ポタ電で災害を乗り切ろう! 自宅で2泊3日のサバイバル体験してみたぞー | サバイバル・防災 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

サバイバル・防災

2026.02.11

ポタ電で災害を乗り切ろう! 自宅で2泊3日のサバイバル体験してみたぞー

ポタ電で災害を乗り切ろう! 自宅で2泊3日のサバイバル体験してみたぞー
地震や台風、津波など、いつの日か突然発生する災害。ライフラインが使えなくなったら、と思うと恐ろしい! そこでBE-PAL編集部オガワが、電源が使えないことを想定して、ポタ電を使った自宅サバイバルを敢行してみた。
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編集部オガワが防災チャレンジ!

編集 小川迪裕・彩香さん・愛犬マロ

サバイバル頑張るぞ!

結婚6年目。キャンプ道具から家電まで、新しいものには目がない編集者と、カフェで働く食通の妻。愛犬はおっとりした性格だが、スイッチが入ると何時間も歩き続けるおてんば。今回は家族で挑戦だ!

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5年前に戸建てを購入し、その年にジャック・ラッセル・テリアのマロを迎え入れたわが家。観葉植物は増えに増えて現在は8鉢あり、家電は常にフル稼働。

「犬や植物のために、エアコンが欠かせない。朝から夜まで、一年中、毎日家電を使っているから、電気がない生活はイメージが湧かないな〜」
 
災害が起き、ライフラインが止まってからある程度復旧するまで3〜6日間かかるとされている。2011年3月に起きた東日本大震災では、電気の復旧は3〜8日後だった。そこまで持ち堪えることが、在宅避難では重要だ。1日ならなんとか乗り切れそうと思ったが、3日は果たしてどうなるのか……。不安が頭をよぎる。
 
今回は、正午ごろに災害が発生し、電気が使えなくなったことを想定してサバイバル生活をスタート! と、ちょうどおなかが空いたので、まずはランチ。
 
急な災害に備え、冷凍食品や乾麺などを備えておくと安心。また、消費期限が近くなったら新しいものと入れ替えるローリングストックを日ごろからやっておくと、食材を買いに行けない際にとても便利だ。
 
今回は、自宅に水とパスタがあったので節電と節水のために“水漬けパスタ”にチャレンジ。

「最初は、水に漬けるだけでやわらかくなるの? と疑問に思っていたけど、食べてみるともっちりした食感があって美味しかった!」
 
と彩香。今ではスーパーやコンビニで、豊富な種類のパスタソースが販売されているので、ローリングストックしながら試してもらいたい。

【DAY 1】

正午に災害発生!「水漬けパスタ」で省エネランチ

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今回はブルーティ「Elite 200 V2」を使用。2200Wの高出力で、消費電力1200Wの電気ケトルも問題なく使用できた。

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半分に割ったパスタを密閉袋に入れ、袋の1/3〜半分まで水を入れる。1時間でやわらかくなるぞ!

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ケトルで沸かしたお湯にパスタを入れ、10秒ほどかき混ぜれば完成。上からお湯をかけるだけでも充分美味しく仕上がる。

今回はアラビアータとジェノベーゼの2種を用意。それぞれ粉チーズとバジルを載せ、アレンジすれば本格パスタ料理のでき上がり!

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そっちも食べたい!

「もちっとした食感で美味しく仕上がったね」と僕。時間はかかるが省エネで作れるのでぜひご賞味あれ!

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災害時に
便利ですよ!

