キャンパーの理想が随所に!幸福度がUPする「おうちリノベーション」のヒント | ナチュラルライフ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.02.17

    キャンパーの理想が随所に!幸福度がUPする「おうちリノベーション」のヒント

    中古のキャンピングカーを自分仕様にしたり、キャンプで使用する棚をDIYしたり、自分らしく過ごせるように工夫しているキャンパーはたくさんいます。自宅も快適な空間にしたいとリノベーションするアウトドア好きも多いのだそうです。

    多くの中古住宅のリノベーションを手がける「リノべる。」で、ウェルビーイングやエシカルとリノベーションの関係を紐解くメディア向けセミナーが開催されました。

    住宅をリノベーションすると幸福度が上がる?

    リノベーションでの誤解など基本から学びます。

    「リノべる。」では、中古物件探しからリノベーションまでをワンストップで行っています。今回のセミナータイトルは、『中古住宅購入+リノベは幸福度が高いって、ホント?』です。リノベーションといえば、今の住環境をより快適にという機能面やなんとなくおしゃれな内装を思い浮かべますが、幸福度とどんな関係があるのか気になります。

    まずは、リノベーションの種類からおさらいです。

    • リノベーション済みの物件
    • 自宅のリノベーション
    • 中古不動産購入+リノベーション

    リノベーションのあり方は、大きく3つのタイプに分かれます。なかでもハードルが高そうなのが中古不動産購入+リノベーション。中古のお部屋を見て、リノベーション後のお部屋をイメージするのがむずかしく感じたり、おしゃれのセンスがなくて無理と思ったりしてしまいますよね。ただ、これって誤解なのだそう。

    「リノベーションをされた方は、おしゃれな住まいに住んでいるから幸せ、というわけではありません。実は、幸せを実現するための“エシカル=自分も地球もご機嫌にする選択”として、リノベーションを捉えることができます。住まいの幸福度を考えたとき、主体的に暮らしに関わることが“幸せ”という感情をつくりあげていくのです」(リノべる ピープル&カルチャー本部 ブランド戦略部 部長 木内玲奈さん)

    住まいを通じて自分らしくいられることや、成長を感じられることは、幸福の概念に直結する感情だそう。

    つまり、自分らしくいられる住まいづくりに自ら関わることで愛着が育ち、幸福度が上がっていくといいます。また、リノベーションは、環境に対してもポジティブなインパクトがあるそう。新築への建て替えと比較して、CO2排出量を76%削減、廃棄物は98%削減できるため、自分だけでなく地球もご機嫌にできる住まいの選択肢であると木内さんは話します。

    中古マンション購入+リノベーションの満足度は高い。※「リノべる」調べ

    「リノベる。」が20208月に住まいにおける幸せを調査した結果、中古マンションを購入しリノベーションした人の方が、都内で新築マンションを購入した人より満足度が高く、ネガティブポイントが低いとわかったのだそう。なかでも、「エウダイモニア」(ギリシャ語で幸福を意味する言葉)という幸福度を測る項目では、「自分らしくいられる」や、「リフレッシュできる」と答えた人が9割を超えていました。

    また、リノベーションは住まいづくりの段階から主体的に関わることで幸福度が上がるそうです。すでにあるものからお気に入りを選ぶのではなく、自分自身のライフスタイルに合わせて作り上げていくという楽しみがありそうですね。

    アウトドア好き必見のリノベーションとは?

    リノベーションされた「リノべる。東京 表参道本社ショールーム」。

    リノベーションに主体的に参加すると幸福度が高まるといわれても、すぐにはピンときませんよね。

    「お休みの日は、どんなことをしていますか?また、自宅で何をしている時間が好きですか?まずは、そこからお話をうかがって、どんな暮らし方が理想なのかをお客様と一緒に深堀することから、リノベーションは始まります」(リノべる ピープル&カルチャー本部 ブランド戦略部 PR担当 田形梓さん)

    効率的な導線など、利便性を最優先に考えるのかと思ったら、好きなことについての空間からイメージを膨らませるとは意外でした。

    今回の取材では、リノベーションしたショールームも見学してきました。アウトドア好きにぴったりの工夫に触れながら紹介していきます。

    玄関は趣味のものなどが置ける空間に。

    エントランスを入ってすぐといえば玄関です。

    「玄関は、間取りでは注視されず、3LDKなどの数字にも表記されない空間ですが、外と中の間、昔でいう土間空間として捉えると快適になります。近年は特に、手洗い場や収納スペースを設けたいという要望があります。特にアウトドア好きの方は、土間空間にギアの収納場所を作ったり、テントを広げられる幅を確保しておうちキャンプをしたりする方もいらっしゃいますよ」(田形さん)

    小さな子どもがいる家庭なら、どろんこになって帰ってくることも日常茶飯事。玄関で洗えるのはとても便利なはずです。また、アウトドアグッズは何かと汚れがちのため、部屋の中に持ち込まずに収納できる玄関があったら最高ですよね。自転車が趣味の人にとっては、自宅の玄関に持ち込めると管理が安心です。

    このように自分の生活スタイルに合わせた空間作りができたら、確かに幸福度は上がる気がします。

    屋内でありながらテラスのように使用できる空間を作ることもできます。

    お部屋に緑を取り入れたい場合、木材の床に植木鉢を置くのが気になることが。窓の近くには、屋内ではあるもののベランダのように使用できる、インナーバルコニーを設置するのもいいでしょう。タイル張りのスペースにすれば、水を使ってもOKな空間を屋内に確保できます。濡れたキャンプグッズを干すスペースとしても使用できそうですね。

    キッチンからは部屋全体が見渡せ、家族の様子もわかります。

    キッチンは一段高くなっていて、お料理しながら家族の様子も見渡せる空間に。家族の人数が変化したときのために、個室にできる空間が設けられていたり、空間を仕切りながらも空気の流れは確保されていたり、実際の部屋を見ることでよりイメージが膨らみました。 

    リノベーションは幸せの魔法

    リノベーションはむずかしいと考えすぎていることが多いのかもしれません。ハードルが高いと感じるときは、「こんなふうに過ごしたい」という要望をきちんとプロに伝えてアドバイスをもらうことが大切だと感じました。キャンプを始めるとき、ベテランの先輩たちにアドバイスをもらいながら、ギアを揃えていく感覚に似ている気がします。

    部分リノベーションも可能なので、まずは玄関から始めてみるのも良さそう。「リノベは、魔法です」と、某ドラマのセリフにありましたが、それくらい気分が変わるかもしれないですね。アウトドア好きの理想を詰め込んだ、とっておきの空間を考えてみてはいかがでしょうか。 

    リノべる。
    https://renoveru.jp/

     

    私が書きました!
    ロハスジャーナリスト。フリーアナウンサー。
    林ゆり
    関西を中心にテレビ、ラジオ、舞台などで活動後、東京に拠点を移し、執筆も始める。幼いころからオーガニックに囲まれて育ち、MYLOHASに創刊から携わる。LOHASを実践しながら、食べ物、コスメ、ファッションなど、地球にやさしく、私たちにもやさしいものについてWeb媒体やブログで発信中。

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