行動食には何がおすすめ?アウトドアガイドが教える行動食の種類と持ち運び方
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    2023.06.09

    行動食には何がおすすめ?アウトドアガイドが教える行動食の種類と持ち運び方

    行動食

    行動食の数々。

    登山やハイキングの時に持っていく「行動食」。通常の食事や非常食とは別に、行動中に食べるもののことです。

    行動食は、エネルギー不足による行動不能を防ぐために欠かせないもので、日帰り登山や宿泊登山など、どのような山行にもかならず持参する必要があります。

    しかし、行動食として何を持っていけばいいのか、多くの人が実際にどのようなものを食べているのか、気になりませんか?

    今回はアウトドアガイドをしている筆者が、行動食の種類、持ち運び方、おすすめの行動食を紹介します。定番のお菓子から個性的なものまで様々。ぜひ参考にしてもらえればと思います。

    行動食の種類

    まずは、行動食になる食べ物には、どのような種類があるのかをご説明します。後半には意外な食品も登場しますよ!

    スナック

    スナック系お菓子

    定番のスナック系。

    定番の行動食と言えばスナックです。柿ピーが一番人気ですが、そのほかビスケットやポテト系のスナックもおすすめです。

    スナックであれば普段から食べ慣れているので、山でも食べやすいでしょう。お気に入りのお菓子で、美味しくエネルギーを補給できるのが魅力です。

    シリアル

    シリアル

    筆者のお気に入りは甘めのシリアル。

    そのまま食べても美味しく、色々な種類があるシリアル。

    自宅に大袋がある場合は、ジップロックに必要な分を取り分けて持って行くといいでしょう。

    そのほか、100円ショップで一食分のサイズが売られているので、そちらを都度購入して持って行ってもいいでしょう。

    チョコ・グミ

    チョコとグミ

    チョコとカラフルなグミ。

    甘くて美味しい高カロリーなチョコや、カラフルでかわいいグミも定番の行動食です。

    チョコはバータイプのものや、コーティングされて溶けにくいものが、食べやすくておすすめです。

    グミは、味はもちろんのこと、その見た目も選ばれる理由のひとつ。かわいいグミを持参して気分をアップさせてみるのもいいでしょう。

    和菓子

    和菓子系のお菓子

    最近話題の塩羊かんやわらび餅の和菓子系。

    油分が少なく、胃にあまり負担をかけずにカロリーを摂取できる和菓子。中でも塩羊かんは、今大人気の行動食です。

    さらに、最近流行りつつあるのがわらび餅。スティックタイプで食べやすい商品も出ているので、ぜひ試してみてください。

    また、干し梅も、塩分などのミネラルが取れるのでおすすめです。

    ナッツ・ドライフルーツ

    ドライフルーツとミックスナッツ

    ナッツとドライフルーツ。

    塩味のナッツには、塩分やタンパク質、糖質、脂質が含まれているので行動食に最適です。

    ドライフルーツは、フルーツの風味を楽しめて、日持ちもするので人気があります。

    ちなみに、「シナモン味のバナナチップ」など個性的なものも存在するようです。商品名を聞くだけでも美味しそうですよね。

    キャラメル・飴・ラムネ

    キャラメルやラムネ

    すぐにエネルギーになる糖類も定番。

    甘くて美味しいキャラメルや飴、ラムネ菓子も人気です。

    キャラメルや飴は歩きながら食べるのに向いているほか、ラムネや固形のブドウ糖はすぐエネルギーになるので、行動食に適しています。

    見た目もかわいい金平糖や、渋い黒糖キャンディもおすすめです。

    高カロリーなもの

    パワージェルやエナジーバー

    ハードな運動には高カロリーなものを。

    マラソンやトレラン、ロードバイク、トライアスロンなど、効率よく高カロリーを摂取したい時に持っていくのが、エナジージェルやエナジーバー。

    「飲む点滴」とも言われる甘酒も話題になっています。

    加糖練乳

    練乳も行動食に!?

