焚き付けに便利な新聞紙。燃やすためにキャンプへ持っていく方も多いのではないでしょうか?
実は新聞紙には、焚き付け以外にも使い道がたくさんあります。容器やスリッパ、さらにはおもちゃに変身させることもできるんです。
キャンプに行く際には、新聞紙を少し多めに持っていき、便利に活用してみませんか。
今回は新聞紙で簡単に作れるものや新聞紙を使った遊びを、計4つご紹介します。
(1)新聞紙で作るゴミ箱
用意するものは、新聞紙見開き1枚のみ。さっそく作り方をご紹介します。
まず、二つ折りにした新聞紙を、綴じてある辺が手前に来るように机の上に置きましょう。
次に、新聞紙の中央線に沿うように、2箇所を折ります。
続いて、上の部分について、上一枚だけを手前にめくります。きちんと折り目をつけておきましょう。
ひっくり返し、裏面の上部も同様に手前に向かって折りましょう。ただし、ここは折り跡をつけておくだけ。折ったら開いて、元に戻しておきます。
再度ひっくり返して、もとの面を上にして置きます。上の画像と同じようになっていれば正解です。
先ほど手前に折り返した部分の両端を、三角形を作るように手前に折ります。
両端を折ったら、手前に向かってさらにひと折りします。
ひっくり返し、中心線に向かって、左右を折っていきます。
左右を折り、上記の画像のような形になりました。
上部を、手前に倒すように折ります。
先ほど折り跡をつけた箇所を目印にして内側に折り込むと、ゴミ箱の淵ができます。
ゴミ箱の口から手を入れ、ゴミ箱の底辺となる部分を作りましょう。
底辺が正方形になるように、ゆっくりと手で、上記の画像のような形を作ります。子どもが作る場合、1人では難しいので、一緒に手伝ってあげることをおすすめします。
飛び出ていた部分を左右どちらかに倒し、形を整えれば完成です。
複数のゴミ箱を作って、テント内で燃えるゴミ入れとプラゴミ入れに分けて使うのもいいでしょう。
筆者の子どもは、自分で作ったものには愛着が湧くようで、きちんとゴミ箱にゴミを捨ててくれるようになりました。
1泊2日のキャンプにちょうどいいサイズのゴミ箱なので、かなり重宝しますよ。
(2)新聞紙で作るスリッパ
続いては、テントの中で履ける即席スリッパの作り方をご紹介します。
見開きの新聞紙1枚で、片方のスリッパができます。両足分作るためには新聞紙を2枚用意しましょう。
まず、二つ折りにした新聞紙を、綴じてある辺が右側に来るように机の上に置きます。中央の線に合わせて、下半分を折ります。
さらにもう一度、同様に折ります。
裏返して、左から1/3の長さのあたりで折ります。
続けて、右から1/3の長さのあたりで、重ねるようにして折ります。
重なった上の部分を、下の部分のポケットへと入れ込みます。
角を少しだけ内側に折り込みましょう。
下の両端を少し折り、ひっくり返したら完成です!子どもサイズのスリッパであれば、半分の大きさの新聞紙で作るとちょうどいいでしょう。
(3)新聞紙で作るドッジボール
複数枚の新聞紙を丸めてボールにすれば、あっという間に即席ドッジボールのできあがりです。
小さいサイズで作れば、小さな子どもでも投げやすいボールになります。お好みのサイズで作ってみましょう。
丸めたままだと、だんだんと新聞紙が広がってきてしまうので、ガムテープで全面をぐるぐる巻いてあげると◎。ガムテープの種類によっては、多少の防水効果も期待できます。
ガムテープで補強すると何度でも使える、とてもコスパのいいおもちゃです。
ただし、あまりにかたく作ってしまうと相手に当たった際、怪我をする恐れがあります。作るときには、大人が注意して見てあげるといいでしょう。
(4)新聞紙じゃんけん
最後に、少人数でも大人数でもできる、新聞紙を使ったゲームを一つご紹介します。
その名も、新聞紙じゃんけん。
足元に1人1枚新聞紙を大きく広げ、その上に乗った状態がじゃんけんゲームのスタートです。
じゃんけんに勝ったら、そのまま新聞紙の上に立っています。負けたら、新聞紙を半分に折りたたみ、その上に乗ります。ゲームはその繰り返しです。
足元の新聞紙の面積がだんだん小さくなり、「おっとっと!」とよろけて体が新聞紙の外へ出てしまったら、ゲームオーバー。最後に残った1人が勝ちとなります。
最初はみんな余裕な顔をしていても、負けるたびに新聞紙が小さくなっていくので、進むにつれてハラハラドキドキ。
簡単なゲームなので、小さなお子さんとも一緒に盛り上がれる、最高の遊びです。遊んでみると、大人より子どもの方がバランスをとるのが上手なことも!
ファミリーキャンプの大型テントなら、テント内でも遊べるでしょう。
新聞紙を使ってキャンプを楽しもう!
焚き付け以外のシーンでも大活躍の新聞紙。
あれこれ使ってみるうちに、新たな用途を発見できるかもしれません。便利な新聞紙をキャンプに持参して、みんなで楽しく使ってみましょう。