秘密基地のように皆が集まれる場所をめざして
——ギアから小物、アパレルまでとても充実していますね。
ただ、品揃えの豊富さをアピールするつもりはないんです。それよりも、ショップに来ることを楽しんでもらいたいという気持ちが強いんですよ。
例えば、ファミリーのお客さまがいたとします。パパさんがアイテムをじっくりと吟味している隣で、お子さんが遊んでいて、それをママさんが見守っている…。そういう光景って、とても素敵ですよね。
CAMP MARKETのコンセプトもまさにそこで、キャンプをテーマにみんなが集まれる場所をつくれればと。
もちろん、ショップですから販売も重要ですが、そこがいちばんの目標なんです。
——例えば秘密基地みたいなイメージでしょうか?
まさに、そうかもしれません(笑)。アイテム選びだけじゃなく、訪れた方がフィールド情報や各自のキャンプスタイルを気軽にシェアできて、新しいキャンプ場やアクティビティへのきっかけが生まれるような場所づくり。そこに、やりがいを感じています。
当店としても、お客さまからいろいろな情報を教えていただいていて、とても刺激を受けるんですよ。私も自分の体験をお話しすることもありますが、考えてみると、キャンプって…、つくづく“みんなをつなげる”イベントだと思うんです。
アイテムひとつをとっても、その体験談から新しいつながりが広がっていきますし、また、大人も子どもも一緒になって楽しめる。そういった魅力や楽しさもどんどん発信していきたいですね。
——オーナーの思い出のキャンプを教えてください。
ずばり秩父・武甲山の武甲キャンプ場ですね。とても楽しかった(笑)。というのも、ようやく行けたんですよ。
ずっと家族でキャンプを楽しみたいという思いがあったのですが、いざ子どもができてみると、これがなかなか時間がない。それで念願が叶ったのが武甲山でした。キャンプにもいろいろなスタイルがあると思いますが、私はやっぱりファミリーキャンプなんです。
テントを張ったり、BBQの用意をしたり…、そういった何気ないアクションでも家族みなで協力すると思い出になりますし、なにより絆も深まる。そこにとてもよろこびを感じます。武甲キャンプ場も、子どもが楽しめる小川や温泉もあって、とてもよいキャンプ場でした。