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    2021.03.13

    【大人気】最速沸騰バーナー「ジェットボイル」の活用術を紹介!

    私が書きました!
    アウトドアライター
    まるやま
    登山歴10年、東京都出身のアウトドアライター。山や自然が大好きで、アウトドア好きが高じて登山用品店に5年間勤務。キャンプも登山も気ままなソロが好き。

    写真は全てライター私物の旧モデル。モデル、カラー共に新しくなった現行モデルが販売されています。

    素早く水を沸騰させるバーナー、ジェットボイルの活用術を紹介 

    その名の通り、急速沸騰!

    キャンプ中に水を沸かす場面は、なにかと多いですよね。沸騰するまでの時間が長く、面倒だと思うこともあると思います。今回は、そのような時に便利な急速沸騰バーナー、JETBOIL(ジェットボイル)の使い方を紹介します。

    ジェットボイルはアウトドアで簡単に、そして素早く調理ができるように開発されたバーナーです。ジェットボイルフラッシュを例に、その活用術をご紹介していきます。(写真はライター私物の旧モデル、PCSフラッシュです。モデル、カラーともに現在販売されていません。)

    ジェットボイルならあっという間に水が沸く! 

    特徴的な形状のフラックスリング。

    まずはジェットボイルの一番の特徴でもある、急速沸騰について解説したいと思います。

    沸騰までの時間が非常に短い秘密の一つは、専用クッカー底面のフラックスリングにあります。フラックスリングには、熱を効率よく吸収し、伝達する機能があります。じゃばら状になっていることで、広い面積で熱を受け取り、同時に熱の拡散も防ぎます。 

    また、専用クッカーのカバーも断熱性が高い素材なので、熱が逃げません。エネルギー効率が非常に高いので、沸騰時間が短いという訳です。

    ちなみにジェットボイルフラッシュは、500mlの水を約100秒、つまり約1分40秒で沸騰させることができます。(現行モデルのスペック。写真の旧モデルの沸騰時間は、約2分30秒です。)

    水を沸かすだけではない!ジェットボイルフラッシュの活用術 

    1.ガスの節約や軽量化に最適!

    小さなガス缶1つあれば十分な燃費の良さ。※写真のガス缶は以前販売されていたもの。現在は販売されていません。

    ジェットボイルフラッシュは、一般的なバーナーと比べて、ガスの消費量が非常に省エネ。現行モデルのスペックでは100gのガスで、なんと約10Lもの水を沸かすことができます。

    筆者は、数日間にわたるキャンプや登山の際に、ジェットボイルを使用しています。ガスの消費量が少ないと、持っていくガス缶も少量で良く、軽量化につながるため重宝しています。

    2.省スペースでパッキング! 

    これだけの道具がすべて収まるオール・イン・ワン仕様。

    ジェットボイルフラッシュは、オール・イン・ワン設計で非常にコンパクトです。バーナーやガス缶といった調理に必要な道具を、全て専用クッカーの中に収納することができます。 

    また、縦長で引っかかりもない形状なので、ザックの中のわずかなスペースに収納しやすいです。 登山やソロキャンプなど、荷物をできるだけコンパクトに収めたい時に便利です。

    3.一目で沸騰を見分ける! 

    沸騰すると、色が鮮やかなオレンジ色に変化。

    一般的なクッカーだと、フタを開けないと水が沸いたかどうか分かりづらいですよね。つい何度もフタを開けて、中を確認してしまうことも……。

    しかし、ジェットボイルフラッシュは、クッカーの断熱カバーにある、インジケーターの色が変わることで沸騰を知らせてくれます。一目で沸騰したことがわかるので、調理時のストレスが減ります。 

    4.使い方次第で様々な調理ができる! 

    フタとカップを付けて、サーマルクッキング。

    ジェットボイルといえば、水を沸かすバーナーというイメージが強いですよね。しかし、使い方次第で色々な調理ができますので、いくつか紹介したいと思います。 

    まず、筆者が一番よく作るのは、スープや鍋物です。沸騰時間が短いおかげで、調理時間がかなり短縮できます。

    また、パスタを作る際にも便利です。パスタを入れて一度沸騰させたら火を止め、フタとカップを付けて保温しておけば、余熱で火が通ります。ずっと火をつけたままゆでる必要が無いので、ガスの節約になります。

    カップをかぶせて蒸すこともできます。

    また、水を沸かしながら食材を蒸すこともできます。蒸したい食材をフタの上に乗せ、付属のカップをかぶせて使います。フタに隙間があるので、そこから蒸気が出る仕組みです。 蒸し野菜など、手軽に一品プラスしたい時に便利です。

    さらに、専用のフライパンを使えば、炒め物や焼き料理も作ることができます。他にも、付属のゴトクを使うことで、専用のもの以外のクッカーやフライパンも使用可能です。

    使用する際の注意点 

    満タンまで水を入れない 

    ジェットボイルで水を沸かす際は、容量一杯まで入れないようにしましょう。急速に沸騰するので、水の量が多いと吹きこぼれる危険があります。 

    専用クッカーは火をつけてからセットする 

    ジェットボイルは必ず、先に点火してから、クッカーをセットしましょう。クッカーを取り付けたまま点火すると、必要以上のガスに火がつき、燃え上がる可能性があります。やけどや本体の破損につながるので、注意しましょう。 

    専用クッカーで水気の無い調理方法はしない 

    専用クッカーで炒め物などの料理はしないようにしましょう。ジェットボイルはすぐに高温になるため、水気が無いとクッカーが熱くなりすぎてしまい危険です。炒め物をしたい場合は、専用のフライパンを使用するのがおすすめです。 

    今回は、筆者なりのジェットボイルフラッシュの使用方法を紹介しました。少しでも多くの方にジェットボイルの魅力が伝われば、とても嬉しく思います。

    ジェットボイルフラッシュ(現行モデル)

    容量 1.0L
    重量 約371g (付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
    サイズ φ10.4cm×高さ18cm(収納時)
    沸騰到達時間 約1分40秒 (0.5L)
    出力 2269kcal/h

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