アウトドア好きが集まる店 FOLDER NO.4 沢井マウンテンカフェ | アウトドアショップ・自然派の店 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.07.21

    アウトドア好きが集まる店 FOLDER NO.4 沢井マウンテンカフェ

    沢井マウンテンカフェ外観

    今年6月上旬、東京都青梅市沢井に「沢井マウンテンカフェ」という小さなカフェがオープンした。「沢井」の地名通り、カフェの周辺には小さな小川が流れている。このカフェを営むのは、北村ポーリンさんと夫の小原久典さん(通称ハリーさん)だ。

    オーナーの北村ポーリンさん。アウトドア好きが高じて、アウトドアイベント企画会社を12年前に立ち上げた。6月上旬に青梅市沢井にカフェをオープン。

    ポーリンさんは、カナダ出身の日系3世。幼いころから自然やアウトドアアクティビティが好きで、カナダの大自然を楽しんできた。ハリーさんの転勤を機に2002年に拠点を日本に移した。外資系企業に勤め始めながら、休日は山や海で遊ぶ。カナダでの生活と同じように自然に親しむうちに、日本の自然の素晴らしさに魅了されてったという。そして、もっとたくさんの人にアウトドアを楽しむきっかけがあったら! と、イベントやツアーを主催する会社「アドベンチャーディバズ」を2008年に立ち上げた。翌年にはサラリーマン生活に終止符をうった夫のハリーさんもともに運営していくことに。

    アドベンチャーディバズのツアーのひとこま。昨年の菅平での様子。アドベンチャーディバズのブログより。

    トレイルランや山歩き、地図読みなどさまざまなフィールドイベントを企画開催。ポーリンさんやハリーさんにプログラムに応じて数名のスタッフを迎えた。野遊び好きのアイデアが詰まったイベントは、瞬く間に人気に!「DIVA」の名を冠しているが、参加者は性別問わずだ。

    アドベンチャーディバズの立ち上げから12年、いまなぜカフェをオープンしたのだろう。

    座敷席の他にテーブル席もある。ゆるりと足を伸ばして寛げそう。

    「じつは、当初カフェをやるつもりはなかったんです。アドベンチャーディバズは自然の中で遊ぶことが多いから、どこかフィールドに近い場所に、みんなが気軽に寄れるような遊びの拠点を作りたいねと前々から話してはいました。ディバズのDをとってD-BASEと名づけて、昨年ここがスタートしたんです。みんなが集まるからお茶くらいは出そうかな〜と思っていて、この建物の佇まいもいいので、結局カフェという形になりました。オープンしたら地元の方も来てくれて、嬉しかったです!」と、ポーリンさん。

    フィールドの拠点をここ沢井に決めた理由は、ロケーションはもちろん、すでにこの地でアウトドアツアーを主催している仲間から「一緒に盛り上げよう!」と、誘われたのがきっかけだったとか。そして縁あって、この築90年の古民家を借り受けることになったという。

    借りた当初、庭は草で覆われて縁側へ続く小さな石段も見えなかったそうだ。庭にテーブルとイスを出して食事をいただくこともできる。

     「しばらく使われていなかったようで、庭も草で覆われていました。掃除をして、少しずつ手を加えて、庭には小さな畑も作ったりしました!」

    庭のミニ畑。いずれメニューの食材に!

    カフェの厨房に立つのは、夫のハリーさんだ。元々料理好きで、アドベンチャーディバズのツアーでも時折腕を振るい、参加者のなかにはハリーさんの作るご飯のファンも多い。オススメは、「澤井ブレックファスト・スペシャル」とのこと。

    澤井ブレックファスト・スペシャル1,100円。手作りパンとジャーマンポテト、朝のパワーチャージに! 写真提供/沢井マウンテンカフェ

    食事メニューは、焼き野菜カレーやトマトソースパスタ、パワーサラダ、青菜ピラフなどがある。ドリンクメニューは、コーヒー(自家製クッキー付き)や生ハーブティー、ホットチャイ、ほうれん草スムージーなど。アルコールも提供しているので、一日たっぷり遊んだあとにここで一杯!というのもよいかもしれない。

    焼き野菜カレー1,100円。スープ&サラダ付き。まろやかなひき肉のカレー。写真提供/沢井マウンテンカフェ

    パワーサラダ1,100円。カラダ喜ぶ!ボリューム満点のサラダだ。 写真提供/沢井マウンテンカフェ

    沢井マウンテンカフェからは、御岳渓谷や高水三山(惣岳山、高水山、岩茸石山)などアウトドアスポットへのアクセスが抜群によい。また、荷物預かり1500円、シャワー利用1500円といったサービスもあり、当初の目的である遊びの拠点としての機能も備えている。

    棚には山の地図などアウトドアに関する書籍がずらりとならんでいる。

     そしてなにより、縁側からの眺めがとても落ち着く。目をこらすと建物の隙間に川も見える。どこか懐かしさもあり、田舎に里帰りに来たような雰囲気だ。

    食器類は、地元の陶芸作家さんにオーダーして作ってもらったそう。

    筆者がしみじみ、佇まいに浸っていると……

    「懐かし感じがして、いいでしょう? わたしもとっても気に入っているんです。でも、懐かしいという感じはしないんですよね。カナダ育ちだから(笑)」

    沢井マウンテンカフェ、今週末にでも立ち寄ってみては、いかがだろう。

    庭にある立派なイロハモミジ。秋には真っ赤に色づくことだろう。

    沢井マウンテンカフェ
    東京都青梅市沢井3-780-1
    電話090(1422)7171
    金・土・日を中心に営業
    営業時間 9:0018:00
    https://www.sawai-mountaincafe.com/blog/

    近くに駐車場あり。
    ※不定期営業となることが多いため、必ずHPでチェックしよう!

    ※構成/須藤ナオミ 撮影/小倉雄一郎

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