園児に園庭を自由解放地区にすると何が起きるか? 〜ファイナル〜

2018.11.16

私が書きました!
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一
アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他

日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.62

 幼稚園で面白いプロジェクトがはじまった。「園児と一緒に園庭を自由な遊び場にしていく」という1年間を通した長いプロジェクトだ。
※前回の活動はココをクリック

 今回は、やっとの思いで完成した竹のすべり台がとうとうウォータースライダーへと変化させて遊ぶ日がやってきた。こまでの道のりはなかなか長かった…。春は遊びの幅をグンと広げて、夏前に子ども達の経験値を増やし、そして竹の切り出しから始まって完成したすべり台。これをいよいよ最終形にしていくのだ。

 作戦会議の後、早速スライダー作成に取りかかった。構造は単純で、竹のすべり台にチューブ状にしたブルーシートを設置するというもの。ブルーシートを広げ子ども達と筒状にした後、細かい力仕事は僕たちが担当する。


毎回この作戦会議はとても大切な時間だ
子ども達のモチベーションを上げつつ、今日やることを視覚的に共有していく


「もっと上に引っ張って!」「お水は流れる?」
最後の仕上げは子ども達がたくさんのアドバイスを僕にしてくれた


チューブの構造はこの通りシンプルで、上から水を流して滑る仕組みだ

 完成後は、まずは試し滑りを子ども達の先生に担ってもらう。先生自らが行うのはとっても大切で、信頼関係ができている先生だからこそ滑るのに成功した際の安心感は絶大なのだ。もちろん無事に試し滑りは終了するわけだが、僕が嬉しかったのは先生自身が楽しんでくれたことだ。


全身ずぶ濡れの先生達
自ら楽しむことが子ども達への様々なメッセージになるのだ

 先生の勇姿を見て安心した子ども達は、長い列を作って次々とウォータースライダーに挑戦していく。もちろんウォータースライダーに挑戦するためには、目の前に立ちはだかる大きな壁を自分の力で登らなくてはならない。

 子供の中で一番最初にウォータースライダーに挑戦するのはとっても緊張する。慎重に壁を登り、そしてスライダーのスタート地点にゆっくりと座る。最初に挑戦する勇者は大きく何度も深呼吸をしてチューブの中に消えていく…。

 水しぶきと一緒にチューブから出てきた子供は、恐怖感と楽しさの狭間に現れる達成感に満たされた笑顔を見せてくれた。以降は次々と子ども達が滑っていった。


彼のおかげでちょっと不安だった子ども達は勇気をもらった


チューブの中からはかわいい叫び声が響き、壁の上からは次にやってくる恐怖を感じる


子ども達がチューブから出てきたときのこの表情が素敵だった

 子ども達の素敵な想像力を形にしってきたプロジェクトがやっと無事に終了した。秋まで続いてしまった一大プロジェクト。これからもちろん秋、冬の陣がはじまる。この子達と次は何をしていこうかな?

協力:町田自然幼稚園

注意:これらの遊びは、正しい知識を持って安全管理をしっかりとして行っています。安易に真似をしてケガをしないように注意してください。

私が書きました!
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一
アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他
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