東京・お台場の人気施設が8月31日で営業終了に。暑い夏は、涼しい「チームラボボーダレス」で楽しもう! | 子育て 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.07.30

    東京・お台場の人気施設が8月31日で営業終了に。暑い夏は、涼しい「チームラボボーダレス」で楽しもう!

    チームボラボボーダレスを象徴する作品、「呼応するランプの森」

    チームボラボボーダレスを象徴する作品、「呼応するランプの森」。teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

    どこ行く、何する、「チームラボボーダレス行く!」

    先日のこと。仕事の山と山の間、ぽっかり空いた2日間がありまして。何する、どこ行く、山? 海? ん? 「チームラボボーダレス」行く! と、まるで神でも降りてきたかのように急に思い立ちました(笑)。というかこのごろ暑すぎて、外遊びはちょっと無いなーと思っていたところだったのです。

    「チームラボボーダレス」とは?

    「チームラボボーダレス」は、ウルトラテクノロジスト集団「teamLab(チームラボ)」と「森ビル」がタッグを組んだ、体験型の「デジタルアートミュージアム」のこと。正式名称は「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」。東京・お台場のパレットタウン内にあります。

    「地形の記憶」という作品

    これも有名な作品、「地形の記憶」。高低差のある広大な空間は里山の景色を描いているそう。teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

    10,000平米の広大な敷地内にさまざまな作品が点在。坪数でいうと3,025坪! あれ、想像しづらいですね。では「テニスコート約50面分」と言えばどうでしょう。とにかく広いスペースで、「Borderless=境界のない」複雑で立体的な空間を、歩いて移動しながら見て触って感じて、自分自身もアートに溶けこんでいくような感覚を味わえるミュージアムなのです。

    「イロトリドリの群れの中のエアリアルクライミング」という作品

    「運動の森エリア」にある、「イロトリドリの群れの中のエアリアルクライミング」。めいっぱい身体を動かすことができます!

    館内にはマップなどがなく、まさに「地図のないミュージアム」。520台のコンピュータ、470台のプロジェクターを駆使していると、国内外たくさんの話題を集めつつ2018年6月にオープンしました。以前から友人のSNSのポストを見ては、行ってみたいなぁと思っていたんです。ところがなんとパレットタウンエリアの再開発につき、2022年8月31日で閉館してしまうそう! 

    そんな「体験型ミュージアム」には「アスレチック」も豊富にあり、せっかくなので子どもたちも連れて行きたい。でも長男は学校があるから休ませられないし(出かけた日は2022年7月8日でした)、保育園の年少さんの次男とふたりで向かうことに。

    狙い目は14時くらい

    さて何時に行けばいいのでしょう。調べたところ館内で食事はできないようです(ペットボトルや蓋が閉まる水筒での水分補給はOKです)。そして「再入場」も不可とのこと。つまり問題は「ランチ」です。朝一番に行くか。昼食を食べたあと、午後に行くか。お腹のことを気にせずゆっくり楽しむなら「午後」かな。 

    というわけで14時めがけて行くことにしました。ん、ということは!? 夏休み前で時短授業の長男も連れて行ける! 暴れん坊な次男と私だけだと少し心細かったので、面倒見のいい長男がいると安心です。学校の前で待ち合わせをし、下校してきた彼を連行。3人でお台場を目指したのでした。

    房総方面に行くには、最近、首都高・山手トンネルばかりを使うので、久しぶりに通った首都高・環状線。「東京タワー近っ!」とか、レインボーブリッジを渡りながら「向こうにスカイツリーが見える!」とか、羽田にゆらゆらと向かっている飛行機を見つけては「JALかな? ANA!?」とか、久しぶりに世田谷を飛び出して、東京見物しているみたいで新鮮でした。 

    チームラボボーダレスへは、パレットタウンの「大観覧車」近くにある

    チームラボボーダレスへは、パレットタウンの「大観覧車」を目指すと着きますよ。

    あと300mの看板

    車高のある愛車(キャンピングカー)を置ける駐車場がちょっと遠くて。でもあと少しです! 今日はいい運動(笑)。

    入口

    2階が入口になっています。ギリギリ夏休み前の平日だったのでそんなに混雑していませんでした。

    手ぶらに近い「動きやすい」格好で

    入館するとスグ左手にコインロッカー(100円返却式)、大型の荷物とベビーカー置き場(ワイヤーロック式)、傘置き場(ダイヤルロック式)がありました。ミュージアム内にはベビーカーの持ち込みはできないので、赤ちゃん連れの方は「抱っこヒモ」はマストです。館内での食事はできませんが水分補給はOKなので、私たちは次男の小さめのリュックに全員の荷物をまとめました。「水分」、「カメラ2台」、「スマホ」だけを持って、さっそくなかに入ってみましょう!

