
毎年の猛暑で、傘の役割は「雨よけ」から「日よけ」になりつつある
親骨を5本にして大胆に軽量化
重量は124g、収納時の長さは21.5cm。一般的な折りたたみ傘は親骨が8本か6本だが、これは5本に減らしている。また、中棒も短くし、グリップもごく小さい。ポリエステルの生地も薄い。かなり思い切った軽量化である。




アウトドア用雨傘としてはちょっと狭いが……
差してみると、アウトドア用の折りたたみ傘にしてはちょっと狭い(直径86cm)。バックパックをカバーする広さはなく、風のある日だと雨が吹き込んできそうだ。中棒が細く、親骨も少ないので、多少グラグラする。強風時の安定性はちょっと心配といえなくもない。
狭いこと軽いことが日傘としてはメリット
しかし、日傘ならどうだろうか。自分の上半身を覆えればいいので、広さは十分だ。狭いから人ごみのなかで閉じなくてすむ。軽いことは暑さで消耗している体にはなんともありがたい。閉じたあとにバッグにしまわずともポケットに収まるので、これまた何をするにも億劫になる猛暑の日にありがたい。日傘なら「かわいいだけ」で問題ないのだ。

遮光性、撥水性よし。水濡れを防ぐ長めの袋
そのほかのディテールにも触れておこう。生地の裏面はブラックコーティングで日光を遮断する。紫外線遮蔽率は99%以上、遮光率は99.9%以上で、ともに最高レベル。表面は水をよくはじく。収納袋はグリップが完全に隠れるほど長いので、濡れた傘で服やバッグが濡れにくい。グリップにはストラップが付いていて、ポーチなどに吊り下げられる。「かわいいだけじゃないじゃないか」と反論されそうだが、たしかにエバニューらしい緻密なこだわりがアチコチに見られて、なかなか奥の深い傘である。



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3,960円(税込)