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キャンピングカーでの札幌観光には「akippa」駐車場が便利!…のはずが体調不良に泣く

2022.07.03

札幌時計台

都市部の駐車場なら「akippa」

北海道キャンピングカーひとり旅。今日は北日本でも随一の大都市・札幌を観光します。

しかし都市部の観光は高額な駐車料金が課題。「店舗の前には大型無料駐車場が当たり前」の地方出身の私には余計にこたえます。上限設定がないところも多く、油断すると数千円にもなってびっくり。

そんなときに便利なのが駐車場予約サービス「akippa」!

住宅や事業所の余剰駐車場を貸し出すもので、多くの場合「1日○○円」など大きな時間枠で借りられます(車中泊を希望する場合は問い合わせが必要)。

この日も「地下鉄駅に徒歩で行けるところ」という条件で探しておきました。なんと1日800円のところを発見。

地下鉄イメージ

事前予約制なので、空きを探して当日ウロウロする心配もなし。たとえば「東京ドーム徒歩圏」など、意外な穴場が見つかります。オンライン決済のため、現地での手続きもとくにありません。

ただし余剰スペースの貸し出しなので、狭い路地の奥の不整形地など、公共の駐車場としては整備されていないことも多いです。

キャンピングカーのような大型車の場合は公式サイトを熟読するだけでなく、Googleストリートビューなどで周辺環境を念入りに確認するのがオススメ。

札幌ラーメン「麺屋 彩未」

麺屋彩未

最初に向かったのは市営地下鉄東豊線「美園駅」からすぐ、「麺屋 彩未(さいみ)」。

「札幌味噌ならラーメン横丁」という段階で脳内の情報アップデートが止まっていた私は知らなかったのですが、いまや札幌ラーメンは、ひとくくりにできないほどバラエティー豊か。

「すみれ」出身の店主・奥雅彦氏が2000年にオープンした「麺屋 彩未」は、旅行ガイドブックやインターネット人気ランキング常連の超有名店だそうですね。

麺屋彩未

平日にもかかわらず、開店前から人が並ぶ人気。遠目からでも行列で店舗の場所がわかります。周囲は事業所や住宅が多く建ち、決して繁華街ではありません。

麺屋彩未のラーメン

ワクワクしながら列に参加。少し並んだ後にオーソドックスな「味噌らーめん」(税込850円)を食べましたが、意外な味!

麺屋彩未のラーメン

札幌ラーメンといえば味噌バターコーンに代表されるような、こってり甘いラーメンを想像していたのですが、すりおろし生姜が特徴的。ぴりりと引き締まった味なんです。美味しかった!

定番の市内観光コース

札幌時計台

再び地下鉄で移動して、超定番スポット「札幌市時計台」に着きました。「日本三大がっかり名所」なんて言われますが、どうしてどうして!

札幌時計台

開拓時代の趣(おもむき)のある素晴らしい建物です。近代的な高層ビルに埋もれているのが不評ポイントらしいですが、街の風景は変わっても、ここだけは変わらない時空のエアポケットのよう。

私も初めてではないですが、毎回来てしまう街のシンボルです。この建物の前に立つと「札幌に来たー!」という実感がわいてきます。

札幌時計台

旧札幌農学校演武場、つまり学校の一部だったんですね。ギシギシと鳴る板張りの床にも歴史を感じます。欧米から教師を迎え、寄宿舎の学生たちも洋食(後に財政上の理由から和食に)を食べていたそうですよ。

札幌市時計台

2階の講堂には記念撮影スポットがありました。当時の入学式や卒業式、祝賀会などで飾られていたデコレーションアーチを再現しているそう。

もし館内の展示資料をじっくり見れば1時間、建物だけさくさくと見るなら10分ほどの滞在でしょう。特別に「見どころが豊富」とか「人に自慢できる」というわけではないですが、欠かせないスポットです。

さっぽろテレビ塔

続いて徒歩で「さっぽろテレビ塔」へ。時計台からはすぐです。

大通公園を散策しようかとも思ったのですが、とにかく暑い!ビルの中なら涼しいだろうと、テレビ塔へ逃げ込んでしまいました。

さっぽろテレビ塔

エレベーターはガラス張り。建物に囲まれていない区間が意外に怖い……!この空間に浮いているのは小さなカゴだけ……と思うとちょっとゾクッとします。

私は飛行機や高層ビルのような極端な高所はまったく平気ですが、観覧車のように「空中にぽつんとある小空間」というシチュエーションは逆に苦手です。無防備な感じがしますよね?

札幌市街

天気もよく絶景です。こうして上から見ると本当に直線的な街並みなのがわかります。

それにしても暑いです。最高気温は27度Cの予報でしたが、日射しがじりじりと肌を焼き、体感的には30度Cを超えているような感じがします。

なによりマスクをつけて歩き回るのが想像以上につらい。普段はひきこもりがちなライター業。通勤したり出先を回ったりという日課がなくなって久しく、コロナ禍で体力の衰えも感じます。

だんだん頭が痛くなってきました。普段から頭痛もちなので「またか」と思っていたのですが、痛みはひどくなるばかり。ついには吐き気までしてきました。これはちょっと、まずいかも……?

