デイパック界のロールスロイス「グレゴリー」40周年。 歴史的パックが原宿に集結! | バックパック・バッグ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • デイパック界のロールスロイス「グレゴリー」40周年。 歴史的パックが原宿に集結!

    2017.04.05 グレゴリーデイパックバックパック大森弘恵

    貴重な歴史的バックパックにファン感涙!

     アウトドアギアのフリーランス・デザイナーだったウェイン・グレゴリーがバックパック専門ブランド「グレゴリー・マウンテン・プロダクツ」を設立して今年で40周年を迎えた。これを記念し、世界1977個限定でシリアルナンバー入り「デイパック1977」や、「紫タグ」と「青文字タグ」を復刻した限定モデルを発売し、即ソールドアウトとなったのはご存じの通り。
     
     東京「グレゴリー原宿」では3月18〜19日の3日間、店舗丸ごと「40周年記念展」を開催。日本初お披露目の貴重なパックも展示され、ひとめその姿を見ようと多くのファンが押し寄せた。

     会場の様子とともに、グレゴリーの歩みを振り返ってみよう。


     会場中央には40周年限定モデルを展示。「青文字タグ」(奥:ブルー/パープル)と「紫タグ」(手前:ブラック)を備えたデイ&ハーフパック、デイパック、テールランナー。

    上の写真中央の「デイパック1977」は創業当時のデイパックを再現しており、世界で1977個の限定発売。ほぼ売り切れで、残りわずか。

     40周年を記念し、各サイズ40種類のカラーをそろえた直営店限定Tシャツも用意されていた。

    ウェイン・グレゴリー最初の作品


     1960年代、14歳のウェインが、ボーイスカウト活動の一環で作った「ウッドフレーム・パック」から歴史はスタート(ウェインが実際に作ったフレームは、あまりにできがいいので、実弟が販売してしまったとか。展示モデルは、友人が作った同型)。

    「サンバード」社時代のフレームパック


     アウトドアショップ「アドベンチャー16」でバックパック作りのノウハウを学んだウェインは、妻のスージー、2名のビジネスパートナーとともにバックパックのガレージブランド「サンバード」を設立。当時作っていたのはアルミフレームを使った「エクスターナル・フレームパック」だ。

    ケニー・クックの「カシン」


     1973年に「サンバード」は解散したが、ウェインは再び1977年に「グレゴリー・マウンテン・プロダクツ」を設立。友人の冒険家、ケニー・クックがデナリに挑む際、グレゴリーにパック製作を依頼して生まれたのが、ウェインがフリーランス時代に生み出した「カシン」ベースのパックだ。ケニーは軽量化のためにウエストベルトを切ってしまい、厚みのあるダウンを着た際にパックを背負いにくくなったのだとか。

    1978年、「着るバックパック」誕生

     1978年、ノンフレーム構造の「ウェインデイ」を発表。腰に回る部分をくさび形に裁断することで、パックの加重保持力を向上させている。パックを“着る”というグレゴリー哲学の礎(いしずえ)的なモデル。

    1980年、カーボンを使った「スノークリーク」


     1980年発表の「スノークリーク」。カーボンファイバー製ステイの採用、背面長を調節できるシステムなど、背負い心地のよさが評価された名作。

    1982年、名作「デイパック」誕生


     1982年にカタログに初登場した「デイパック」。斜めのファスナー、トレッキングポール用ストラップなど、現行モデルとほぼ同じデザインだ。日本発売は1986年のこと。

    1990年代の代表作「ロック・ロブスター」


     1990年代を代表する中型バックパック「ロック・ロブスター」を発表。雨蓋は高さ調整可能なフローティング方式、ショルダーハーネスも大きく進化している。

    1995年、フレームパック「エボリューション」


     1995年、グレゴリーの原点ともいえるエクスターナルフレームを採用した「エボリューション」を発表。名前の通り、デザインはクラシカルだが、進化を遂げた名作だ。

     写真はホーボー・ジュンさん所有のもの。奥の「グラビティ」はアドベンチャーからバックカントリーまで対応するマルチパックで、ショルダーハーネスの角度が変わる「Auto-Cant」など、現在に通じる技術が搭載されている。

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