バックパックの唯一の弱点を克服した革命的デイパック
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    2020.08.30

    バックパックの唯一の弱点を克服した革命的デイパック

    一見するとなんの変てつもないクラシカルなデイパックに見えるが、実は便利な機能が隠されている。それは「パックを下ろさなくても前抱えできる」という機能である。詳しくは下記のコマ割り写真を見ていただきたいが、要するに左のショルダーベルトを長く延長できるので、右肩を抜くだけで、デイパックを前に持ってくることができる。

    前抱えできることがそんなに便利か……というツッコミもあると思うが、普段の生活をよく思い出していただきたい。たとえば、後ろに背負ったまま混んだ電車に乗ってしまったとき。このデイパックなら小さな動作で前抱えできるから近くの人に迷惑がかからない。また、電車を降りたときに背負いなおすのが面倒で、つい前抱えのまま首のあたりが苦しいのを我慢しながら歩いてしまうときがあるが(そういう人をときどき見かける)、そんなこともなくなるだろう。アウトドアフィールドでも便利だ。頻繁に水筒を取り出したいとき。トレイルの凍結に合わせて軽アイゼンやチェーンスパイクを出したりしまったりしたいとき。子供に何度も「お菓子をちょうだい」とせがまれたとき……。バックパックは、両手が空いて、重い荷物も運べるという点で、すばらしい運搬道具だと思うが、唯一の弱点は荷物の出し入れがめんどくさい。というわけで、このデイパックは画期的だと思うが、いかがだろうか。『BE-PAL』が、ウィルダネスエクスペリエンスのバックパックの工場に依頼した特注品です。

    左肩のショルダーベルトにバックルがついていて、そのショルダーベルトを延長できる。

    昔懐かしい2気室タイプ。仕切りのファスナーを開けば1気室にもなる。ボトム(底)も懐かしい革(牛革)製。

    前抱えの仕方。まず、左肩のショルダーベルトのバックルをはずして、ショルダーベルトを延長させる。

    右肩(右腕)を右肩のショルダーベルトから抜いて、デイパックを前に持ってくる(左肩のショルダーベルトが長くなるので、デイパックを前に持ってくることが可能となる)。

    デイパックを前に持ってきた状態。

    もともと右肩にかけていたショルダーベルトを左肩にかければ完了。背負う場合は逆の手順をすればOK。

    容量は23l。どんな服にも合わせやすいオリーブ色だ。

    11,000円

    ※この商品は[通販サイト]「大人の逸品」から購入できます。

    スピンシステムバックパック

    https://www.pal-shop.jp/item/A55009003.html

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