お散歩サイクリングで知った、大自然を身近に感じる千葉県・横芝光町の魅力
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    2022.11.30

    お散歩サイクリングで知った、大自然を身近に感じる千葉県・横芝光町の魅力

    横芝光町(よこしばひかりまち)の魅力は空・海・川・畑道など自然を一気に楽しめるところ

    千葉県北東部にある「横芝光町」をご存知でしょうか。またどんなイメージをお持ちでしょうか。筆者は正直名前をちらっと聞いたことがある程度…でした。とはいえ南に行けば誰もが知っている九十九里浜が続き、東京からはJR特急や高速バスを使えば約80分という近さ。実はけっこう身近に感じることができる大自然の地なのです。

    最寄り駅は横芝駅。駅舎は明治30年6月1日の開業時の建物のままで千葉県内最古の駅舎。レトロな感じにほっこり。

    それを体感するきっかけになったのが、2022年11月12日(土)に参加した「よこしばひかり SUISUI自転車さんぽ」。“横芝光町の魅力を知りながら巡る自転車散歩”をテーマにしたサイクリングモニターツアーです。のどかで素朴で、東京からの距離もちょうど良くて、暮らすように旅をしてみたくなるようなところ。次はぜひ長期滞在してみたいと思いました。

    主催は「モンベルフレンドエリア九十九里連絡協議会 サイクル部会」

    では一体に何がそんなに魅力だったのかというと、個人的に一番は短い期間で自然を思う存分堪能できる点。というのも、たった半日のサイクリングでも、空と川と田んぼ道に森林、九十九里浜が続く海まで一気に楽しめてしまうという、かなりの欲張りセットが叶います。

    もちろんそれだけではなく、グルメ、神社、新鮮な野菜、農業体験…と、その自然にひもづく魅力あふれるスポットも満載。自然を求める人にはぴったりハマりそうです。

    朝7時半にJR東京駅に集合し、そこから「しおさい1号」に乗り、JR総武本線「横芝駅」へ9時前に到着。到着後は「横芝駅前情報交流館 ヨリドコロ」でレンタサイクルをしてサイクリングツアースタート

    横芝光町がサイクリングに向いている理由

    ちなみに横芝光町は山武市、芝山町と連携し「モンベルフレンドエリア九十九里」となっている地域です。栗山川を生かしたカヤックなどのウォーターアクティビティが定番ではあるものの、サイクリングにもかなり適した場所なのだそうです。

    栗山川

    その理由は前述したさまざまな風景を楽しめることに加えて、平面が続くので初心者でも走りやすい、高い建物はほとんどない、信号も少ない、道が整備されている…などなど。まだそこまで周知されていないものの、サイクリストはもちろん普段運動していない方でも問題なく楽しめる環境が整っています。

    この日借りたのは電動アシスト自転車。1台の使用料は4時間未満500円、1日1000円とかなりリーズナブル(駅前情報交流館 ヨリドコロ)

    そんな横芝光町をサイクリングして感じた“ならでは”の魅力3つ

    自然を堪能できるといっても具体的にはどう良かったの? ということで体感したことを3つにまとめました。実際の細かいサイクリングコースは後半の章で紹介しています。

    昼過ぎの栗山川沿いはとってもドラマチック

    筆者が一番好みだったのは昼過ぎに走った栗山川沿い、約30分のサイクリング。横目にキラキラときらめく川と緑。どっから写真を撮ってもフォトジェニックで盛り上がる美しさでした。

    栗山川沿い。時刻は15時過ぎ

    サイクリング途中にいたカニ

    鮮やかな緑と風が抜群に気持ちいい田んぼ道や畑道

    午前中は田んぼ道や畑道がサイクリングロードのメイン。印象的だったのはこれでもか!とたくさん目にした横芝光町を代表する農作物・長ネギが育つ畑です。視界のずっと先まで広がる鮮やかなグリーンはすごく気持ちのいい色で、ネギの匂いもかすかに。さらには高い空の組み合わせが最高でした。

    一面に広がるネギ畑

    帰り道に通った夕方の田んぼ道は情緒あふれる感じ

    目指した先にある九十九里浜の爽やかな世界観

    屋形海岸。サーフィンを楽しむ人が多い海岸としても知られています

    目指した先に広がる九十九里浜。そのほぼ中心に位置するのが屋形海岸です。空と海と砂でつくられる目の前の景色はとてもまるで絵画のよう。そこに波の音がざざざぁっと流れる感じがまたいい。落ち着きがあって大人向きの浜ですね。

    新鮮野菜や名物の豚肉グルメに映えスイーツも!おすすめ立ち寄りスポット

    サイクリング途中に立ち寄ったスポットも、横芝光町ならではの場所ばかり。グルメもお土産もフォトスポットもすべて充実です。

    熊野神社

    最初のスポットは歴史ある神社で、地元の鎮守様として大切にされている熊野神社。田園の中の木々に囲まれた落ち着いた空間に鎮まっています。境内には神楽殿があり、行事の際には伝統的な芸能が披露されるそうです。

