物欲をくすぐるギア集結!熱気に包まれた8回目の「FIELDSTYLE」会場を歩いてみた
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    2022.12.10

    物欲をくすぐるギア集結!熱気に包まれた8回目の「FIELDSTYLE」会場を歩いてみた

    会場の様子

    2022年11月19日(土)の昼ごろの会場。コロナによる入場制限もなくなり、本来の活気が戻ってきた。

    過去最大の会場規模とブース数で開催。日本最大の遊びの祭典「フィールドスタイル」がさらにパワーアップ!

    通算8回目の開催となる日本最大の遊びの祭典「FIELDSTYLE(フィールドスタイル)」。2022年は、5月の「FIELDSTYLE SEASIDE MARKET」に続き、今回が年内2度目の開催。「FIELDSTYLE JAMBOREE」と題し、2022年11月19日(土)、20日(日)にAICHI SKY EXPO(愛知県常滑市)で開催された。

    フィールドスタイルのモニュメント

    「造形集団某(ぞうけいしゅうだんなにがし)」によるグリーンを使ったフィールドスタイル名物のモニュメントもさらにパワーアップ。会場内に植物があることで、落ち着きのある雰囲気を生み出していた。

    出展ブース数600以上、広さ約5万㎡という過去最大規模。入場者数は、2日間で約45,000人。前の晩から長い待機列ができ、土曜日の朝はセントレア大橋まで渋滞が伸びた。午前中には広大な会場の駐車場も早々に満車。恐るべしフィールドスタイル。同イベントの変わらぬパワーと人気を入場前に思い知らされた。

    屋内外に展開される広大な会場を歩いてみた。カスタムカー、キャンピングカー、焚き火台、テント、古着、ペット関連、新たに登場したゴルフなどのスポーツギアまで、ありとあらゆる遊び道具が展示された。アウトレット価格で販売するブースもあれば、普段はなかなか手に入らないレアグッズを直売するブースもあり、多くのファンを集めていた。

    JAM-DAYのブース

    毎回、趣向を凝らしたブースを展開する名古屋市内にあるアンティークショップ「JAM-DAY」のブース。今回は、「色」をテーマに素敵な空間を演出。

    読売新聞社「東海キャンパーズ」のブース

    読売新聞中部支社「東海キャンパーズ」のブースには、お馴染みのさばいどる かほなんの姿も。東海地方のキャンパーを紹介する冊子を配布していた。

    変わりゆくフィールドスタイル

    2018年からこのイベントを見てきたが、今回はあらためてイベントの成長を感じると同時に、「出展ブースがだいぶ入れ替わったなぁ」という印象を受けた。スタート当初は、小規模なブースやリサイクルショップ、地元・東海エリアの店舗や企業の出展が中心だった。フラのステージがあったり、スポーツ自転車を専用コースで試乗できたり、どこか温かな手作り感満載のイベントだった。最近は、関西、西日本、関東からの出展もかなり増え、全国的なビッグイベントに成長している。

    ヴィンテージBMXをオマージュしたBMXフレーム

    ヴィンテージBMXをオマージュしたオリジナルのBMXフレームを発見!「Deptown」というブランドの「DEP LINE」というモデル(予価88,000円)。対応するパーツはすべて昔のBMXと同じ規格というマニアっぷり。

    屋外では、国内屈指のアスリートが集結するNINJA GAMESも開催。世界のグルメをスタイリッシュなキッチンカーで提供するSOUL FOOD JAMも安定の人気ぶり。IN THE RHYTHMのステージでは DJがいい感じの音楽をかけたり、ミュージシャンのライブなども行なわれた。

    屋外に集結したキッチンカー

    恒例のSOUL FOOD JAMも大盛況。毎回、何を食べるか悩まされる。

    NINJA GAMESのワンシーン

    今回のNINJA GAMESは、これまでにも増して力のあるアスリートが集まり、ド派手なパフォーマンスを見せてくれた。

    FOREST ADVENTUREの遊具で遊ぶ子供たち

    こちらもお馴染みの屋外アトラクション。FOREST ADVENTUREの遊具で遊ぶ子供たち。

    ブースを歩いて気になったあれこれ

    では、ここでブースを歩いて気になったモノをいくつか紹介しよう。

    ベースはあのSUV。でも見た目は、ほぼアメ車

    光岡自動車がカスタムしたBuddy

    光岡自動車がカスタムしたBuddy。ベースは、RAV4というが、ほぼアメ車にしか見えない。完成度の高さに驚かされた。

    場内では、車中泊用のカスタムバンやカスタムジムニーなど、ドレスアップされたスタイリッシュなクルマが数多く出展されていた。そのなかでも、際立っていたのが、光岡自動車のカスタムSUVだ。トヨタのRAV4をベースにグリルやバンパー、フェンダーなどをカスタマイズし、アメリカンな雰囲気にまとめている。価格は5,190,900円から。

    光岡自動車 https://www.mitsuoka-motor.com/  

    デニムでもしっかり撥水加工された素敵なタープ

    HAKUのタープ

    岡山のデニムブランド「H.A.K.U」が作ったGUNJO TARP。

    デニム製造企業「タカヤ商事」が岡山県井原市にある自社工場で生産するインディゴのタープ。綿とナイロンの混紡素材を藍で染め、さらに撥水加工を施している。しかも、ループの縫い付けや縫製などの作業をすべて国内の工場でハンドメイドに近い状態で行なっているそうだ。撥水性能も高く、使い込んで撥水しなくなった場合にも、有料で撥水加工をしてくれる。サイズは、300×282~285cm。タープの周囲や裏側に多数のループがあるので、モノを吊るしたり自由な張り方を楽しめる。価格は55,000円。受注期間を決めて生産されているため、欲しい人はWEBで生産予定を確認しよう。

    H.A.K.U https://www.hakujeans.com/

    病みつきになる味「スタイチ」がキャンプ飯の新定番になるかも!?

