老舗のデニムブランドとして長らく愛される「Lee」。本国・アメリカから日本へ上陸したのは1972年。ちょうど今から50年前になるが、その記念すべきメモリアルイヤーに新ブランド「Lee OUTDOORS」が登場。Leeの代表的なアイテム「ロコジャケット」や「オーバーオールズ」などがアウトドア仕様に生まれ変わっている。
西部開拓時代から培われた機能と耐久性は、現代のアウトドアシーンにも通じる
日本でLeeといえばデニムだが、原点は1911年にアメリカ・カンザス州にて、牧畜や農業が盛んな土地柄を生かしたワークウェア全般だった。当時から現場で働くワーカーのために機能や耐久性に富む新素材を取り入れてきたというLeeのスピリットは、現代のアウトドア・ウエアにも通じることは間違いない。今回、Lee OUTDOORSでは3つの機能素材が多用されており、アイテムはそれをもとにしたラインナップとなっている。
●難燃デニム
アウトドアシーンに最適な難燃性能を持ちながら、デニム特有の変化も楽しめるLeeオリジナル開発デニム。デニムの緯糸(よこいと)に難燃性のあるモダクリル繊維を使用。繊維には燃えると溶けずに炭化する特徴があるため、火から離れるとすぐに燃焼が止まる自己消火性を持つ。
●10oz ARMYDUCK(10オンス アーミー・ダック)
アメリカ軍のテントなど、軍用物資に使用される高密度のアーミー・ダック素材を完全再現。表面コート加工は軍用の天幕にも採用されているため親水性があるウェットなタッチになっているが、こちらは水の侵入を防ぐ効果が搭載されている。
●ダーティーガード
その名の通り、フィールドで付着する可能性の高い泥汚れやコーヒーなどの水溶性の汚れはもちろん、油汚れに対しても高い防汚性能を持つ。その機能は洗濯を繰り返しても劣化しない高い持続性があり、汚れが付着しても家庭洗濯で落とすことができる。
アウトドアで必要な機能や耐久性を備えたラインナップとなっているが、タウンユースでもスタイリッシュに着こなせる。レディースとキッズでの展開もあるので、ファミリーで楽しめるのもうれしい。