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冬キャンプを盛り上げる薪ストーブ

薪ストーブは、薪を燃料にする暖房器具。冬のキャンプで暖を取る手段はいくつかあるが、その中でも薪ストーブの魅力や使うメリットを解説。
(BE-PAL.NETより)
薪ストーブのメリットと注意点
抜群の暖かさと癒し効果
キャンプといえば焚き火を連想する人も多いのではないだろうか。薪が燃える音がしたり、炎が揺らめいたりする空間で談笑するのは楽しいものだ。薪ストーブの炎を見て癒される人も多いだろう。
薪ストーブの大きな特徴は、その暖かさ。薪が燃えるときのエネルギーが遠赤外線となり、体の内側から温まることができる。数ある暖房器具の中でも随一の暖かさを誇る。
調理もできるので便利
多くの薪ストーブは、上部がフラットな天板になっている。天板はストーブの熱で熱くなっているので、料理も可能だ。直火ではなく熱伝導による加熱のため、鍋やシチューといった煮込み料理や、ケトルの保温に向いている。
中には天板のサイズを調節できるものもあるので、使いたい調理器具のサイズに合わせて使うことも可能。薪ストーブがあれば、グリルなどの荷物を持っていく手間も省け、一石二鳥だ。
安全への配慮が必要
薪ストーブを扱う際には、以下の点に注意が必要。
- 火事・やけど
- 一酸化炭素中毒
薪ストーブの使用中は、本体が非常に熱くなる。そのため本体に触れることによるやけどや、周りに置いたものが溶けてしまうといった事故が想定される。風の強い日には、風に煽られて薪ストーブが倒れてしまう恐れも。
また薪ストーブをテント内で使用する際は、一酸化炭素中毒への注意が必要。必ず煙突穴が付いた薪ストーブ対応型のテントを使用しよう。薪ストーブの煙が充満すると、テント内の一酸化炭素濃度が高くなり、めまいや吐き気を催す可能性がある。
薪ストーブを使用する際は、周囲に燃えやすいものを置かないことや、屋内で使用する場合はこまめな換気が大切だ。
▼参考記事
調理もできる煙突付き薪ストーブ
憧れの煙突付き薪ストーブで調理が叶う!おすすめの薪ストーブを紹介。
(BE-PAL 2023年10月号~2025年12月号、BE-PAL.NETより)
| ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
|---|---|---|---|
| 価格 | |||
ホンマ製作所 フォールディング キャンプストーブ HS-440 | ![]() | ¥59,800 | |
Mt.SUMI(マウントスミ) アウトドア薪ストーブ マイクロ2 | ![]() | ¥26,400 | |
DOD(ディーオーディー) おとなのまきちゃん | ![]() | ¥49,500 | |
DOD(ディーオーディー) ピザがまきちゃん | ![]() | ¥59,400 | |
Mt.SUMI(マウントスミ) アウトドア薪ストーブ オーラ FG | ![]() | ¥87,450 | |
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 陽だまりストーブ | ![]() | ¥108,900 | |
鎌倉天幕 FIRE PIT-40 | ![]() | ¥101,200 | |
ホンマ製作所 フォールディング キャンプストーブ HS-440
高機能な燃焼炉に加え、天板に蓄熱性バツグンな4.5mmの厚さの鉄板(耐荷重30kg)を採用。暖をとると同時に、調理も存分に楽しめる。高品質なステンレスボディーの佇まいも美しい!(画像右)
●サイズ:本体/W47.6×D33.7×H212cm(煙突含む)、収納ボックス/W49×D30×H16.5cm(本体のみ収納可能)
●重量:16.9kg(付属品含む)
●投入可能な薪サイズ:最大40cm
Mt.SUMI(マウントスミ) アウトドア薪ストーブ マイクロ2
煙突を付ければ薪ストーブ、煙突と天面のパーツをはずせば焚き火台、本体に付属の焼き網をのせればグリルとして使える。二次燃焼機能を搭載し、燃焼効率もバッチリ。収納バッグ付き。脚は折りたたみ式で、煙突パーツはすべて本体に収納できる。
●サイズ:本体/W41.5×D22.5×H160(最大)cm
●重量:8.0kg(付属品含む)
●投入可能な薪サイズ:23cm以下
撮影/永易量行
▼参考記事
DOD(ディーオーディー) おとなのまきちゃん
ガラス窓の大きな薪ストーブなら、炎を楽しみながら暖を取れる。燃焼室の下にオーブンスペースがあり、ピザを焼くことも可能だ。
●サイズ:約W50×D31×H256cm
●収納サイズ:約W51×D32×H30cm
●重量:約18.7kg
▼参考記事
DOD(ディーオーディー) ピザがまきちゃん
薪ストーブでの調理に引き込まれるユーザーや憧れを抱くキャンパーの声に応えるべく、調理に特価した薪ストーブ。本体の上部では鍋料理、内部ではオーブン料理、下部ではピザといった同時調理ができる上、大きなガラス窓から炎鑑賞も楽しめる。燃焼のインパクトにもこだわった設計だ。
●サイズ:(約)W36×D39×H250cm、ストーブ本体(約)W33×D36×H33cm、煙突直径(約)8.1cm
●収納サイズ:(約)W40×D40×H35cm
●総重量:(約)17kg

