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楽しいけれど、とにかく道具が多くなりがちなキャンプシーン。テントなど大型のものから、カラビナのような小さなものまで、こまごましたものがたくさん必要になります。使いたいサイズにぴったりの大きさのポーチがあったら……。そう思うシーンはないでしょうか?そんなときにぴったりな、ファスナーつきポーチの作り方を紹介したいと思います!
今回はライターやナイフなどのこまごましたキャンプ用品や、レザークラフトに使う菱目打ちなどを入れるのに便利なペンケースを作りますが、ぜひお好みの大きさで作ってみてください。サイズ調整のコツも合わせて紹介します。
材料
- ファスナー(今回は20cm)
- 革(1mm厚)(今回は21cm×8cmを2枚)
今回は仕上がりサイズ20cm×7cmのペンケースを作ります。
作りたいポーチの大きさに合わせて、ファスナーと革の大きさを調整する場合は、以下のサイズにしてください。
- ファスナー:仕上がりサイズの幅
- 革:横幅はファスナー+1cm、縦幅は仕上がりサイズの幅+1cm(×2枚)
道具
- 4本菱目
- 2本菱目
- 木槌か金槌
- 麻糸
- 革包丁(カッターで代用可)
- 銀ペン(ボールペンなどで代用可)
- 布用両面テープ
- 革用ボンド
- 紙やすり
作り方
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ファスナーの端を処理します。
まずは仕上がりを美しくするため、ファスナーの端の処理をします。
ファスナーを裏返し、両端をファスナーの金具の端で折り返して両面テープでとめます。ファスナーの開け閉めのとき引っかからないよう、少しだけ斜めにずらしてください。
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ファスナーの表側。少しだけ両面テープが見えている。
ファスナーを裏返し、折り返しを斜めにずらした分、少しだけ見えている両面テープの部分をハサミでカットします。
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カットした革と、端を処理したファスナー。
革を2枚用意します。幅はファスナーの幅+1cm、縦はお好みの長さに切り出してください。
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革の角を丸めます。
仕上がったとき底がコロンとした形になるよう、完成したとき底になる2隅を丸めます。
マスキングテープなど丸いものを当てて印をつけ、カットします。
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革の裏面にトコノールを塗ります。
革の裏面にトコノールを塗り、毛羽立ちをおさえます。
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ファスナーを革に貼ります。
ファスナーに両面テープを貼り、革に貼り付けます。
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ファスナーと革を縫い合わせる。
銀ペンでガイド線を書き、4本菱目でファスナーと革を縫い合わせるための穴を開けます。
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糸で縫い合わせます。
糸の両端に糸をつけ、ファスナーと革を縫い合わせます。
縫い始めと縫い終わりの位置は強い力がかかるため、2目返し縫いをします。
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革の端を紙やすりで軽く荒らします。
革の端から2mm程度の幅で紙やすりをかけ、表面を荒らして、接着しやすくします。
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革用のボンドを細く塗ります。
紙やすりで荒らした部分に細くボンドを塗り、中表にして貼り合わせます。
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貼り合わせたところ。
貼り合わせたら、端から3mmほどのところに縫うための穴を開け、縫っていきます。
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菱目で穴を開けたところ。
直線は4本菱目、曲線は2本菱目または1本菱目で穴を開け、縫います。
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縫い終わったところ。
縫い終わったら、裏表を返します。
革は固いため、特に角はひっくり返すのが大変です。ある程度指で押し込んだら、芯を出していないボールペンなど棒状のものを使って形を整えてください。
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完成です。
形を整えたら、完成です!
レザーで好きなサイズのポーチを作ろう
かっこよくて丈夫なレザー。レザーポーチなら、ペグや菱目打ち、ドライバーなど、布やビニールの袋では突き破ってしまう危険があるものも安心して入れられます。
なにかと便利で、色違い・サイズ違いでいくつか作りたくなるレザーポーチ。縫う部分は少し多いですが、決して難しくはないので、ぜひ作ってみてください。