    境内は光がとてもキレイに入り、足を一歩踏み入れただけで心身ともにすっきりした気持ちに

    直売所「なのはな」

    ネギを始めとするさまざまな農作物が盛んな横芝光町。直売所では新鮮な野菜がずらり。ピーマンひと袋(5個入)100円、ゆずひと袋(5〜6個入り)120円など全体的にお手頃価格。お土産を買うなら新鮮な野菜もいいですね。

    筆者はゆずとしいたけと観葉植物をお土産に購入

    この日、横芝光町のブランドネギ「ひかりねぎ」を作っている農家さんにて特別にネギ掘り体験をさせていただきました。「ひかりねぎ」は白い部分が30センチと定められているそう。

    ちなみに現在「横芝光町特産長ネギレシピコンテスト」を実施中。最優秀者には長ネギ1年分プレゼントされるそうです

    とん亭九十九(つくも)

    お昼ごはんは千葉県産ブランド豚「オリヴィアポーク」を使用した料理をメインに扱ったお店にて。地元の方にも愛される名店だそうです。筆者は定番メニューのポークソテー(300g)を注文。単品1400円。お米は別途セット(小)280円。ちなみにハーフサイズ(180g)単品1000円も。

    けっこうなボリュームでした!

    豚をはじめとする畜産業も盛んな横芝光町。新鮮なもつが手に入るため、もつのお店がたくさん立ち並ぶそうですが、「とん亭九十九」のもつ煮込みも絶品! また地元の人たちに愛されているもつ鍋ともつ焼きがおいしい「おばこや」という人気店があるそうです。聞いてるだけでお酒飲みたくなる感じです。

    やわらかくてプリプリしていて歯ごたえあり

    プチタ・プチ・ロワゾー・フェ・ソン・二ド

    昼はフレンチなカフェごはん、カフェではスイーツ、夜はワインとクラフトビールが楽しめるビストロ。ここではケーキセットをいただきました。山小屋のような雰囲気のカフェでテラスも素敵な雰囲気です。

    「プチタ・プチ・ロワゾー・フェ・ソン・二ド」のテラス席

    お塩とスパイスでいただくチーズケーキ

    金木犀の花の風味を楽しめるシフォンケーキ

    カフェのすぐそばにあるのは、同系列のコテージ&ペンション「NANJA MONJA(なんじゃもんじゃ)」。大型コテージや2〜4名の中型コテージなど全4種類のお部屋タイプがあり、バーベキューもできて、カヤックなどのアクティビティ体験予約も可能。気軽にアウトドア体験ができるスポットでした。

    「NANJA MONJA」のコテージ。海外みたいな風景です

    手ぶらでバーベキューも

    実際のサイクリングコースはこちら!

    立ち寄りスポットの位置はおおよそです

    ■距離 約23km
    ■走行時間 約140分
    ■立ち寄りスポット ①駅前情報交流館「ヨリドコロ」②熊野神社 ③直売所「なのはな」④とん亭九十九 ⑤マリンピアくりやまがわ(屋形海岸)⑥「NANJA MONJA」、「プチタ・プチ・ロワゾー・フェ・ソン・二ド」

    今回はワイワイとアテンドありのにぎやかなサイクリングでしたが、次回はこの地図を頼りにひとりでトライしてみようかと思いました。長期滞在してみたい場所でもありますし、都内からなら週末にさくっと日帰りや一泊でも行けてしまう近さなので、忙しくてあまり時間も余裕もないときのリフレッシュにも良さそうです。もちろん「NANJA MONJA(なんじゃもんじゃ)」で友達や家族とバーベキュー、カヤックなどのアウトドアを満喫するのも魅力的…いずれにせよ横芝光町、いろいろ楽しめそうです!

    【取材協力】

    ■横芝光町公式ホームページ
    https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/

    ■一般社団法人 横芝光町観光まちづくり協会
    http://yokoshibahikari-kankou.com/

    ■横芝駅前情報交流館「ヨリドコロ」
    https://yoridokoro.chiba.jp/article/207/

    ■とん亭 九十九
    http://www.tontei-tukumo.com/

    ■コテージ&ペンション NANJA MONJA
    https://nanja-monja.jp/

    ■プチタ・プチ・ロワゾー・フェ・ソン・ニド
    https://bistro-petitapetit.com/

    私が書きました!
    フリーランス編集者
    坂本アヤノ
    フリーランス編集者&もの書き。ファッションや美容、恋愛など女性向けのWEBマガジンの編集やライティングを主にキャリアを蓄積。現在は自身の嗜好性に合わせて健康や旅系コンテンツも手がける。仕事と休暇を掛けあわせるワーケーションや、リフレッシュと仕事を兼ねたホテルワークなど新しい働き方を実践中。https://www.instagram.com/ayano.s0318/

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