    そうそう、床が鏡になっていたりするので「スカート」は絶対避けた方がいいです。またアスレチックがあったり床に凹凸があるので歩きやすい「スニーカー」がベスト。

    子どもと回るときの注意点とポイント

    入っていきなり「光」の世界に

    入っていきなり「光」の世界に。3人で圧倒されました。

     お子さんとはぐれないように

    光のアート空間なので、基本的に会場内は「暗い」です。私は移動する際、常に子どもたちに「点呼」していました。あちこちにスタッフさんがいるので、困ったり迷ったら声を掛けてみるといいと思います。

    一面ヒマワリの映像

    一面のヒマワリに季節を感じました。かわいかったです!

    鮮やかな映像

    まるで吸い込まれるような世界です。

    活発で暴れん坊な4歳の次男ですが、反面、慎重過ぎる部分もあり、悪い言い方をすると「ビビリ」。入館してすぐ「暗さ」と、どこからともなく聞こえてくる独特の「サウンド」に、恐れおののき私にしがみついていました。年齢が小さめのお子さんは少し怖がるかもしれませんね。

    「人々のための岩に憑依する滝」という作品

    「人々のための岩に憑依する滝」という作品にロックオンだったふたりです。

    でもこの作品を見つけてからはニコニコ。夢中になって上ったり下りたりしていました。ほら、次行くヨー!

    写真を撮るときの注意点

    ヒマワリの映像

    いつも旅に持って行っている愛機、SONYのコンデジ「Cyber-shot RX100 VI」で撮りました。

    明るいレンズのカメラを持参

    館内が暗めなので、「明るいレンズ」のカメラを持って行った方がいいですね。
    また「白っぽい」無地の服の方がアートが映りこんで撮影したとき、きれいかもしれません。

    たくさんの照明の映像と子ども

    こちらもSONYで撮影。

    海藻のような緑の映像

    SONY撮影。鮮やかなグリーンでした。

    広角レンズで撮影した様子

    広角で撮りたいならGoProがおすすめ。「HERO10」を手に持って撮影しました。

    ついシャッタースピードを遅くして撮影したくなりますが、館内は「三脚」、「一脚」、「自撮り棒」も禁止です。もちろん「フラッシュ撮影」も。注意してくださいね。

    迷うのが正解!

    「Wander through the Crystal World(クリスタルワールド)」という作品

    「Wander through the Crystal World(クリスタルワールド)」。

    順路がない。館内マップもない。なにしろ広くて暗い空間を3人でぐるぐる歩き回り「あれさっきもここ来たよね?」、 いや、初めてか? ん、ちょっと待て。こんな「小部屋」あったっけ? うわー、すごい何ココ、なかは広いよー! 

    まさにここは「境界のないアート」でした。私たちの気分は「冒険者」でしたし、新しい部屋を見つけたときのうれしさったら。

    色が刻々と変わります

    同じ作品(クリスタルワールド)でも、刻々と色が変わり、表情が変わります。キラキラと光るクリスタルに「ここはどこ?」と、つい見とれてしまいました。

    アートを楽しむ子ども

    どっぷりアートの世界に「没入」していた二人です。

    どっちが下でどっちが上とか、よくわからなくなる気持ちいい「浮遊感」はクセになります。

    「Black Waves」という作品

    「Black Waves」という作品。二人の後ろでは絶え間なく波が立ち上がり、砕け散っていました。部屋の真ん中には椅子があり、座りながら眺めることも。

    チームボーダレスにある5つのエリア

    • Borderless World
      →次々と小部屋を巡り「花鳥風月」のような世界を楽しめるエリア
    • 運動の森
      →思う存分アスレチックを楽しめるエリア
    • 学ぶ!未来の遊園地
      →絵を描いたり、道具を動かしてみたり、感性を刺激するエリア
    • ランプの森
      →チームラボボーダレスといえばな印象的なエリア
    • EN TEA HOUSE
      →お茶が飲めたらしいですが、私たちはたどり着かなかったです(笑)

    3時間近くいましたが「EN TEA HOUSE」も見つけられなかったし、たぶんいろんなアートをスルーしていたと思うのです。これはもう何度も訪れたくなりますね。でもオープンは8月いっぱいまでです! もう一回くらいは行きたいなぁ。

    子ども喜ぶ「運動の森」エリアへ!

