キャンプに行きたいけれどなかなか時間がとれない、コロナ渦の最中に出かけるのは避けたい……そんな方におすすめなのがベランピングです。自宅のベランダや庭に、お気に入りのアウトドアギアを持ち出して、手軽にアウトドア気分が味わうことができます。
ベランピングに欠かせない道具といえば、なんといってもテントでしょう。たとえ自宅の庭でも、テントを広げるだけで非日常的な空間に早変わりします。
テントを設営するためには、一般的に、テントをペグで地面に固定する必要がありますよね?ウッドデッキの上にテントを張るためにはどうすればいいと思いますか?実は便利な専用ペグがあるんです!
今回は自宅のウッドデッキにテントを張るための、専用ペグをご紹介したいと思います。これがあれば、フレームが入った自立式のテントだけでなく、近年人気のワンポールテントまでベランダの上に張ることができますよ!
ウッドデッキ専用ペグとは?
これがウッドデッキ専用ペグ(以下、専用ペグ)です。写真は私が使用しているTRIWONDERのウッドデッキペグです。まるで魚の骨のようなデザインですよね?このペグを使えば、ウッドデッキに、くぎや穴を開けることなく、テントを張ることができます。
専用ペグは、多少サイズが違うものの、同じようなデザインのものがいろいろなメーカーから販売されています。 そのほとんどが、カラビナ、ペグ、スプリングの3つのパーツが組み合わさって、出来ています。
カラビナとペグの部分は腐食に強いアルミニウム合金製。スプリングの部分は柔軟性があり、変形しにくいステンレス製です。
専用ペグはウッドデッキの板と板の間のすきまに差し込んで使用するペグです。ペグによって、対応する板の隙間や板の厚みが異なります。購入する前に、使用するウッドデッキの板の隙間の長さや、板の厚みを確認する必要がありますので、ご注意くださいね。
使いかた
ウッドデッキの、板と板のすき間を利用します。
ウッドデッキの板と板の隙間に専用ペグの先端を差しこみます。
専用ペグを上から押さえつけて、スプリングをいっぱいに縮めます。
専用ペグを上から押さえつけながら、90度回すことで固定ができます。
専用ペグの上部をつかんで引っ張っても、固定した位置から動くことはありません。スプリングが板と専用ペグをがっちりと固定しています。
専用ペグ無しで設営できるテント
上の写真のようなドーム型のテントは、フレームを使って、テントの幕を立ちあげる仕組みです。このタイプのテントならば、ペグを使用しなくても、テント自体が自立するのでウッドデッキの上に張ることができます。テントの中に物を入れておけば、多少の風では吹き飛ばされることはありません。
専用ペグを使ってテントを張ってみました
ウッドデッキにテントを設営する場合、問題があるのは、ワンポールテントのようなフレームが無いテントです。ワンポールテントを張るためには地面に通常のペグで固定する必要があります。ウッドデッキに通常のペグを刺すことはできませんので、専用ペグの出番です!
実際に手持ちのワンポールテントをウッドデッキの上に設営してみました。
設営した様子がこちら!このテントは通常のペグを6本使用するテントなので、専用ペグも6本使用しました。
ガイロープにしっかりとテンションがかかり、テントが自立しています。時おり強風が吹きましたが、専用ペグが外れることはありませんでした。地面に通常のペグで固定する時と変わらずに、テントを張ることができましたよ!
専用ペグの上部はロープが引っかかりやすい形になっているので、テンションがかかった状態ならば、外れることはありません。写真を見てわかるように、スプリングが伸びて、専用ペグと板をがっちりと固定しています。
ちなみに、ワンポールテントを綺麗に張るためにはコツが必要です。設営に慣れていないと、ペグの位置を何度も抜き差しして、調整する必要があります。
地面に打ち込む通常ペグの場合、ペグの抜き差しをするのには手間がかかります。それに比べて、専用ペグはワンタッチで抜き差しができます。ペグが泥で汚れることも無いので、撤収後に、ペグの掃除をしなくてすむのも楽ですね。
まとめ
専用ペグを使用すれば、ウッドデッキの上にかんたんにテントを張ることができます。すのこを何枚か用意すれば、ウッドデッキだけでなく、小スペースのベランダにもテントを張ることができますよ。ベランピングをされる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
TRIWONDER ウッドデッキペグ(6個セット)
長さ:67mm
厚さ:3.5mm
幅:36mm
重量:16g/1個
対応するウッドデッキのすき間の長さ:3-20mm