夏野菜の植付けから収穫期まで
4月の初旬から半ばにかけてサトイモ、ジャガイモと夏野菜の植え付けを行ないました。
その時の様子については、こちらで紹介しています!(『みずみずしい「夏野菜作り」、始めるなら今ですよ!』)
「畑で野菜を作る」という念願が叶い、せっかくならばアレもコレも……と12種類もの野菜を植えたのですが、畑を貸してくれた地主のIさんは「こりゃ大変だよ〜」と苦笑いでした。「水やりさえしっかりやれば大丈夫でしょ!?」くらいに思っていた私たちは、夏野菜のすさまじい成長っぷりに驚き、「本当だ、こんなにたくさん植えたら大変だ〜」と声を漏らすことになりました(汗)。
今回は夏野菜の植え付け〜収穫までの様子と、初めての畑活で学んだことを書いてみます。これから畑を借りて野菜を育てようと思っている方の参考になると嬉しいです!
4月に苗を植えた後の畑の様子
1週間後
苗を植えてしばらくは、1週間おきに畑の様子を見に足を運び水やりや支柱を立てたりしていました。1週間に数日は雨が降り、水やりも行かなくてよいので「思っていたよりやることないなー」と感じていました。大変な土作りを先にやってもらっていたので、この時点で私たちが行ったのは、マルチ張りと苗を植えただけでした。
2週間後
4週間後
6週間後
7週間後
9週間後
「そろそろトウモロコシの収獲だねー」とIさん。
「去年は収獲間近のところで、カラスが実だけキレイに食べてしまったよ(涙)」と、一緒に畑で野菜を育てるKさん。
動物も野菜がおいしく実るタイミングがわかるようです。去年はトウモロコシを収穫できなかったKさん、今年こそはとトウモロコシの苗をグルッと網で囲っていました。
10週間後
11週間後
14週間後
みんな大好きジャガイモの収穫
1.2kgの種芋から植えたジャガイモが、6月初旬には葉が枯れ倒れてきて、収穫の合図が出ました。
ジャガイモは収穫したら、土がついたままの状態で1日天日で干して冷暗所へ保存。ベランダに干したのですが、大量のジャガイモを保存する場所がありません。
一度実をつけるとドンドン実るズッキーニを収穫
ジャガイモに続いてズッキーニもたくさんの実をつけてくれました。畑に行くたびに収獲できるので、ご近所さんにも配って喜んでもらいました。畑に行くタイミングによって、ややミニサイズだったり、とんでもなくジャンボだったり。大きく育っても、種を取り除いて火を通せばジューシーで柔らかく、いろんな料理で楽しむことができました。
大変……でも、それ以上に美味しい畑活!
4月から畑活をはじめて感じたこと、それは「採れたて旬野菜、もうそれだけで美味しい!」です。
そして12種類の夏野菜を作ってみて感じたことは、「作り過ぎは禁物!」ということです。
畑で野菜を作りはじめたわが家では、毎日の食卓に野菜料理が並ぶようになりました。自分たちが植えた夏野菜の収穫がはじまる前にも、畑仲間が育てていた玉ねぎの収穫を手伝ったお礼にと玉ねぎをたくさんいただきました。そこからは新玉ねぎを毎日「美味しい〜美味しい〜」と話しながら食卓を囲みました。
夏野菜の収穫がはじまると、今度は「○○美味しいね〜」と自分たちで育てた野菜を自画自賛してはモリモリと美味しくごはんをいただいています。自分たちで「苗を植え、水やりをして、芽かきをして、収穫して食べる」という過程を家族で一緒に体験することができたのは、とても素敵な時間だったなあと思います。収穫した野菜をお裾分けすることで、ご近所さんとの交流も生まれました。メロン、ズッキーニ、ジャガイモ、トマト、トウモロコシ、とっても喜んでもらえました!
一方で、家から畑までクルマで30分ほどかかるため、夏場の水やりや収穫が大変でした。山間の畑には水道設備がないので、ポリタンクに水を注いで運び、ジョーロに移し替えての水やりは、天然サウナ状態で毎回汗ダクでした。また、オクラやピーマン、ししとう、ミニトマトと、実をたくさんつけてくれる夏野菜は、畑に行けるタイミングと収穫のタイミングが合わなくて、実が熟れすぎて落ちたり、オクラがジャンボになり過ぎて固くなったり。苗を植えたときにIさんが言っていた「こりゃ大変だよ〜」の言葉の意味がわかった気がします(汗)。
ズッキーニのように大きくなっても食べれるものは良かったのですが、旬なタイミングを逃さずタイムリーに収穫する必要がある野菜は、毎日畑に行ける環境じゃないと難しいなあと感じました。来年の夏野菜作りは、畑に通える頻度、野菜の特徴も考慮した上で、育てる野菜を選びたいと思います!
大変なこともあるけれど、一度野菜作りをはじめてしまったら、ずっと美味しい野菜が食べたくて、「もうやめられないねっ……」て畑仲間と話しています。