環境にいい?美味しい?キャンプで利用者が増えている「コーヒーメタルフィルター」を詳しく解説!

2020.08.11

最近のドリッパーは様々な形状が増え、選択肢も幅広くなってきましたね。特に「メタルフィルター」と呼ばれるものが登場し、よく「ペーパーレスだからエコ」と紹介されていますが、実はメリットはそれだけではありません。今回は、金属製のメタルフィルターについて紹介します。

メタルフィルターの特徴

メタルフィルターからコーヒーエキスが滴となってカップに落ちます。

コーヒー豆の旨み成分のひとつに油脂分があります。この油脂分は「コーヒーオイル」ともいわれ、風味を豊かにしてくれる成分のひとつです。ペーパードリップではその油脂分はペーパーに吸着されて、下のサーバーに落ちることはありませんので、ペーパードリップは割とスッキリした味わいです。

一方のメタルフィルターは、旨味成分であるコーヒーオイルもそのまま透過するので、コーヒー豆本来の風味を損なわずに口当たり(マウスフィール)がまろやかで、香り高いコーヒーに仕上ります。

KINTOのコーヒーカラフェで淹れたコーヒー。エキスと一緒に抽出された微粉も賛否を分けます。

つまり、コーヒー本来の味わいと香りをそのまま楽しむことができるのが、メタルフィルターの最大のメリットです。しかし、メリットだけでなく当然デメリットもあります。

メタルフィルターは無数の小さな穴を金属板に開けたタイプや、メッシュを用いたタイプがありますが、どちらも豆を挽いたときに出る微粉が濾過されずに透過され、カップやサーバーに落ちてしまいます。

それが原因で口に含んだ時に、まろやかさと同時にザラつきも感じてしまいます。ザラつきが気になる人はパウダーコントロールを使うなどして、微粉を取り除く作業が必要になります。

ペーパーフィルターはそれごと捨てられますが、メタルフィルターは粉を捨てて洗う必要があります。

それと、メタルフィルターは毎回食器洗剤で洗うことも必要です。コーヒーには冒頭でもお伝えしたように油脂分があり、水洗いだけではどうしても落ちきらない成分が付着したままとなります。その付着した成分が酸化して、嫌な味が混ざってしまうためです。

使った後は必ず洗剤で洗うことをオススメします。余談ですが、紅茶用のメッシュを二重にした茶こしでも美味しいコーヒーができますので、ぜひ試してみてくださいね。

キャンプにおすすめのメタルフィルター3選

ではここで、使っていて便利だと感じたメタルフィルターを紹介します。

コールマン「パルテノンコーヒードリッパー」

カップに置いてドリップ。仕上がり量はツバの長穴から見ながら判断します。

コールマンから発売されたメタルドリッパー第1弾の製品で、ワンカップ用のメタルドリッパーです。ドリップポットがなくても、シャワー状に細い湯が粉に満遍なくかかるように、小さい穴がたくさんあるフタが付属しています。

ドリップポットがなくても、お湯を注げばシャワー状に落ちてコーヒーの粉に振りかける構造。

こちらの魅力は、ペーパードリップのようなコツが要らないところ。細口のドリップポットを使って、円を描いて注いで、お湯が落ち切る前に外して……といった細かいテクニックは不要で、ケトルやヤカンでもゆっくり注げば問題なく抽出できます。コーヒーに詳しくない人でも扱えるのが良いところです。

コールマン「コーヒーハンドドリップセット」

実はOld Lanterns Caféが監修したアイテムなんです(どこにも書いていませんが)。

コールマンからメタルドリッパーとしては第2弾となる、このモデル。こちらはドリッパーとサーバーが一体になったカラフェタイプ。ステンレスフィルターからカラフェに、一滴ずつコーヒーが落ちていくのを眺めながら、ゆったりとキャンプフィールドでコーヒーを味わうというコンセプトです。

ステンレスフィルターはKINTO製ですがしっかりコールマンロゴが入っています。

元々KINTO(キント)というメーカーからガラス製のコーヒーカラフェとして発売されていたのを、キャンプ用にモディファイした製品。サーバーとなるカラフェを割れにくく、透明度の高いトライタン樹脂で作り替えて洗い場などで落としても割れない安全な素材を採用しています。

フィルターが円錐形状なので、ペーパーの円錐ドリッパーと同じ淹れ方で良いでしょう。

コレス「ゴールドフィルター」

他のメタルフィルターとは違いコレスは長穴です。

僕の中でメタルフィルターといえば、思い浮かべるのはこのcores(コレス)のゴールドフィルターです。純金コーティングされているため、化学変化に強く味と香りに対して、最も影響が少ないフィルターで、カビや臭いも付きにくいそうです。

メッシュの穴が大きいため、抽出は少し浅め。

シングルカップゴールドフィルターの場合、コーヒー豆は一杯につき11gで注ぐお湯は180ccで一投目は20ccを粉全体にお湯がかかるように注ぎ、3040秒間蒸らして、残り160ccを溢れないように数回に分けて注いで出来上がりです。

ペーパーとメタル、同じコーヒー豆を同じ量を使って抽出して飲み比べると、今回のコラムの内容が一発で理解出来ると思いますので、試してみてください。違いがわかれば、その時の気分や豆の産地の特徴に合わせて、ペーパーとメタルを使い分けたり、コーヒーを楽しむ幅も広がりますよ。

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