
"服から服へ"という再生循環をテーマとするリサイクルブランド「ブリング」のアンダーウェア
学生時代に山歩きしていたとき、下着はどうしていたのか。毎日替えていた記憶はない。山仲間の友人に聞いてみたところ、やはりはきっぱなしだったという。
たしか下山して温泉に入ったときに替えたのは覚えている……。そんなことを思い出したのは、"4日間替えなくていいパンツ"なるものをオフ・ザ・グリッドというアウトドアイベントで手に取ったからです。
ブリングのワンダーウェア「ワン」は吸湿、調温、速乾、防臭の高機能メリノウールと再生ポリエステルを使用した下着で、凸凹した編み地は蒸れずサラサラのはき心地を保ちます。
ウールとポリが50/50のハードな活動用(長時間走るトレランなど)と、70/30のライト仕様(普通の登山)と2種あります。さらに縫い目のないシームレス構造で、男女区別なし、前後裏表もなしというユニークな作り。
"4日間"というのは前・後・裏・表で4回使えるということらしい。大幅に伸縮するのでサイズはS(女性用)52gとM(男性用)72gの2種類。¥5,500。
実際に使った人の話がネットにあって(50/50使用)、1週間山歩きをして、汚れは気にならず、においもベルトのゴム部だけに少しという評価です。このブリングは"服から服へ"という再生循環をテーマとするリサイクルブランドだそう。日本製。
問い合わせ先:JEPLAN https://bring.org
中村 滋
1944年生まれ。『BE-PAL』『DIME』『サライ』の創刊編集長。現在は「Cool Senior Magazine」を編集。www.csmagazine.jp/

(BE-PAL 2025年7月号より)