体調不良のとき、どうする?

アイスカフェラテ

ひとり旅をしていると、GOかSTOPかの判断が難しいことがあります。「予定をこなしたい」という思いと、「無理しないほうがいい」という自分からの警告。

同行者がいれば「休憩しようか?」と声をかけあったり、互いの異変に気づいたりできます。最悪の場合は代わりに運転してもらうこともできますが、いまはすべて自己解決しなければなりません。

体調が悪いと弱気にもなり「ここで死んだら誰にも発見してもらえず放置車両になるんじゃ……」と本気で頭をよぎります。「動けない」という状態だけは阻止しなくては。

というわけで、今日は観光を切り上げて急きょ休養日にすることとしました。市内滞在はわずか2時間。

akippaで1日料金800円を支払って得したつもりが、そのすぐ近くのコインパーキングが60分300円だったので、むしろ損だったかも!

熱中症になりかけていたのか、あるいはカフェでいただいたビスケットをかじったら少し痛みがひいたので、血糖値の問題だったかもしれません。

「RVパーク 手稲山麓」

RVパーク手稲山麓

まだ日は高いですが、早めに今日の車中泊地に到着。札幌市郊外に位置する「RVパーク 手稲山麓」(1泊2500円)です。

カプセルスタイルホテル「ちょい寝ホテル札幌手稲」の駐車場の一角がRVパークになっていて、清潔なトイレや洗面所が24時間利用可能。

RVパーク手稲山麓

そして200円を追加すると、宿泊者と同じシャワールームを使えます。アメニティもわずかな価格で購入・レンタルできました。

RVパーク手稲山麓

キャンピングカーに乗っているとバスタオルなどは当然所持しているのですが、「洗濯物を増やしたくない」という場面も多々あります。乾燥の手間を考え、フェイスタオルや手ぬぐいで済ませている人も多いはず。

洗濯を気にせず思いきり大判のふかふかタオル(レンタル100円)を使えるのはありがたい。

RVパーク手稲山麓

また、追加で200円を支払うと宿泊者用ラウンジを使えるそう。キッチンや電子レンジ、電気ポットなどがありました。これからの季節は「日中は暑くて車内にいられない」ということも増えますから活用できそうです。

ランドリーバッグ

道路を渡った向かい側にコインランドリーもありました。

ちょっとお見苦しいですが、車中泊旅のリアル。たった2~3日でもランドリーバッグがいっぱいになるくらいの洗濯物!

とくに今日のような暑い日に観光をすると全身汗だくになってしまいます。下着はもちろん、スカートなんかも洗いたい。ちなみに夏旅のいでたちは、サラッとした化繊のロングスカート多用です。

優美なシルエットのため……ではなく、洗いやすく乾燥しやすいから。ウエストゴムならなおよし。逆にジーパンなどはちょっと洗いにくいですよね。

地味ながら、じりじりと旅の費用を圧迫してくるのが入浴費と洗濯費。この日も小型機種で700円かかり、なかなかの出費です。

施設詳細

  • 名称:RVパーク 手稲山麓
  • 住所:北海道札幌市手稲区富丘三条7丁目1-58
  • 料金:1泊2500円(12mを超える車両の場合1泊4000円)
  • 台数:5台
  • 備考:別途料金で電源、シャワー、ゴミ処理あり

まさかのUber Eats

食事イメージ

さて、夕飯はどうしましょうか。今日は徹底的に手抜きができるもの、さらに札幌のような都市部でしかできないこと……ということでUber Eatsを頼みました。

「わざわざ旅先で!?」と思われるかもしれませんが、これがなかなかおもしろい。その土地にしかない個人店から頼むのも楽しいです。

ちなみにUber Eatsでは、公園や駐車場など屋外での商品受け取りもOKです。ただし商業施設やホテルの中など、管理者が許可していない場所での受け渡しは不可。

ゆきかうクルマを眺めつつ、自分の巣であるキャンピングカーでゴロゴロし、Uber Eatsを食べる。日常と非日常が混じり合う、本当に奇妙で不思議な感覚です。

RVパーク手稲山麓

また、こういうところがRVパークのおもしろさでもあります。自然豊かな山林でもなければ、観光地でもない。ごく普通の街角に自分の寝床が生まれる。そこで食べて寝て仕事して、擬似的な生活が営まれるのです。

最近気づいたのですが、夜に到着して「寝るだけ」の過ごし方をしたRVパークでは、こういった感覚は生まれません。

今日のように午後中ずっといて、洗濯をしたり食事をしたりと普段の暮らしに近い行動をすると、途端に愛着のあるRVパークになります。全国のあちこちに、自分が暮らした跡のようなものを残していく感覚です。北海道にまたひとつ、拠点ができました。

私が書きました!
フリーライター
SAYA
グルメ、トラベル、車中泊、クルーズなどの記事を執筆しているフリーライターです。バンコンタイプのキャンピングカーで全国を巡っています。太陽も昆虫も苦手なインドア派ですが、車中泊×観光の組み合わせに無限の可能性を体感中。車を拠点にした遊びの話題をお届けします。
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