
強烈な猛暑シーズンが終わり、ようやく秋がやってきた。屋外でも快適に過ごすことができる秋はアウトドアのベストシーズンだが、その一方で季節の変わり目の寒暖差から体調を崩す人も多い時期でもある。特に今年はインフルエンザの流行期が例年よりも早い傾向にあるというのも気になるところだ。
アウトドアを楽しむには健康が大切! そこで今回は森永乳業が開催する「体調管理勉強会」へ出席。秋冬の体調管理に摂取するべきというたんぱく質「ラクトフェリン」を中心にレポートする。
なぜ秋冬の健康維持にラクトフェリンが有効なのか?
近年はヨーグルトなどの乳酸菌を摂取することで免疫機能が高まり、風邪予防の効果が期待できると言われている。森永乳業といえば牛乳やヨーグルト、アイス、育児用ミルクといった乳製品のイメージが強いが、同社が風邪予防や胃腸症状の発症を抑制する成分として研究しているのは、実は乳酸菌だけではない。
中でも研究が進んでいるのが牛乳や人の体液に含まれる「ラクトフェリン」と呼ばれるたんぱく質。同社からはすでに「ラクトフェリン」という商品名のヨーグルトもいくつか発売されているが、一体どんな成分なのか?

「ラクトフェリンは人などの哺乳類の乳や涙、唾液などに元々含まれるたんぱく質です。元々は牛乳から発見されましたけども、人の母乳、特に出産後の数日間に分泌される初乳に大変高い濃度で含まれており、生まれたばかりの赤ちゃんを感染症から守るという非常に重要な役割を担っています。
そしてラクトフェリンが守るのは赤ちゃんに限りません。母乳以外にも年齢を問わず、私たちの涙や鼻水、唾液、そして血液の中の白血球からもラクトフェリンは分泌されおり、細胞にはラクトフェリンを取り込む仕組みがもともと備わっております。
すなわちあらゆる年代の人において、目や鼻や口といった外部から病原体が侵入してくるような場所にラクトフェリンは常に存在をしていて、病原体や空気の乾燥から守ってくれているんです。
そして私たちは長年の研究から、ラクトフェリンを摂取することによって全身の健康に役立つ様々な機能というものを確認しています」(森永乳業食品機能研究所 機能素材研究室 織田浩嗣さん)
織田さんによると、例えば健康な人がラクトフェリンを1日200mg以上、12週間摂取すると、摂取期間中に急性胃腸炎症状を訴える人の割合や、のどや鼻水などの呼吸器症状や熱っぽさ、倦怠感の症状が減少することが確認されているそう。
つまりラクトフェリンを摂取することにより、風邪予防や胃腸症状の発症を抑制する働きが大いに期待できるのだ。
ラクトフェリンはどうやって摂取できるのか?
ではラクトフェリンを摂取するには、どうすればいいのか? 同社ではこの秋に向けてラクトフェリンが200mg含まれているドリンク飲料「森永ラクトフェリン200 ドリンクタイプ」を10月7日より販売。
同社によると日本で唯一となるのどの乾燥感の軽減と免疫機能の維持をダブルで訴求する機能性表示食品に該当するそう。4週間続けて摂取することで免疫機能を維持する働きが確認されるのはもちろん、たった1回の摂取でも空気の乾燥による一時的な喉の乾燥感を軽減することができるのだそうだ。
サイズも小さいので、アウトドアシーンで持参するのもおすすめだ。

もちろんラクトフェリンはほかの食品でも摂取することは可能。先ほどのお話にもあった通りラクトフェリンは普通の牛乳に含まれているほか、ヨーグルトやチーズなどにも存在しているという。こういった食品を積極的に摂取するのもいいが、こういったドリンクタイプによって有効成分を摂取するほうが、効率は良さそうだ。
アウトドアを楽しむには健康づくりが不可欠。まずは日常生活から無理なくラクトフェリンなどの有効成分をしっかり摂取し、ぜひ日々の健康管理に役立ててほしい。