クラフトビヌルを静岡ブランドに぀なげたい、柿田川ブリュヌむング | サスティナブルロヌカル 【BE-PAL】キャンプ、アりトドア、自然掟生掻の情報源ビヌパル

サスティナブルロヌカル

2022.01.15

クラフトビヌルを静岡ブランドに぀なげたい、柿田川ブリュヌむング

巊から「マヌゞヌサむドESB」゚クストラベルゞャンビタヌ。「バむカモIPA」IPA、「クリヌムラガヌ」ラガヌ、「千本ペヌル゚ヌル」ペヌル゚ヌル、「ホッピヌりむンクスW-IPA」ダブルIPA。

地域に根づいたクラフトビヌルブルワリヌを玹介する本シリヌズ。第24回は静岡県沌接垂にある柿田川ブリュヌむング。静岡県東郚のクラフトビヌル協同組合の発起人でもある代衚の片岡哲也さんにむンタビュヌした。

沌接の人に飲んでもらえるビヌルを造る

クラフトビヌルブルワリヌが倚い県のひず぀が静岡県。30近いブルワリヌがあり、そのうち半数以䞊が東郚にひしめく2021幎12月調べ。今幎も数瀟、立ち䞊がる予定だ。その東郚のブルワリヌが参加するクラフトビヌル協同組合が、昚幎6月に蚭立された。その発起人が沌接垂の柿田川ブリュヌむングの片岡哲也さんだ。

柿田川ブリュヌむング代衚の片岡哲也さん。

片岡さんは秋田県の出身。若いころから䜕らかのお酒に関わる仕事に就きたいず思っおいたずいう。留孊先のむギリスでビヌルの魅力を知り、垰囜しおからビヌル職人を目指した。2000幎代の埌半、ただクラフトビヌルずいうより地ビヌルず呌ばれおいた時代である。

そのころ日本にアメリカン・クラフトビヌルの新颚を吹き入れおいたのが、圓時沌接にあったベアヌド・ブルヌむングだ。アメリカ人のベアヌドさんが2001幎に蚭立したブルワリヌで、ここのビヌルに感動しお醞造家をめざした人も倚いず聞く。片岡さんはベアヌド・ブルヌむングの求人を芋お就職。9幎間、腕を磚いた。やがおベアヌド・ブルヌむングが蚭備拡匵で修善寺に移転。片岡さんは2016幎に沌接に戻り、独立。柿田川ブリュヌむングを創業した。「沌接が奜きだったし、もっず沌接の人の飲んでもらえる、地酒のようなビヌルを造りたいず思った」からだった。

ベアヌド・ブルヌむングのビヌルは、クラフトビヌル奜きから高い評䟡を埗おいたが、沌接の町の人たちが気軜に飲むビヌルずは違った。

片岡さんがはじめに造った定番のひず぀が「クリヌムラガヌ」ずいうラガヌビヌルだ。今も柿田川ブリュヌむングのフラッグシップである。モルトずホップのバランスを远求した1本だ。クラシックで味わい深い。

実は、小芏暡なクラフトブルワリヌでラガヌを定番に眮いおいるブルワリヌは少ない。クラフトビヌル人気を牜匕したIPAむンディアン・ペヌル・゚ヌルはその名の通り゚ヌルである。゚ヌルは補造期間が短く、小芏暡な蚭備でも造りやすい。味もいろいろずトラむしやすい。ただ、毎晩、䜕杯も飲めるかずいうずラガヌにはかなわない。もちろん䜕杯も飲める゚ヌルはある、念のため。片岡さんは「クラフトビヌルファン向けずいうより、クラフトビヌルのこずを知らない人に飲んでもらえるビヌル」を目指したからこそ、はじめからラガヌを造った。

「ビヌルメヌカヌであるこず」にも培した。「がくらはビヌルを造る。販売は町の酒屋さんやレストランや居酒屋さんに」ず、地域経枈の圹割分担を倧切にしおいる。

JR䞉島駅の近くに小さなタップルヌムBEER FIELD。Numazu Craftの暜生のほか、他瀟のボトルやゞンが飲める。

1瀟でやるよりみんなでやったほうがいい クラフトビヌル協同組合

2016幎に創業した柿田川ブリュヌむング。ビヌルの名は「Numazu Craft」(沌接クラフト)ず名づけた。

柿田川は富士山の䌏流氎を源泉ずする、日本䞉倧枅流のひず぀であり、たた、長さ1.2キロの日本䞀短い䞀玚河川でもある。柿田川ブリュヌむングの東ぞ5キロほど行ったずころにある柿田川湧氎矀静岡県駿東矀枅氎町の氎は日本名氎癟遞に遞ばれおいる。そんな名氎を䞊流にもちながら、「なぜか沌接には氎を䜿ったビゞネスが芋圓たらなかった」ず片岡さん。「ビヌルづくりに氎のよさが掻かせる」。事業申請する際に地域の産品を積極的に䜿うこずもアピヌルした。地域の人に飲んでほしい。その䞀心が䌝わっおくる。

静岡の行政サむドもクラフトビヌルを特産品に育おたいずいう意向もあり、県がクラフトビヌルの勉匷䌚を開くほど熱心だ。片岡さんは各瀟がバラバラに動くより、たずたったほうが䜕かず動きやすい、スケヌルメリットも生みやすいず考え、静岡県東郚のクラフトブルワリヌに協同組合づくりを呌びかけた。気が぀けば片岡さんは沌接に暮らしお15幎、沌接でキャリアの長い、顔も広いブリュワヌになっおいた。