ぴったりサイズのピザピール(ピザを取り出すためのヘラ)が付属。ピザ窯でほくほくの焼きたてピザを楽しめる。また、取り外し可能なオーブンラックも付属。燃焼室内部でオーブン調理が楽しめる。ストーブ上部ではスープを温めることも可能だ。

煙突、キャリーバッグなどの必要な道具がセットになっていて、専用バッグに収まる。
▼参考記事
Mt.SUMI(マウントスミ) アウトドア薪ストーブ オーラ FG
炎を楽しめるフルガラス構成が持ち味の薪ストーブ。暖房と調理を両立する実用設計で、設置や手入れがしやすい。冬のキャンプを想定した堅牢さと使い勝手を押さえたラインだ。(画像左)
●サイズ:外寸(脚展開&グリッド含む)W73×D39×H54cm、使用時最大の高さ(煙突+本体)2.85m
●重量:(本体のみ)20.3kg、(付属品込)22.8kg

正面扉のガラスは全面仕様。外観はよりすっきりとした印象になり、炎が主役として際立つ。また、前面右側に縦開きハンドルを配置。ガラス面を遮らず、炎がより見やすい。

正面ガラス上部にひさし状の開口を設け、空気の膜でガラス面を洗うエアカーテンを追加。曇りやすす付着が出にくく、視界が保ちやすい。必要な空気が火元に届きやすくなり、炎が安定する。

折りたたみ式の延長脚を標準搭載。高さは54cm/69cmの2段階で調整できる。脚は折りたたんだまま収納できるので、取り外しは不要。設営・撤収の手間が増えないのがポイントだ。
▼参考記事
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 陽だまりストーブ
テント内で暖を取ったり、調理もできる薪ストーブ。4面ガラスの外吸気モデルで、空気の流れが薪スト内で完結できる。

テント外に出したパイプから空気を吸入するから、テント内の空気を燃焼に使用せず安心。
写真/森口鉄郎
▼参考記事
鎌倉天幕 (カマクラテンマク) FIRE PIT-40
焚き火台、高火力で燃える二次燃焼構造の焚き火ボックス、そして冬のキャンプに重宝する薪ストーブ──と、3通りの使い方ができる最新モデル。焚き火台を調理に活用しやすい、別売りのEX OPTION(グリルスタンド)もある。
▼関連記事
撮影/永易量行
▼参考記事
重量約5kg以下!軽量タイプの薪ストーブ
コンパクトに収納&持ち運びできる、約5kg以下の軽量タイプ薪ストーブを紹介。
(BE-PAL 2024年2月号より)
ogawa(オガワ) ちびストーブ3
約5.2kgという軽さが魅力の薪ストーブ。コンパクトに収納できるから、持ち運びや家での保管にも便利。それでいて機能は本格的!
●サイズ:28×40×H150cm
●収納サイズ:W38×D47×H33cm
●重量:約5.2kg
▼参考記事




























