マナーを守ってタバコを味わおうと思えば、携帯灰皿は欠かせないアイテムです。そこで、アウトドアにふさわしい携帯灰皿10選をピックアップしました。いつも身に付けるものだからこそ、とことんこだわった一品を探してみてはいかがでしょうか。
まずは携帯灰皿の選び方をチェック
衝動買いで失敗する最大の原因は、チェックポイントの見逃しです。候補を絞り込む前に、携帯灰皿の選び方を確認しましょう。
利用シーンに合う形状のものを選ぶ
携帯灰皿には、主に次の4タイプがあります。
- ポケットタイプ
- ハニカムタイプ
- シリンダータイプ
- 灰皿タイプ
ポケットタイプは、薄く携帯性に優れているため、胸ポケットのような膨らみが目立つ場所にも忍ばせておけます。ハニカムタイプは蜂の巣のような構造で、それぞれの穴に1本ずつタバコを入れられ、すばやく消火しやすいのがメリットです。
シリンダータイプは細長い形状で、キーホルダーのような吊り下げアイテムが多く見られます。灰皿タイプは置いて使えるため、キャンプサイトでも自宅のようにくつろげるでしょう。
機能・デザインを決める素材で選ぶ
携帯灰皿の機能やデザインは、形状だけでなく素材によっても変わります。携帯灰皿に主に使用される素材は金属か革です。
アルミニウム・亜鉛・真鍮といった金属製は密閉性が高く、臭いが漏れにくいのが特徴です。火に強く劣化しにくいため、気に入ったアイテムを長く愛用できるでしょう。
革の携帯灰皿の特徴は、なんといっても経年変化です。使うほどに柔らかくなって手になじむ感覚は、他の素材では味わえません。内側のリフィルを交換すれば、長く使用できます。
吸う本数に合った大きさで選ぶ
タバコは、人によって吸う本数・頻度が異なります。そのため、評判のよい携帯灰皿を使っても、いまいち自分に合わないといったことが起こりがちです。
1日に数本しか吸わない人や、小まめに手入れするタイプであれば、携行性を重視してコンパクトなものを選ぶとよいでしょう。
1日に1箱以上吸う人や、なるべく手入れの回数を減らしたい人は、大容量タイプの方がストレスなく使えます。
臭いが漏れにくい携帯灰皿2選
タバコが好きでも、いつまでも臭いがつきまとうのは嫌なものです。タバコのオンオフを分けやすい、密閉性の高い携帯灰皿を紹介します。
アビタックス「4301 Outdoor Ashtray」
アルミニウム合金でできた、約6.3×6.7×2.8cmの灰皿タイプです。一般的には傷つきやすい素材ですが、表面にアルマイト加工を施して耐久性をアップさせています。
国内の職人により精密に作られており、15本も収納できる容量ながら灰も臭いも逃がしにくい仕様です。「携帯灰皿から漏れた臭いが服やポケットに移ってしまった…」などと、ガッカリすることもなくなるでしょう。
灰皿のフタ部分となるのは、スライド式のクリップです。クリップだけ少しざらついた質感が、デザインに絶妙なニュアンスを加えています。
全部で12色とカラーバリエーションも豊富で、イメージに合ったものを選べるでしょう。デザイン性の高さから、1994年にグッドデザイン賞を受賞しています。
参考:アルマイト処理(表面処理)とは?処理工程やメリット・デメリットを解説 | コーティングマガジン | 吉田SKT
- 商品名:アビタックス「4301 Outdoor Ashtray」
- アビタックス公式オンラインストア:商品はこちら
A&F「エイアンドエフ アッシュコンテナ」
ねじ込み式のキャップでしっかり密閉できるため、吸い殻・灰が飛び散りません。臭いもシャットアウトするので、タバコが苦手な人とも行動しやすいでしょう。
高さ約7.5cm、直径約3.2cmとそこそこの収納量がありますが、軽いアルミニウム素材で重量は約42gです。長めのストラップが付いているなど、携行のしやすさもポイントです。
仕切りのない円筒型なので、携帯灰皿としてはもちろん、小物入れとしても役立ちます。絆創膏・常備薬などの、エマージェンシーギアの収納に利用してもよいでしょう。カラーは全8色のラインアップです。
