
この「EIGER EXTREME」は、地球上で最も過酷なフィールドを“ホーム”とするアスリートが「決定的な瞬間に100%信じられる装備」として開発されたもの。彼らアスリートと現場テストを重ね、機能にいっさい妥協せず、環境に配慮した素材を選び抜いて仕上げられたコレクションだ。
「EIGER EXTREME」の新モデルにあたる第6世代は、性能の飛躍に加え、未踏や高難度に挑む登山を見据え、責任ある未来を支えるという明確なコミットメントを担い、次の一歩を支える装備だ。
モデルチェンジのポイント3点はこちら
1、最大のパフォーマンスと最小の環境負荷
壊れにくく、直しやすい設計を徹底し、素材の95%にリサイクル由来を採用。その結果、カーボンフットプリントを従来モデルの第5世代と比べて21%削減した。
開発はプロアスリートと現場でのテストを重ねて進め、ステファン・シーグリストやヨナス・シルド、フランチェスカ・シェーンベヒラー、マレク・ホレチェクといったプロのアルピニストやクライマーのフィードバックを反映。極限下でも信頼でき、しかもよく働く、機能が噛み合うシステムへと磨き上げている。
2、“直せる設計”で長く使う
多くのモデルに修理キットを同梱し、負荷が集まる縫い目は追加補強。とりわけ「アイガー ノードワンド プロ」と「ドバンスド ハードシェル フーデッド ジャケット」は、リペア用コードでジッパーをその場で復旧でき、遠征中のトラブルでも戦線離脱を防げる。
“交換ではなく修理”の細部設計は、廃棄を減らし持続可能性を高めるだけでなく、使うほど信頼が増す装備へと育てる。シーズンを重ね、遠征を重ねるたびに価値が増していく。それが第6世代の耐久思想だ。
3、重ね着設計。快適さは自分で作る
テクニカルベースの「ノードワンド FL エア メッシュベスト」から耐候性ハードシェルまで、襟や肩の縫い目位置、通気パネル、サイズ基準を共通化。重ねてもゴワつかず、暑い・寒い・蒸れるをすぐ整えられる。
開発には、グリーンランドやパタゴニア、パキスタン、スイスアルプスといった地域で、アスリートに体温・湿度センサーを装着してデータを収集。その知見を反映し、天候や運動量に合わせてジッパーを開け閉めし、着込む・脱ぐだけで、快適さとパフォーマンスを引き出せる仕立てとなっている。
Polartec、GORE-TEX、Pertex、RECCO、Vibram などのパートナーとも連携。ベース、ミッド、シェルが連続して働くレイヤリングとして完成する。
旗艦ハードシェルと“熱の盾”ダウン

新コレクションは、アパレル全18型(メンズ10/ウィメンズ8)に、バックパック2型(メンズ1/ウィメンズ1)、フットウェアほかを加えた全40型の包括的コレクションである。
象徴的な2点のプロダクトを紹介
Eiger Nordwand Pro HS Hooded Jacket Men


過酷な状況や高難度の登山で頼れる、マムートの旗艦ハードシェル。
2025年で30周年。アイガー エクストリームの主力として、アスリートの実地テストを重ねて改良を続けてきたアイテム。
素材は、耐摩耗性に優れた3層 GORE-TEX Pro(PFCフリー ePEメンブレン)を採用。悪天候下でも高い防護性能を発揮する。
負荷部の補強や修理可能なパーツを用い、長く使える“直せる設計”を徹底。
より少ないリソースで最大の性能を引き出すデザインで、厳しいコンディションと環境配慮の両立を図る。
信頼性と持続性を両立した、現場志向の一着だ。
Eiger Nordwand Pro Down IN Hooded Parka Men

ビレイやビバークといった最寒域で力を発揮する、ハイロフトのダウンパーカー。
かなり過酷な条件下でのアスリートテストをクリアし、ひとつ上の保温力を実現した。
保温設計は、業界最先端のMammut Wall Baffle構造。ダウンを詰めたチューブをシームの内側に配置し、コールドスポットや偏りを抑える。900フィルパワー DRY DOWNを使用。濡れに強く、ロフトを長時間キープする。
表地には20D Pertex Quantum Pro(Diamond Fuse)を採用。雨風と擦れに強く、岩場やギア接触から身体と中綿を守る。
ロングドロップテール(後ろ身頃長め)で、腰まわりの保温と防護性能を向上したシルエットで、ビレイ中の待機も、突発的なビバークも、この一着で確かな“熱の盾”となってくれる。
決定的な瞬間に備える、第6世代
過酷な現場で試され、直して使い続ける前提で磨かれ、重ね着で自分の快適をつくり出す。マムート「EIGER EXTREME」第6世代は、性能と環境責任を両立した“現場基準”のコレクションだ。
次の一歩を確かに支える装備として、あなたの山行に備えている。