完全復活!使い古しの鉄のフライパンを本気でシーズニングしてみた
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 調理器具・食器

    2020.10.02

    完全復活!使い古しの鉄のフライパンを本気でシーズニングしてみた

    私が書きました!
    フリーライター
    marbo.jp
    妻・息子と楽しく”キャンプ”や”登山”をして遊ぶことが生きがいのアラフォー。欲しいものは自分で作るをモットーに”築100年以上”の古民家をDIYしながら生活しています。

    鉄のフライパンはアウトドアに最適。お手入れ次第で一生使える

    素人でも、美味しく料理ができます。

    鉄のフライパンは、プロの料理人や、料理研究家の方が多く愛用しています。その魅力は、熱伝導率と保温力の高さです。お肉を塊のまま焼くと、中は柔らかく、外側はカリッと焼きあがります。高温で焼き上げたお肉の内側には、旨味がたっぷり凝縮していて、とても美味しいです。鉄のフライパンを使うだけで、誰でも簡単に料理上手になります。

    アウトドアシーンでも、鉄のフライパンは大活躍します。かなり丈夫に作られているので、豪快に使っても大丈夫。焚火で調理し、焼いたお肉をそのまま、ナイフでカットすることもできます。取っ手も鉄でできているので、焦げ付くこともありません。経過年数による劣化はなく、お手入れすることで一生使えます。

    しかし、良いのは知っているけれど、「お手入れが面倒」だと思っている方も多いはず。そこで今回は、1度やっておくと効果が長続きする、シーズニング法をご紹介します。新品のフライパンはもちろん、古いフライパンにも効果的です。

    家に古い鉄のフライパンがあったので、実際にシーズニングを行いました。その時の写真とともに手順を解説していきます。鉄のフライパンを持っている人も、まだ持っていない人も、ぜひ参考にしてください。

    シーズニングが必要な理由

    使えば使うほど、フライパンは使いやすくなっていきます。

    鉄のフライパンに、シーズニングをする理由は2つあります。まず1つ目が「赤サビを防ぐ」ということ。そして2つ目が「食材の焦げ付きを防ぐ」ということです。

    シーズニングすると、フライパンの表面に薄い油の膜が張ります。この膜のおかげで、赤サビと焦げ付きを防止できます。フライパンによっては、初めからシーズニングしてあるものもあります。サビや焦げ付きが気になる際には、シーズニングを行いましょう。

    シーズニングの手順を解説

    準備するもの

    特殊な道具は必要ありません。

    ①鉄のフライパン
    ②カセットコンロ
    ③バーナー
    ④油
    ⑤洗剤
    ⑥紙ヤスリ(#100・#240・#600)

    ②のカセットコンロはシーズニングでは必須です。家庭用のコンロだと、火力に制限がかかるのでうまくシーズニングできません。③のバーナーは、少しでも早くシーズニングを終わらせるために用意しました。家にない場合には省略しても構いません。

    シーズニングの手順①:お湯を沸かし、汚れを浮かせる

    約5分沸騰させます。

    まずはフライパンでお湯を沸かし、グツグツと煮ます。すると表面についているコゲや油汚れが取れやすくなります。この作業は、新品のフライパンの場合は必要ありません。

    シーズニングの手順②:洗剤を使い洗う

    油分がとれたらオッケーです。

    表面の浮いてきた汚れを、洗剤でよく洗います。新品の場合は、表面にサビ止めの塗装がしてあるので、使う前に洗剤で落とす必要があります。洗ったらよくすすぎ、水気をとっておきます。

    シーズニングの手順③:紙ヤスリを使いコーティングを剥がす

    紙ヤスリで擦ると、鉄本来の銀色が表れます。

    次に紙ヤスリを使い、フライパンの表面をまっさらな状態にしていきます。まずは#100の目の荒い紙ヤスリで擦ります。全体をまんべんなく擦ったら、#240の紙ヤスリに変えもう1度擦ります。紙ヤスリの目を徐々に細かいものにすることで、表面が滑らかになります。最後に#600の紙ヤスリで仕上げます。

    こうすると、フライパン本来の姿が表れます。この後に、1度水で流し水気をとっておきます。

    新品の場合は、表面がきれいに整っているので、この作業は省いても構いません。洗剤で洗った後に、次の手順④に進んで大丈夫です。

    シーズニングの手順④:から焼きし、黒サビをつける

    フライパンが高温になるので、火傷しないように注意が必要です。

    カセットコンロにフライパンを乗せ加熱し、約600度まで温度を上げていきます。時間を短縮するためにバーナーを使用しました。とことん加熱すると、青っぽく変化してきます。これはフライパンの表面に酸化被膜が張っている状態で、”黒サビ”といわれるものです。黒サビがあると、赤サビが出なくなり、フライパンのお手入れが楽になります。

    全体が青っぽくなるまで念入りに加熱します。カセットコンロのみだと、10分以上かかるので十分に換気をしましょう。

    シーズニングの手順⑤:油を引き、なじませる

    少し、多めの油を使うのがポイントです。

    黒サビをつけ終わったら、油を全体に引きます。強火にかけ、白い煙が出なくなるまで加熱します。

    表面にツヤが出てきます。

    フライパンに油がなじんだら作業は終了です。

    シーズニングは何度でもできる。定期的にメンテナンスしよう

    何度か使うと、色が黒く変化してきます。

    今回ご紹介した方法を行うと、赤サビが出なくなるので、メンテナンスが楽になります。

    しかし、1度シーズニングをしただけでは、食材はくっつきます。何度もフライパンを使うことで、だんだんと油がなじんでいき、自然とくっつかなくなります。野菜炒めなど、くっつきにくいものから作っていくのがおすすめです。

    鉄のフライパンを使う際には、油を多めに引いて、白い煙がでるまで加熱して使います。ホットケーキなど、弱火で調理をしたい場合は、加熱後に火から外し、冷まして使います。しっかりと加熱して使うことで、使うたびに油がなじみ、どんどん使いやすくなります。

    また、シーズニングは何度でもできます。フライパンの汚れが気になる時など、定期的に行うのがおすすめです。

    一般的に「鉄のフライパンは、赤サビ防止のため、使用後には油を塗る」と言われています。しかし、きちんとシーズニングができていれば、油を塗る必要はありません。使用後は軽くお湯で洗い、水気をとるだけで赤サビはでません。

    ストレスなく使うためにも、最初の段階からしっかりお手入れをしていきましょう。

    NEW ARTICLES

    『 調理器具・食器 』新着編集部記事

    シェラカップがあるとやっぱり便利?選び方とおすすめ10選を紹介

    2024.10.08

    グリルパンの上手な使い方。おすすめレシピ・アイテムを紹介

    2024.10.05

    Belmont (ベルモント) / 山箸

    2024.09.25

    Belmont (ベルモント) / OWAN350

    2024.09.25

    EVERNEW (エバニュー) / エバニュー_Ti250カップNH

    2024.09.25

    EVERNEW (エバニュー) / PANTAPAS/400FD

    2024.09.25

    ZANEARTS (ゼインアーツ) / ワズケトル

    2024.09.25

    BAREBONES (ベアボーンズ) / 10エナメルスキレット

    2024.09.25