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- 商品名:A&F「エイアンドエフ アッシュコンテナ」
- A&F公式オンラインストア:商品はこちら
A&F
エイアンドエフ アッシュコンテナ
サイズ:7×3.5(径)cm 重量:60g
たっぷり大容量の携帯灰皿2選
「灰を落とそうと思ったら、灰皿が満タンだった…」といったように、小さなことも積み重なるとストレスになります。「あんまりマメじゃないから」という人には、次に紹介する大容量タイプがおすすめです。
オロビアンコ「ORA-001 CA 灰皿」
アルミボディーにレザーを巻き付けた、高さ約7.5cm、直径約3.0cmのシリンダータイプです。刻印されたブランドロゴが高級感を演出し、落ち着いた大人にぴったりのデザインになっています。
フタと底の両方が開くので、満タンに詰めた吸い殻も難なく取り出せます。ラグジュアリーな雰囲気が漂う7色がラインアップされており、どの色を選ぶかが悩ましいところでしょう。
本体には、キーリングとナスカンが付いています。ちょっとしたところに引っ掛けて持ち運べるので、リュックの中で携帯灰皿が行方不明になることもないでしょう。
- 商品名:オロビアンコ「ORA-001 CA 灰皿」
- オロビアンコ公式オンラインストア:商品はこちら
ストリームトレイル「トロピードL」
高さ約17cm、直径約4.5cmのアルミ素材でできた携帯灰皿です。大量の吸い殻を収納でき、たくさん吸う人にとって頼もしい相棒になるでしょう。
フタはマグネットによる着脱式で、ワンタッチで開閉できます。トップにはカラビナが付いているため、リュックの外側に引っ掛けておけば内部の収納スペースも取りません。
本体側の磁石を柱に付ければ、置き型タイプの灰皿のように使用することも可能です。一服しながらドリンクを飲んだり、スマホを操作したりするときなどに役立ちます。全5色のラインアップの中から、好みに合わせて選びましょう。
- 商品名:ストリームトレイル「トロピードL」
- ストリームトレイル公式オンラインストア:商品はこちら
デザイン性の高い携帯灰皿4選
心からリラックスするためには、自分にとって心地のいい形・色を選ぶことが大切。リラックスタイムの世界観を邪魔しないデザインの携帯灰皿を選びたいものです。おしゃれアイテムとしても見栄え抜群な、4個の携帯灰皿をピックアップしました。
ビームス「bPr BEAMS / NEW アルミ 携帯灰皿」
輝くようなアルミボディーの、スタイリッシュな携帯灰皿です。「bPr BEAMS」は、日本屈指のセレクトショップ&アパレル・雑貨ブランド「ビームス」のプロダクツレーベルだけに、おしゃれ度は群を抜いています。
高さ約8.0cm、直径約2.6cmのシリンダータイプで、フタはマグネット着脱式です。安定感のある円筒型なので、置いて使っても倒れにくいでしょう。
キャップにはダブルリングが付いていて、ベルトループなどに通して持ち運ぶ際に便利です。カラーバリエーションはシルバー・ブラックをはじめ、全6色展開です。
街でも活躍するデザインは、キャンプサイトのインテリアを引き締めるアイテムにもなるでしょう。
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- 商品名:ビームス「bPr BEAMS / NEW アルミ 携帯灰皿」
- ビームス公式オンラインストア:商品はこちら
ダルトン「ポータブル アシュトレイ ワピチ」
『ワピチ』とは北アメリカに生息する大型のシカで、オスはとても立派なツノを持っています。その堂々としたワピチの姿が描かれた、アウトドア派の感性をくすぐる携帯灰皿です。
折りたたみ式のタバコホルダーを使えば、タバコを吸う間も両手を空けておけます。消火時にタバコを差し込む穴もあるので、なかなか火が消えずにイライラすることもないでしょう。
