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    2020.11.28

    秋冬のキャンプで心配なのが寒さ、とくに睡眠時の冷えです。起きているときは焚き火で暖が取れますが、寝ているときはそうもいかない。「カラダが冷えてぐっすり眠れなかった……」というのも、よくある話。

    装備さえしっかりしていれば、雪の中でもキャンプが楽しめます! ※ただし無理は禁物です。写真は冬の北海道朱鞠内湖にて。

    スリーピングギアのなかでも性能差が出やすいのがシュラフ(寝袋)です。シュラフは大別して化繊とダウンに分けられます。化繊は中綿がポリエステルなどの化学繊維素材で作られており、価格が抑えめで、メンテナンスも容易です。

    一方のダウンは化繊よりも値段が高くなりますが、暖かく収納もコンパクトになります。山登りはもちろん。バックパッカーやバイク&自転車ツーリング、コンパクトカーを使っている人にとっては大きなアドバンテージです。

    保温性が高いのもダウンならでは。化繊の場合、「シュラフの中が急に冷えてきた」ということもあるのですが、ダウンならば体感温度が変わることはほぼありません。朝までポカポカ、ぐっすり眠れます。

    これからキャンプを始める人がいきなりダウンは、コスト面でなかなか難しいと思いますが、キャンプに慣れてきて冬も行くようになったら、化繊からダウンシュラフへの買い替えをおすすめします。もしくは買い足し。夏は化繊を使って冬はダウンという使い分けも大いにアリです。

    720フィルパワーの心強い相棒! イスカ「ダウンプラス ポカラ X」

    仕事にプライベートに、一年通じてテントで寝てばかりいる編集部早坂の愛用シュラフ、それがイスカ「ダウンプラス ポカラ X」です。収納サイズはφ17×34cm ほど。重さ約1060gなので、バックパックに入れて持ち運べます。大きさは肩幅78cm、全長208cm。広々使え、窮屈さを感じることはありません。

    羽毛量は500gの700フィルパワー。メーカー公表値としてマイナス6度までの使用が可能です。このダウンプラス ポカラ X、軽さや羽毛量以外にも特筆すべき機能がいくつかあります。

    上部にゆとりを持たせた3D構造

    ダウンプラス ポカラ Xは上部にゆとりをもたせた立体的なつくり。ダウンの量をパーツごとに最適化することで、保温性と軽量性を両立させています。まるでふわっと包み込まれるような使い心地は、化繊にはない感覚です。

    首周りはドローコード付きなので、ぎゅっと閉めれば冷気が入ることも中の暖気が逃げることもありません。秋冬は顔だけちょこんと出して寝ています。

    マフラーのような「ショルダーウォーマー」機能

    ダウンプラス ポカラ Xの首周りはチューブ状の「ショルダーウォーマー」になっており、首にほどよくフィットします。首元に段差があることで寝心地の良さと適度な温もりを得ることが可能です。安いシュラフだとこのような付加機能はまずありません。使い勝手の良さに差がつくポイントです。

    ジッパーの動きがスムーズ! 意外と大事です

    寝袋に入ってさてお休み……というときに、線ファスナー(ジッパー)が噛んでしまってやり直し。結構、気持ちのダメージが大きいもの。もし壊れたら……冷気が入り込んでツラいです。それゆえ線ファスナーはしっかりとしたものを選びたい。ダウンプラス ポカラ Xでは生地の噛み込みをしないよう、線ファスナーに工夫が施されてます。また、上まで締めたらフラップを重ねることが可能です。

    なお、線ファスナーは反対側から開けることもできます。「ちょっと暑いかな」と思ったら線ファスナーを少し開けて、ベンチレーションのようにして空気を取り込む(暖気を逃がす)ことが可能です。

    足元は多めのダウンで暖かく

    カラダの冷えは足元から感じるもの。ダウンプラス ポカラ Xはダウンの量を足元に多くし、保温性を向上しています。カタチはゆとりを持たせた逆台形形状で、ゆとりある仕様です。このように随所に機能的なポイントがあるのがダウンプラス ポカラ Xの魅力。3万円近い値段なのもうなずけます。

    実際にシュラフを上まで締めて使用しますが、寝苦しかったり、寒くて起きるということはまだありません。ただし、ダウンなので濡れには注意しています。テントのなかで結露による水滴がシュラフに付いてもいいように、シュラフカバーを使うことも。カバーを使うとさらに暖かくなります。

    使用後はコットン性のストレージバッグに入れて保管します。ダウンにゆとりをもたせることで、ふかふかをキープすることができます。また、コットン製のバッグは通気性に優れているのでカビなどの対策にももってこい。ダウンシュラフを使ったら、家に持って帰ってひろげて乾燥。ストレージバッグに入れて保管が鉄則です。

    軽トラに荷物をたっぷり詰めてフィールドに向かう編集部早坂。たいていテント泊(たまに荷台泊)です。なお、真夏は化繊のシュラフ、もしくはトラベルシーツを使います(写真・高柳 健)

    ※構成・文・写真/早坂英之

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