    「え?こんなものも行動食になるの?」という声が聞こえてきそうですが、筆者のガイド仲間には練乳を行動食として持ち運ぶ人もいます。

    牛乳に糖類を加えて濃縮した練乳はカロリーがとても高く、かつ美味しいので、山行で役立つのでしょう。ちなみに、エナジージェルのように、チューブから直接食べるとのことでした。

    行動食の持ち運び方

    続いて、行動食の持ち運び方についてお伝えします。人それぞれ好みの持ち運び方があるので、紹介する中から自分に合った方法を探してみてください。

    そのまま持っていく

    ジッパー付きのお菓子

    最近はジッパーつきで便利なパッケージも。

    まずは、市販のパッケージのまま持っていく方法です。

    詰め替えなどの準備が不要なため、とてもお手軽ですが、商品によっては現地でゴミが出てしまうデメリットがあります。

    最近はジッパー付きのパッケージも増えてきており、そのようなものはちょっとずつ食べることができるので便利です。

    ボトルに入れる

    ボトルに入ったお菓子

    ボトルに入れると見た目もかわいい。

    ナルゲンボトルや、100円ショップで購入できるプラスチックのボトルに入れて持っていく方法です。

    中身や残量が一目で確認でき、カラフルなお菓子を入れると見た目もきれいになります。また、割れやすいお菓子を壊さず持ち運べる点も便利です。

    保存用袋に入れる

    ジップロックに入ったお菓子

    ジップロックも定番の持ち運び方です。

    大小さまざまなサイズの袋があるので、中身の量に合った大きさを使うといいでしょう。食べ終わったあとはコンパクトに折りたためるので、非常に便利です。

    保存用袋に好きなお菓子を数種類詰めて、お気に入りの“トレイルミックス”を作るのもおすすめです。ただし、割れやすいものを入れる場合は注意が必要です。

    アレンジは無限大!手作りボトルの例

    ここまで、お店で販売されている食品の中から行動食に適したものを紹介してきましたが、次は筆者がいつも山に持っていく、オリジナルミックスの行動食を紹介します。

    私はしょっぱいものと甘いものを別々のボトルに分けて持っていきますが、あえて両者を同じボトルに入れるのもありです。色々な持ち運び方を試して、楽しんでみてくださいね。

    しょっぱい系ミックス

    ボトルに入ったスナック菓子

    筆者のお気に入りは柿ピーにポテコ。

    ベースは柿ピーで、そこにポテコなどのスナックをプラスしたものです。

    柿の種とピーナッツ、そしてスナック菓子のサクサクポリポリとした食感が楽しめて、ついたくさん食べてしまいます。

    満腹感も得られるので、お気に入りの行動食です。

    日帰り登山やハイキングでは小さめのボトルに、宿泊する登山の場合は500ml程度のボトルに詰めて持参しています。

    甘い系ミックス

    ボトルに入ったシリアル

    お気に入りのフルグラにチョコをプラス。

    フルグラなど甘い味のシリアルに、マーブルチョコやM&Mチョコを入れたものです。

    甘くて美味しい上に、しっかりとカロリーやタンパク質、ミネラルが取れるので、とてもおすすめです。

    お気に入りの行動食を持って山行を楽しもう

    たくさんのお菓子

    お気に入りの行動食を見つければ山行が楽しくなります。

    行動食といっても十人十色。個性が出るので、自分の行動食と他の人の行動食を比べてみると、とても面白いはずです。

    普段食べているお菓子も、外で食べるとちょっと違う味に感じますよ。

    ぜひあなたも、自分らしい行動食を見つけて、山へ出かけてみてください。

    私が書きました!
    アウトドアガイド・ライター
    すー(鈴木 隆)
    日光市生まれ日光市育ち。40代で脱サラ後に、カナダに留学して退職金を使い果たす。帰国後は観光関係の仕事をしつつ、アウトドアガイドとしても働く日々を送っています。キャンプ、登山、ロードバイク、トレランなど外遊びが趣味で、楽しく働いて生活することをモットーとしています。

     

     

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