
ファイヤースチールのほか、ほぐした麻紐(左)とファイヤースチールをこするストライカー(右)もセットで付いてくる。
北海道の環境生活部自然環境局のウェブサイトによれば、エゾシカは、明治初期の大雪と乱獲によって絶滅寸前まで数を減らしたが、その後の保護政策などによって数は回復し、現在は農林業などへの被害があることから、適正な捕獲と活用が図られている。
肉が食用となるのはもちろんのこと、その大きくて立派な角は工芸用として活用されている。この「スタッグボーンファイヤースチール」もその一例。知床の工芸家・照井弘志氏がちょうどいい角を選び出し、ハンドルとして加工している。

ハンドルもファイヤースチールも太めなので、ストライカーをこすりやすい。

制作者の照井弘志氏。約40年にわたり木彫りやシカ角の工芸を続けている。
ファイヤースチールのハンドルといえば、たいていはおもしろみのないプラスチック製だが、これは色も形も一点一点個性がある。どんな角が届くかはお楽しみだ。
ちなみに、シカの角は春に生え始めて秋にかけて成長し、翌年の春に抜け落ちる。知ってた?
※この商品は[通販サイト]「大人の逸品」から購入できます。