昼食を終えた後は、原稿を書くべく書斎へ。普段はPCのバッテリーを気にせず仕事をしていたが、電気が使えないとなるといつ切れるか気になってしまい、不安がつのる……。と、そんなときこそポタ電! ほとんどのモデルにUSBソケットが付いており、スマホのコードもそのままつなげられる。
 
普段当たり前のように電気を使っているけど、いざ使えなくなったら仕事ができない! そう思うと、ポタ電があるのとないのとでは安心感が全然違う。改めて、ポタ電を用意しておくことが大事だと感じた。
 
その後、散歩代わりにマロとボール遊びをして、気づいたら夕方に。夕食もパスタでささっと済ませ、プロジェクターを使って有意義に過ごし、1日目を無事に終えた。

在宅で執筆作業。PCもライトもポタ電給電

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在宅で仕事をすることになった僕は、PCとライト、さらに扇風機をポタ電でまかなうことに。いずれもUSBで給電できるモデルなのでたっぷり働けた。

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今日は散歩を控え、室内で愛犬とボール遊び

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災害時は窓ガラスが外に散らばっている可能性があり、犬の散歩は危険がいっぱい。電気で動くボール飛ばし器を使い、疲れるまでたっぷり運動だ!

まだまだ動けるぞ!

仕事終わりの楽しみ! プロジェクターで動画や映画を鑑賞

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プロジェクターを使い大画面で鑑賞会。テレビの消費電力は300W前後なのに対し、こちらは90Wと省エネになるのも魅力。まずはBE-PALアワードから!

ポタ電で防寒対策もバッチリ

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冬場は足元を暖めることが大事。靴下をはき、消費電力360Wの小型ヒーターを使えばOK。1時間以上使うとだいぶ電気が減るので控えめに。

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電気毛布は、家でもキャンプでも活躍する暖房機器。140㎝くらいの大判モデルなら、愛犬も一緒に暖まれてとても便利だ。

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料理に使ったお湯を、湯たんぽに流用して手元や腰を暖めるのも手。寝る前に布団に入れておけば寝具が暖まり、快適に寝られる。

【DAY 2】

朝食は電子レンジ&電気ケトルで普段どおりの生活を実現

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2日目は、ドリップコーヒーとピザトーストで朝食を。普段ならすぐに調理にとりかかれるのだが、そうだ、電気がないんだった! ポタ電を台所へ持ち込み、恐る恐る電子レンジのコンセントを差し込んでいざ調理! お〜、800Wの消費電力で問題なく使えた。
 
自宅避難中に電子レンジを使うなんて以前なら考えられなかったが、最新のポタ電を備えておけば、いつもどおりの朝が過ごせてしまう。すごく頼もしい。

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翌朝はコーヒーを淹れるところからスタート。電気ケトルでさくっとお湯を沸かす。

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ドリップして新鮮なコーヒーをいただきます!

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人生で初めてポタ電を使って電子レンジ調理に挑戦! トースト2枚を焼く際の消費電力は850Wほど。短時間なので、さほど電気を消費せずに作れた。

室内と屋外を掃除。終わったらバッテリー充電

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コードレス式掃除機を使って、1階から3階までスイスイと清掃。マロ「早く一緒に遊ぼうよ!」

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花壇に溜まった落ち葉やホコリは、コードレス式のブロワーで掃いてゴミを集める。

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掃除道具のバッテリーは急速充電モデルが多く、60W前後の消費。翌日も安心して掃除ができる!

太陽が出たらソーラーパネルで充電

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ソーラーパネルを使って定期的に給電。太陽光の転換率が高いブルーティ「200Wソーラーパネル」を使うと、瞬時に100Wを充電! 日光がさえぎられない時間に行なうのが重要だ。

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2日目の午後は家事をこなす。まずは洗濯からだ。洗濯機は使えないため、手洗いでサクッと終わらせる。
 
洗濯を済ませたら、冷たい飲み物を一杯。初日に、冷やしておいた保冷剤をクーラーボックスに移しておいたのでキンキン。キャンパーは、クーラーボックスなど冷やせる道具を持っている人が多い。また、飲み物や食材を冷やして持っていけるように、常に保冷剤を凍らせておくなど、日ごろの準備があると、急な災害時でも焦ることなく対応できる。