約2.1×6.0×4.4cmの角形で、ほどよく容量があり、ポケットに入れても邪魔になりません。「シンプルかつ個性的で、機能性も譲れない」というワガママにも答えてくれる一品です。
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- 商品名:ダルトン「ポータブル アシュトレイ ワピチ」
- ダルトン公式オンラインストア:商品はこちら
エスペラント「マルチケースM」
サイズ約11.5×7.0×3.8cmの、牛革で作られた携帯灰皿です。「燃えてしまうのでは?」と不安になるかもしれませんが、特殊な硬化加工により、灰皿として使用できる強度を持たせています。
コロンとした形状は、ほかではあまり見ないタイプです。素材も相まって、おしゃれに敏感な愛煙家の注目を集めるに違いありません。
馬具などに使われるなめし革『イングランドサドルレザー』は使い込むほどに色ツヤが変化し、自分仕様になっていきます。全7色から好きなカラーを選び、じっくりと灰皿を育ててみてはいかがでしょうか。
- 商品名:エスペラント「マルチケースM」
- エスペラント公式オンラインストア:商品はこちら
ペンギンライター「携帯灰皿 喫煙所 たばこ屋さん2」
『ユニークなデザインが好き』という人に一押しなのが、ペンギンライターの携帯灰皿です。昭和のタバコ屋を思い起こさせる、レトロなデザインが何ともいえません。
数あるペンギンライターの携帯灰皿の中でも、『たばこ屋さん』シリーズほど灰皿感を主張するデザインはあまりないでしょう。ただのキーホルダーとして使っても、面白みがあります。
サイズは直径約6.4cm、高さは約2.1cmあり、収納力も十分です。見た目のゆるさに反して密閉性もあり、スライド式のフタが灰をしっかり閉じ込めます。
- 商品名:ペンギンライター「携帯灰皿 喫煙所 たばこ屋さん2」
- ペンギンライター公式サイト:商品はこちら
コスパのよい携帯灰皿2選
「それほどタバコは吸わない」「こだわりもあまりない」そんな人におすすめなのが、コスパ重視の携帯灰皿です。デザインも機能もシンプルな2点を紹介します。
ダルトン「ポータブル アシュトレイ エメルヘンシア」
約5.0×5.0×1.6cm、平たい丸形の携帯灰皿です。吊り下げはできませんが、それほど厚みもなく、服やリュックのポケットに気軽にしまっておけるでしょう。
フタを開けると折りたたみ式のタバコホルダーがあるので、作業中の一服時にもタバコを置いておけます。
表に書かれたスペイン語『EMERGENCIA』は、英語でいえば『EMERGENCY』、つまり『緊急事態』を意味します。フタを閉めるたびに、「確実に火を消そう」という気持ちになりそうです。
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- 商品名:ダルトン「ポータブル アシュトレイ エメルヘンシア」
- ダルトン公式オンラインストア:商品はこちら
カインズ「Clean Up携帯灰皿」
EVA樹脂でできた、ポケットタイプの携帯灰皿です。柔軟性があるので必要以上に場所を取らず、中に吸い殻がなければ、ほぼ厚みが出ません。
とはいえ、本体サイズは約9.2×1.3×12.0cmあり、タバコ1箱分くらいの収納力があります。重量は約10gなので、タバコを収納しても負荷といえる重量にはならないでしょう。
『吸い殻が収納可能』『かさばらない』の2点を重視するなら、非常にコスパのよいアイテムといえます。
- 商品名:カインズ「Clean Up携帯灰皿」
- カインズ公式オンラインストア:商品はこちら
まとめ
嫌煙の風潮が高まって喫煙スペースが縮小され、愛煙家にとっては世知辛い世の中になってきました。だからこそ、マナーを守った喫煙スタイルが重要といえます。
形状・素材・容量がしっくりくる携帯灰皿があれば、アウトドアでのタバコをより楽しめるでしょう。
タバコはただの習慣ではなく、リラックスするための大切なひとときでもあります。お気に入りの携帯灰皿を片手に、雄大な自然を感じながら至高の1本をくゆらせてみてはいかがでしょうか。