    「インビジブルな世界のバランス飛石」という作品

    飛び石を踏むと幻想的な音が鳴り響く、「インビジブルな世界のバランス飛石」にて。

    「イロトリドリの群れの中のエアリアルクライミング」という作品

    「イロトリドリの群れの中のエアリアルクライミング」ではロープで吊られた棒が立体的に空中に浮かんでいます。

    誰かの動きによって棒がグラグラと動き「体幹」を使います。あとから聞いたら、長男は「このアートが一番楽しかった」と言っていました。

    このように運動の森は「不安定さ」を楽しむエリアです。ビーチサンダル、厚底靴、ヒールはNG。入口に「レンタルシューズ」もありましたよ。

    「呼応する生命の森」にて

    「呼応する生命の森」ではゆらゆら揺れる卵形体の隙間を散歩します。ぶつかりながら歩くのが楽しい。

    広々とした「鼓動する大地」

    運動の森のど真ん中にある「鼓動する大地」は広々とし、高低差のある立体的な踏み心地を楽しめます。

    たくさんの種類の「人工的な」遊具。自然のモノがよしとされるこの世の中ですが、こんな素敵な人工的なモノならよくないですか? 五感にビンビンに訴えかける作品の数々、兄弟は思う存分楽しんでいました。いや、私もですね(笑)。

    世界とつながったお絵かき水族館

    絵を描く二人の子ども

    「学ぶ!未来の遊園地」の一番奥に、お絵かきコーナーを発見しました。大人も子どもも夢中で興じていました。

    お絵かき用の専用の用紙

    いろいろな種類の海の生き物の輪郭が描かれた紙。好きなモノを選んでお絵かきスタートです。

    色を付ける長男

    こういう作業をこよなく愛す長男です。

    アーティスティックな長男は「亀」をずいぶん丁寧に塗っていて、一応、中高と美術部で芸術系の大学に進んだ私は「タツノオトシゴ」をピャッと描いて、次男はというと「フグ」を選んでいましたが、あれ、グチャグチャに塗っていたと思ったら、スグにどこかへ行ってしまった(笑)。

    動く絵をおいかける次男

    次男発見!この人はジッとしているより動き回っている方が性に合う。

    お絵かきした紙をスキャンしてもらうと、このように魚が動きを付けて泳ぎ出すのです。次男は誰かが描いた絵をしきりにベタベタッと触ります。すると魚は身体をくねらせてピュンと逃げていったり。これにはちょっと感動!というか性格の違う兄弟に、私に、誰もが「退屈しない」場所というのがすばらしい!

    描いた絵はTシャツなどにプリントできる

    描いた絵はプロダクトにして持ち帰ることができます。teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

    缶バッジ 500円、ハンドタオル 1,400円、トートバッグ1,900円、Tシャツ(大人サイズ) 2,800円、Tシャツ(子どもサイズ)2,000円。いい思い出になりますね。

    「学ぶ!未来の遊園地」エリア

    お絵かきのほかに「学ぶ!未来の遊園地」エリアにあったのは、子どもたちが無心でハマっていた「こびとが住まう奏でる壁」。

    キノコや牛小屋などいろいろな形のスタンプを壁にくっつけると、なんとこびとが反応して一緒に遊んでくれるのです。

    「すべって育てる! フルーツ畑」

    「すべって育てる! フルーツ畑」は、誰かが滑るとさまざまなフルーツが育つという「滑り台」。

    次男が「一番楽しかった」と言っていたこのアートですが、「次はどんな果物が出てくるだろ~」と一段高いところから眺めている私も楽しめましたよ。

    圧倒されるアートの数々。吸い込まれるような世界観。今年の暑い夏を涼しいチームラボボーダレスで思い切り楽しんでみませんか? 8月いっぱいでクローズ、遊びに行くなら「いま」ですよ! かくいうわが家も息子たちから「もう一回!」とおねだりされています(笑)。

    森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス

    • 開館時間:7月全日9:00-20:00、8月1日~5日9:00-20:00、8月6日~31日9:00-21:00
      ※2022年8月31日で営業終了
    • 料金:大人(高校生以上)3,200円、中学生以下1,000円(3歳以下無料)
      ※チケットは公式WEBサイトからの購入が便利です。
    • 所在地:東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン 2階
    • WEB:https://borderless.teamlab.art/jp/
    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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