「キャンプの経験が、こういったときに役立つんだな」と僕は再認識した。
 
家事を終えたら、いつの間にか日が暮れていた。さて、夕食を作ろう! 今回は冷凍食品にトッピングをのせたお好み焼きだ。冷凍食品は賞味期限がおおむね1年と長く、ローリングストックしていると災害時にはとても役に立つ。
 
調理にはホットプレートを使用。2個同時に調理でき、全体を均一に焼けるところがいい。

「ホットプレートは煙が多く出て室内では使いたくなかったけど、弱〜中火で温めるくらいなら煙がほぼ出なくて安心」
 
と彩香。大満足で夕食を食べ終え、無事に2日目を終えたのだった。

 
お湯と桶で手洗い洗濯! 洗うのは乾きやすいインナーだけ

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コーヒー用に沸かしたお湯を活用。電気ケトルの保温力のおかげで、十分温かいお湯を使って洗濯スタート。

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きれいにな〜れ!

乾きやすく、すすぎの回数が少なくて済むインナーだけを洗う。

クーラーボックス+冷温庫で生モノや飲み物を保管

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保冷剤を入れたクーラーボックスには飲み物、安定して保冷できる冷温庫には生モノを入れる。冷温庫は設定温度が低いほど消費電力が高くなるため、冷蔵庫と同じ5度C前後が◎。

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ホットプレートをフル活用! トッピングをのせて豪華に

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スーパーで購入していた冷凍のお好み焼きを、ホットプレートで軽く加熱して完成。焼く前に冷凍庫から出して、十分解凍させることがコツ。加熱時間を短縮できるぞ!

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自宅でお店の味ができた!
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ホットプレートは調理家電の中でも消費電力が高く、中火で1200W。夜間はポタ電を充電できないため加熱時間は最短で。

【DAY 3】

最終日の3日目。彩香は仕事へ出かけるために身支度を。朝食のコーヒーを淹れた際に余ったお湯を活用すれば、洗顔や寝ぐせ直しに便利。ドライヤーは製品によるが、強温風だと約1200Wも消費するため、約600Wと半分の弱温風がおすすめ。その後、仕事着にアイロンをかけて出勤していった。
 
一方、僕も撮影があるためキャンプ道具を積み込む。外出先でも電気を使う可能性があるため、ポタ電も一緒に車に載せて出発! サバイバル生活は無事、終了した。
 
3日間のサバイバルを終え、家にいると常に電気を使い続けているんだと実感した。暑さをしのぐために扇風機を使ったり、夜は明かりをつけたりなど、何にでも電気が必要だ。だけど、ポタ電があれば日常生活はほぼまかなえる。災害が起きる前に、ポタ電でいろんな家電を試して、在宅避難の練習をしてみよう!

自然乾燥+弱温風のドライヤーで髪を乾燥

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3日目となると、ポタ電の残量が気になってくる。ドライヤーは消費電力が高いため、自然乾燥で髪をある程度乾かすと良い。時間はかかるが、ドライヤーの使用時間を減らすことができるぞ。

今日から
仕事だー!

アイロンがけして支度完了! 時短で仕上げて節電に

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アイロンの消費電力は最大1200Wとやや高い。前身頃や袖だけなど、かける部分を限定すれば使用時間を減らすことができる。

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マロと一緒に彩香を見送る。さて、僕も仕事の準備をしなければ!

お仕事
頑張ってね〜

午後から撮影へ。車に道具を積んで出発

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ポタ電を車に積載するときは、安定する荷室に置こう。また、移動中にギアが動いて本体を傷つけたり、強い衝撃を受けたりすることも。カバーやブランケットなどを被せると安心だ。

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「オルタネーターチャージャー」で走りながら充電するのもおすすめ

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車のメインバッテリーに接続して、走行しながらポタ電を充電できるアイテム(左)。シガーソケット充電と比べて6倍の速さで給電。災害時も頼りになる。

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ポタ電サバイバル
やってみてね

※構成/小川迪裕 撮影/中里慎一郎

(BE-PAL 特別編集 ポータブル電源アウトドア活用パーフェクトガイド より)

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