農業を営むライターが伝授!春から始める家庭菜園におすすめの野菜6選 | 農業・ガーデニング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.05.07

    農業を営むライターが伝授!春から始める家庭菜園におすすめの野菜6選

    収穫した野菜

    自分で作って、自分で食べる。そんな自給自足に憧れたことはありませんか?

    手間暇をかけて育てた野菜は、言葉にはできない美味しさがあります。

    今回は、農業を営む筆者が、自宅の庭やベランダで栽培できる種類を中心に、初心者でも育てやすい野菜をピックアップしました。

    春から種を蒔いたり、苗を植えたりして育てられる野菜とは?育て方のちょっとしたポイントやコツも交えながら解説します。

    春から育てられるおすすめの野菜6選

    さっそく春の家庭菜園におすすめの野菜を紹介していきます。

    (1)トマト

    ミニトマト

    ミニトマトがどっさり収穫できました。

    家庭菜園ではお馴染みのトマト。学校の授業で育てたことがある、という方も多いのではないでしょうか?

    トマトにはいくつか種類がありますが、中でも育てやすいのはミニトマト。

    大玉トマトは難易度が高く、実が割れてしまうことも多いので、まずはミニトマトからトライしてみてください。

    ホームセンターなどで苗を購入でき、プランターでも栽培が可能。

    植え付け直後はこまめな水やりが大切ですが、収穫前に水をあげすぎると実が割れてしまうので注意しましょう。

    植え付け時期は4月〜6月頃、収穫時期は7月〜9月頃が目安です。

    (2)サヤエンドウ

    さやえんどう

    収穫のタイミングで食感が変化するので、太くなりすぎる前に獲りましょう。

    サヤエンドウは春先から初夏が旬で、味噌汁やサラダなどによく合います。

    苗を購入すれば、春の植え付けでも栽培することができます。「絹さや」という品種は、サヤエンドウの中でも筋が少なく食べやすいので特におすすめしています。

    初心者が簡単に育てられ、次々と実るので、たくさん獲れるのは嬉しいポイント。

    上に這うように伸びていくので、支柱と麻紐などを利用して育ててみてください。

    植え付け時期は4月頃、収穫時期は5月〜6月頃が目安です。

    (3)オクラ

    オクラ

    逆さに実ることを、育ててから初めて知りました。

    ネバネバが特徴で、栄養をたっぷり含んだ夏野菜のオクラ。

    育てる際の手間がほとんどかからないので、放任栽培でOKです。また、成長がとても早く、花が咲いてからは数日で収穫できます。

    時間が経つと実が固くなってしまうので、早めの収穫を心がけるのがポイント。

    種からでも始められますが、初めての場合は苗を購入して育てると簡単です。

    オクラは背丈が高くなり、人の身長を超えることも!ベランダなどでプランター栽培をする場合は、背丈の低い品種を選ぶとスペースを確保しやすく、収穫も楽にできるでしょう。

    オクラの花はとても綺麗なので、そちらもぜひ注目してください。

    植え付け時期は5月中旬〜6月頃、収穫時期は7月〜9月頃が目安です。

    (4)エダマメ

    エダマメ

    鈴なりエダマメも夢じゃない!

    家庭菜園でも人気のエダマメは、病気になってしまうリスクが低く、育てやすい野菜です。

    しっかりと水やりを行っていれば、すくすくと育ってくれます。

    種から育てるのが一般的で、栽培期間の短い早生(わせ)品種が初心者の方には簡単でおすすめです。

    上手に育てることができれば、プランター栽培でも鈴なりで収穫することができます。ただし、肥料をあげすぎると茎葉だけが育ってしまい、実が不成熟になってしまうので気をつけてください。

    自分で育てた枝豆をつまみに飲むビールは、格別ですよ。

    種まき時期は4月〜6月頃、収穫時期は7月〜9月頃が目安です。

    (5)ジャガイモ

    ジャガイモ

    ジャガイモを掘るときはワクワクします。

    料理にも使いやすく、食卓にあると嬉しいジャガイモ。

    一見育てるのは難しそうに思えますが、手間があまりかからず、生命力も強いので初心者の方にもおすすめの野菜です。

    最近では、袋のままベランダで栽培できるキットが販売されているので、そのような商品を育ててみてもいいでしょう。

    育てる際のコツは芽が大きくなってきたら芽かきを行い、土をしっかりと株元にかけること。硬くて良さそうな芽だけを数本残して、栄養を集中させましょう。

    植え付け時期は4月〜5月上旬まで、収穫時期は7月頃が目安です。

    (6)パクチー

    パクチー

    実はパクチーも育てやすい。

    クセのある香りが魅力的で、エスニック料理に欠かせない野菜、パクチー。

    実は、自宅で簡単に育てることができます。

    市販の種は殻がついており発芽しにくいので、一晩水に浸けてから種を蒔くと発芽率が上がるといわれています。

    獲りたての新鮮なパクチーは香りが強く、爽やかな風味でとても美味しいです。

    種まき時期は4月〜6月頃、収穫時期は7月〜9月頃が目安です。

    家庭菜園に必要な道具を整えよう!

    種

    種類がたくさんあるので、栽培方法にあった品種を厳選しよう。

    野菜の種はスーパーなどでも販売されており、手軽に購入することができます。また、必要な道具や資材は、ホームセンターなどで一通り揃えられるでしょう。

    最近の家庭菜園ブームが追い風となり、100円ショップでも便利なアイテムが続々と登場しています。

    以下のリストを参考に、ご自身の栽培したい野菜や、場所にあったものを準備してみてください。

    • プランター
    • 肥料
    • スコップ
    • 支柱
    • ハサミ
    • 麻紐
    • ジョウロ
    • 手袋

    庭やベランダは無限の可能性を秘めている!

    収穫した野菜

    他品目少量栽培でたくさんの種類を育てることも可能!

    自分で愛情をかけて育てた野菜は、美味しさも段違い。新鮮なうちに食べることができるのも、家庭菜園の醍醐味ですね!

    場所を選ばず、比較的気軽にスタートできるものばかりを紹介したので、この記事を参考に家庭菜園を始めてみてはいかがでしょうか。

    私が書きました!
    ライター
    ヒロ
    東京都出身、山形県在住。フルーツ愛ゆえに農家を目指して日々研修中。学生時代にキャンプや車中泊での日本1周を経験。趣味は格闘技(ムエタイ)、サウナ・温泉、サバイバルゲーム、ゴルフなど。最近スノーボードを始めました!

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