日本の山の沢水は、上流に人家や山小屋がなければ、まずまず安全と考えられ、そのまま飲む登山者も多い。しかし、動物の糞尿や死骸で汚染されているおそれもあり、そのまま飲むことに抵抗のある人もいるだろう。
そんな人にとって頼りになるのがこの浄水器。アメリカ、シアトルの「GRAYL(グレイル)」というメーカーの「ウルトラプレス ピュリファイヤー」だ。ボトルが2層になっていて、アウターボトルに水を汲み、フィルター付きインナーボトルを押し込んで浄化する。
一方で、浄水ボトルには、飲むたびにボトルをつぶして圧力をかけ、飲み口手前のフィルターで浄化するタイプ(セイシェルなど)もある。グレイルを「汲むとき型」とすると、セイシェルは「飲むとき型」といえる。苦労を先にするか後にするかの違いだが、ストレスなく大量の水をグイグイ飲みたい人は、「汲むとき型」のほうが適している。また、「汲むとき型」なら浄水した水を違うボトルに移し替えたり、他の人にも分けてあげられる。
グレイルの「ウルトラプレス ピュリファイヤー」の容量は500ml。水を入れないときの重さは354g。同容量のプラスチックボトルは100gくらいなので、250gほど重い。とはいえ、この程度の重さで安心を手に入れられるならば、許容範囲といえるのではないだろうか。水を飲むのを我慢して熱中症になるのだけは避けたいところだ。
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
浄水器 ウルトラプレス ピュリファイヤー/GRAYL 各11,880円
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