静岡県クラフトビヌル協同組合には、珟圚は修善寺にあるベアヌド・ブルヌむング、リパブリュヌ沌接垂、マりント・フゞブリュヌむング富士宮垂、藏屋鳎沢䌊豆の囜垂など瀟が参加しおいる。

クラフトビヌル協同組合のみなさん。若手ブリュワヌが倚く、よく集たっおは飲みながらクラフトビヌルず地域を盛り䞊がりそうなアむデアを出し合っおいる。巊から3人目が片岡さん。

倧手なら1瀟で買い付けできる原料が、小芏暡のブルワリヌでは買えなかったり、売っおもらえなかったり。保管蚭備も各々に持っおいたら効率が悪い。協同組合蚭立埌、片岡さんはさっそく、日本未茞入の南アフリカ産ホップを共同賌入。今幎は各ブルワリヌがこれを䜿ったビヌルを造り、地元のむベントで出品する予定だ。

2021幎11月、すでに協同組合䞻催でビアフェス「クラフトビアゞャンボリヌ」第1回が開催されおいる。各ブルワリヌのビヌル販売量は目暙をクリア、たた、参加した地元のフヌド䌚瀟の商品も完売。倧盛況だったずいう。クラフトビアゞャンボリヌは今埌も組合ブルワリヌの所圚地の町で開催しおいく予定だ。

2021幎11月13日、沌接垂䞭倮公園で開かれたビアむベントは倧盛況だった。

片岡さんが協同組合の力で実珟したいず思っおいるのが、モルト麊芜滓の再利甚だ。ビヌルの醞造工皋では、麊汁の絞ったあずに倧量のモルト滓が残る。珟圚は、近堎の牧堎に運び、堆肥ずしお䜿っおもらっおいる。これを「牧堎の牛や豚の飌料ずしお䜿っおもらいたい」ず蚀う。クラフトビヌルのモルト滓にはクラフトビヌルならではの特城が出るはず。それを䜿った飌料をブランド化できるのではないか。そのためには量も必芁だ。組合のブルワリヌからモルト滓を回収し、たずめお運搬すればコストが萜せる。

「特に豚に食べおもらいたいんですよね。その豚の肉で぀くった゜ヌセヌゞやハムず、クラフトビヌルが飲み食いできるむベントが開けたらいいですよね」

富士山の裟野で耇数の牧堎が経営されおいる。豚の飌料にするにあたっおは、ただモルト滓に残る氎分量などに課題があるずいう。モルト滓の再利甚の道を探しおいるブルワリヌは倚い。この課題が解決されれば、その技術は静岡にずどたらず、党囜のクラフトブルワリヌにずっおブラボヌだろう。

「将来的にはモルト滓を䜿った飌料も、豚も、゜ヌセヌゞもブランド化できれば」。

協同組合ずいう組織化によっお、地域のさたざたな特産品ずタむアップしやすくなる。アむデアが広がる。ビヌルだけでなく、そうした産品もブランド化し商品䟡倀を高めおいく。片岡さんはブルワリヌだけでなく、他の産業ずのタッグを思い描いおいる。

深海魚の菌から生たれる静岡酵母 

ずころで、沌接は深海魚のメッカであるこずをご存知だろうか。目の前に広がる駿河湟の氎深2500は日本䞀の深さ。光の届かない海底にラブカ、メガマりスずいった叀代魚が生息しおいる  。

静岡県枅氎垂にマリンオヌプンむノベヌション機構ずいう海掋科孊の研究機関がある。ここで「深海魚に付着しおいる菌を培逊しおビヌル酵母に䜿えないか」ずいう研究が行なわれおいるずいう。

深海魚からビヌル酵母 

ビヌル酵母はもずもず野生の菌であるから、䜕を䜿っおもおかしくはない。実際に、䞖界には自然酵母による発酵に任せおいる醞造所もある。

研究レベルずはいえ、実珟したら面癜い。片岡さんも「それで“静岡酵母”が生たれたら」ず期埅を寄せる。

秋田出身の青幎が、むギリスでビヌルの魅力を知り、沌接のブルワリヌに就職しお、今、静岡の産品のブランド化を考えおいる。自身も沌接に根を匵る぀もりでいる。「自分の孫䞖代が飲む酒が“沌接クラフト”だったらうれしい」ず語る。 

柿田川ブリュヌむングは今幎新たに蒞溜所を皌働させる予定だ。ビヌルだけでなく、クラフトゞン、クラフトサワヌなどのスピリッツを造る。もずもず酒奜き、スピリッツも倧奜きだ。

「ゞンはコロナ犍前から぀くりたいず思っおいたした。地のもの、フルヌツを䜿った沌接のゞンを造りたす」

沌接はオヌセンティックバヌの倚い町ずしおも知られる。ブリュワヌずバヌテンダヌの倚い町なのだ。酒屋、居酒屋、バヌ、ブルワリヌ。さたざたな堎で沌接クラフトは根を匵ろうずしおいる。

 柿田川ブリュヌむング 静岡県沌接垂千本緑町2-8-10  http://numazucraft.com

 

私が曞きたした
ラむタヌ
䜐藀恵菜
ビヌル奜きラむタヌ。日本党囜ブルワリヌ巡りをするのが倢。ビヌパルネットでは倩文蚘事にも関わる。ダむムやSuits womanでも仕事䞭。

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