    スタミナ1番のパッケージ

    自衛隊食を納入している岐阜県高山市の企業が、キャンプ飯業界に参入!その名も「スタミナ①番」、略して”スタイチ”。めっちゃニンニクと唐辛子が効いたピリ辛のなめ茸を携帯しやすい200gのスパウトボトルにパッケージ。

    元々は自衛隊用のスタミナ食として納品されていた、なめ茸の加工商品をアウトドア用にアレンジして販売。ニンニクと唐辛子が効いた辛めの味がクセになりそう。ご飯のお供に、ラーメンに、うどんに、鍋に、様々なアレンジができる万能調味料=スタミナ①番。携帯性に優れた200gスパウトボトルのほか、お得な瓶入りもある。

    強烈にインパクトがある赤と黄色のパッケージや、マッチョな男性を起用した広告物がやたら目を引く注目のスタイチ。すでに岐阜県内のアウトドアショップなどで販売され、話題となりつつある。インスタやYouTubeでレシピなども公開されているのでぜひお試しあれ。

    山一商事 https://www.yama-1.com/business/products/staichi/

    滑らないメスティンサイズのグリルプレート

    Gaobabuのグリルプレート

    大阪堺市に本拠地を置くコンパクトストーブやクッカーを得意とするアウトドアブランド「Gaobabu」の新作。

    メスティンにピタリとスタッキングできるサイズで作られたGaobabuのグリルプレート。プレートはアルミ製で、表面には3層のフッ素コーティングが施されている。凸型の形状とあわせて、様々な食材にいい感じに火を入れられる。しかも裏側には、数本のスリットが刻まれていて、コンパクトストーブの上で調理をする際に、五徳にスリットが掛かり滑りにくい仕様。参考価格は3,300円。12月中旬からネットショップで販売予定。

    Gaobabu https://gaobabu.net/

    日本の道路事情にマッチした電動アシストカーゴトライク

    日本発の電動カーゴトライク「STREEK」

    近々、受注開始予定という日本発の電動アシストカーゴトライク「STREEK」。上下2段に分けても使えるカーゴスぺースにより、コンパクトなのにハンパない積載性を実現。

    前2輪、後ろ1輪の計3輪で走る電動アシストカーゴトライク(トライクは、三輪車の意味)。日本で企画、開発されているため、日本の都市の道路事情にもマッチするコンパクトなサイズ(全長1.9×幅0.6m)が魅力。STREEKは、大きなカーゴスペースを前後の車輪の間に配置することで、重い荷物を積載しても走行中の安定感を保てるそうだ。これだけの積載力と、電動アシストがあれば、キャンプツーリングをどれだけ気軽に楽しめることだろう。もちろんエコビジネスでの利用にも威力を発揮する。予定価格は45万円から。

    STROKE DESIGN  https://stroke-design.com/

    ほかにも気になるギアがいろいろ

    正直、会場内には紹介しきれないほどのギアがあふれていた。フィールドスタイル未体験の方は、ぜひ、次回、会場を歩いて物欲を爆発させよう!

    UNIT/04

    めちゃめちゃスタイリッシュな「UNIT/04」のギアが並ぶブースもあった。

    RCカーのデモ走行

    最近、アウトドア業界でも話題のRCカーのブースも。

    オリジナルのシェラカップを作るワークショップ

    超精密加工で製品を生み出すアウトドアブランド「Definitely」のブースでは、その場で描いた絵をレーザー加工してくれるオリジナルシェラカップづくりワークショップが好評を博した。

    2023年5月開催会は、アジア最大級の遊びの展示会を目指して

    毎回、新しい発見があるフィールドスタイルだが、開催前夜18日(金)のビジネスタイムのセレモニーでは、またまたビッグな発表があった。2023年5月は、フィールドスタイルと、同じ主催者が運営するビークルスタイルを合体。「FIELDSTYLE JAPAN」として2023年5月20、21日にAICHI SKY EXPOで開催する。しかも、中部国際空港に隣接する好立地をいかし、アジアマーケットまでも取り込む、ワールドワイドなイベントを目指すそうだ。これとあわせて見本市的なBtoBの展開にも力を入れていくとか。「日本最大の遊びの祭典」から、「アジア最大級の遊びの展示会」へ。フィールドスタイルの次なるステップに大いに期待したい。

    会場内にあった2023年の開催予告ボード

    会場内にあった2023年の開催予告ボード。今から楽しみだ。

    イベント概要

    FIELD STYLE(フィールドスタイル)

    • 次回日程:2023年5月20日(土)~21日(日)
    • 会場:AICHI SKY EXPO 愛知県国際展示場
         愛知県常滑市セントレア5丁目
    • 主催:FIELDSTYLE WORKS(株式会社エムズカンパニー内)
    • 公式サイト:https://field-style.jp/
    私が書きました!
    フリーランスライター
    山本修二
    東京生まれ、名古屋在住。自転車が得意なフリーランスライターとして、本誌を中心に東京で活動し、2015年に名古屋へ移住。現在は、アウトドア遊びのパラダイス=名古屋を拠点にディープな情報をお届けしています。2冊目の著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)も好評発売中。http://yamabon.jp

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