っておく

    まずは子どもと一緒に自宅の近くを散歩して、子どもがどれくらいの距離なら歩けるのかを知っておきましょう。

    子どもの体力を把握できれば、無理なく出かけられる行き先をしぼりこむことができます。子ども数人と一緒に出かける場合は、最も体力がない子を基準として場所を選びましょう。

    また、子どもが長時間歩くことに慣れていない場合は、まずは2時間程度で歩ききれる行き先がいいでしょう。

    ゆとりを持ったプランにする

    筆者の経験では、子どもと出かける場合、スタートからゴールまでには通常の1.5倍~3倍ほどの時間がかかります。

    タイトなスケジュールにすると、日が落ちる前に下山できなくなり、思わぬ事故につながることだってあるかもしれません。行動時間には十分余裕を設け、ゆとりあるプランニングをして出かけましょう。

    2.ゴールにこだわらない

    子どもと一緒の場合は、プランニング通りに進まないことが多々あります。

    大幅に時間がかかってしまったり、悪天候に見舞われたりした場合は、ゴールにこだわらず、途中でも潔く引き返しましょう。

    3.さりげなく付き添う

    崖などのビューポイント、川辺、ガレ場、濡れた木道、川にかかる橋などは転倒、転落のリスクがあります。

    危険な場所は大人が付き添って歩行しましょう。

    しかし、過剰な手だしはおすすめしません。子どもの自主性を奪ってしまうことにもなりかねないので、いざとなったときに手助けできる位置から、見守るようにして付き添いましょう。

    4.安全確認を怠らない

    子どもが登山道を歩いている様子。

    子ども同士が十分な距離を取って歩くのも事故の防止につながります。

    トレッキングの最中は子どもの行動に気を配り、安全確認を怠らないようにしましょう。

    安全確認のポイントは以下のとおりです。

    子ども同士、十分な距離をとって歩く

    歩行中は子ども同士、十分な距離(2m以上)をとって歩くようにしましょう。

    例えば、先頭の子どもの体に登山道から飛び出た枝などが引っかかり、その枝が離れた反動で近くを歩いている後続の子どもにバシッとあたってしまった、などの危険を回避するためです。

    子ども同士には、適切な距離を取るように声かけをしましょう。

    先頭と最後尾には大人が一人ずつつく

    登山道では、子どもも気分が盛り上がります。盛り上がって元気に走った結果、転倒したり、道を間違えて遭難したりするおそれがあります。

    対策として、大人が1人、先頭を歩くようにしましょう。子どもが先走ることの予防になると同時に、全体の歩行ペースをコントロールできます。

    また、引率する大人が2人以上いるならば、最後尾にも大人が1人つきましょう。後ろからはグループ全体の様子がよくわかるので、子どもの体調変化などの緊急事態にすぐ気づくことができます。

    加えて、出発前には、大人の目の届かない場所には行かないよう子どもに声をかけておきましょう。

    体調の変化に気を配る

    子どもは体調が悪くても、自分では気がつかない場合があります。同行する大人は、子どもの体調に普段と違いがないか、都度確認するように心がけましょう。

    子どもが自分から「疲れた」と訴えた場合は、その意味を考えるのも重要です。子どもの訴えは、

    • 本当に疲れている場合
    • 退屈だから疲れたと訴えている場合

    の2通りあるためです。

    後者の場合は、「あそこまで登ったら一緒にお菓子を食べよう」といった、やる気がでるような声かけや、「最近はどんなゲームをしているの?」といった、歩くことから子どもの気をそらす声かけが有効です。

    子どもが「飽きた」「もう歩きたくない」と訴えても、ちょっとした声かけで気分が変わり、やる気になる場合もあるので試してみてくださいね。

    水分・栄養補給をこまめに促す

    子どもは歩くことに夢中になると、ついつい水分補給を忘れてしまいます。脱水症状を避けるために、こまめに水分補給を促しましょう。

    また、歩行中は普段よりもたくさんのエネルギーを使います。ナッツ類やチョコレート、ゼリーなど子どもが口に運びやすいものを携行し、休憩ごとに食べさせて栄養補給をさせましょう。

    子どもとのトレッキングに役立つグッズ4つ

    デイパックとぬいぐるみが置かれている様子。

    子ども用のデイパック。

    続いて、子どもとの登山に役立つグッズを4つご紹介します。

    1.子ども用デイパック

    デイパックとは、日帰りの登山で使用するような、容量が小さめのバックパックです。

    大人が子ども用の飲み物や食べ物を全て担ぐと、かなりの重量になり負担がかかってしまいます。子どもにも自分の荷物の一部を担いでもらいましょう。

    荷物のパッキングは子どもに任せるのがおすすめ。子ども達も、これから登山をするという実感が湧きます。パッキングが終わったら、荷物が重すぎないか大人が確認しましょう。

    2.ホイッスル

    ホイッスルは子ども一人一人に持たせておきたい道具です。

    万が一はぐれてしまった場合、大声を出し続けて助けを求めると体力を消費してしまいます。その点、ホイッスルを使えば体力をさほど使わずに、自分の位置を知らせることができます。

    子どもが軽く吹いても大きな音が出るものを選びましょう。

    ホイッスルはデイパックの外側にカラビナ等で取り付けておけば扱いやすくなります。子どもには、あらかじめ使い方を伝えておきましょう。

    3.おもちゃ

    トレッキング先で、子どもが歩くのに飽きてしまう場合もあります。気晴らしのために、おもちゃを1〜2個持って行くのをおすすめします。

    行動に支障がでるほど重いものでなければ、登山に関係ないものであったとしても、子どもが選んだお気に入りのおもちゃを持たせてあげましょう。

    4.明るく派手な服

    子どもがはぐれるのを避けるために、視認性のいい赤や黄色などを配した明るく派手な服を着せるのもおすすめです。

    逆に、茶色や緑などアースカラーの服は避けたほうが無難。森や山では保護色となってしまい、はぐれたときに見つけにくくなってしまうためです。

    家族で素晴らしい景色を見に行こう!

    高台に家族が座っている様子。海が見える。

    家族で眺める景色は素晴らしい思い出になります!

    子どもにとって家族でのトレッキングは素晴らしい体験になります。出かける前には、トレッキングを楽しむためのコツを参考にして、プランニングをしっかりと行いましょう。

    「いきなり登山に出かけるのはハードルが高い」という家族は、まずは近場の森林公園など手軽なお散歩コースに挑戦してみるのがおすすめ。

    子どもたちが歩くことに慣れたら、家族で絶景を眺めに山へと出かけてみてくださいね!

    私が書きました!
    アウトドアライター
    のまどう
    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。インスタはこちら

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